京福電気鉄道は3月13日、嵐電(京福電気鉄道嵐山線)嵐山本線の最終電車を繰り上げるなど、深夜帯を対象としたダイヤ変更を実施する。

  • 嵐電(京福電気鉄道嵐山線)嵐山本線が3月13日にダイヤ変更

最終電車の繰上げにより、四条大宮発嵐山行の最終電車は現行の四条大宮駅0時0分発から同駅23時45分発に変更され、15分繰り上げられる。嵐山発四条大宮行の最終電車は、現行の嵐山駅23時42分発から同駅23時27分発(休日は同駅23時30分発)となり、17~20分の繰上げとなる。嵐山発西院行の最終電車も、現行の嵐山駅0時25分発から同駅0時10分に変更し、15分繰り上げる。北野線のダイヤは変更せず、北野線との最終連絡も各方面ともにこれまで通りとのこと。

深夜時間帯の電車も一部見直し、23時台の四条大宮発の電車を現行の4本から3本に減らす。最終電車の繰上げにともない、0時台の四条大宮発の電車はなくなる。23時台の嵐山発の電車も現行の5本から4本に減らし、最終電車の繰上げにより、0時台の嵐山発の電車も現行の2本から1本に減らす。

ダイヤ変更の背景について、深夜時間帯の利用減少傾向が続く中、新型コロナウイルス感染症の拡大により、日中も含めて「利用の極端な減少」に歯止めがかからない状況だと説明。施設の保守や工事を行う夜間の作業時間を確保するためにも、利用実態に合わせて深夜時間帯のダイヤを変更する必要があったとしている。