カップヌードル(CUPNOODLE)とは、日清食品が世界に誇るグローバルブランドで、その開発に本腰を入れ始めたのは1969年(昭和44年)12月。同社が1958年(昭和33年)8月25日に発売した「チキンラーメン」の登場から10年が過ぎようとしていた頃、国内の即席袋めん市場が飽和状態になり、その状況を打開すべく、世界初のカップ麺「カップヌードル」の開発に踏み切りました。

  • 日本を代表する世界初のカップ麺

    日本を代表する世界初のカップ麺

1966年(昭和41年)6月、日清食品を創業者した故・安藤百福(呉百福)氏が市場調査のためアメリカを視察中、現地のバイヤーが紙コップとフォークで「チキンラーメン」を食べ始めたことに衝撃を受け、新製品の開発を強く意識するようになり、試行錯誤の末に「カップヌードル」を実現。

1971年(昭和46年)9月18日、伊勢丹百貨店(東京都新宿区)を皮切りに販売をスタートした「カップヌードル」は、販売当初なかなか売り上げが伸びず、頭を抱えた日清食品は専門の営業課を立ち上げ、夜勤の多い特殊ルートに営業かけるなど、地道な努力を重ねることで市民権を得ることに成功し、現在は国内年間売上1,000億円を誇る業界No.1ブランドに成長しました。

  • ふと“なにくそキムチ”に空目するトラップ

    ふと“なにくそキムチ”に空目するトラップ

今回のアレンジで使用するカップ麺「カップヌードル 謎肉キムチ」は、辛うめええ! 最強のコンビネーションをコンセプトに、カップヌードルの人気具材・謎肉(なぞにく)とキムチを組み合わせた数量限定フレーバーで、2021年1月11日に新発売。

  • 辛さレベル2

    辛さレベル2

謎肉とは、カップヌードルの発売当初から入っているシリーズ最古参の具材(ダイスミンチ)で、その正体は“肉(動物資源)と大豆(植物資源)由来の原料に、野菜を混ぜて味付けした”近未来ハイブリッドミート。好きな人は好き、苦手な人は苦手と極端に評価が分かれる具材ですが、熱狂的なファンが多いことでも知られ、それに特化した「謎肉丼」や「謎肉祭」に、変わり種の「珍種謎肉」などを展開してきた近年の日清食品。

  • 開封直後すでに香りがヤバい

    開封直後すでに香りがヤバい

「カップヌードル 謎肉キムチ」も謎肉に特化した商品で、具材は多めに入っているメインの謎肉に、パンチの効いたニラと風味の強い白菜キムチを組み合わせている、この時点で勝ち確の香りが頼もしい開封直後。

  • 謎肉の数は平均10個以上

    謎肉の数は平均10個以上

麺は既存の「シーフードヌードル」や「しお(SiO)」に使われている油揚げ麺と同じフライ麺なので、いまさら驚くようなクオリティではないのですが、ブランドのアイデンティティを象徴する重要な存在。キムチの風味と豚の旨みを効かせたスープも中毒性が高く、もちろんアレンジなしでも文句なしで美味しいのですが、さらに美味しくなる組み合わせを3つ紹介します。

謎肉キムチ×卵黄×チーズでマイルドに

  • 用意するのは「卵黄」と「チーズ」

    用意するのは「卵黄」と「チーズ」

果たして「たまご」と「チーズ」が合わないカップ麺があるのだろうか……否、むしろ合わないカップ麺のほうが珍しいくらい鉄板の組み合わせなので、たいした驚きもなく申し訳ないのですが、もちろん「謎肉キムチ」との相性も申し分ありません。

  • どちらも調理後のカップ麺に入れるだけ

    どちらも調理後のカップ麺に入れるだけ

なかには熱湯を注ぐ前に卵やチーズを入れる方もいらっしゃいますが、先に入れてしまうと一部の麺が戻らなくなってしまうので、どちらも調理後に入れるのがポイント。チーズは熱で溶けるタイプであれば、スライスでもシュレッドでも構いませんし、生の卵が苦手な方は温泉卵でも大丈夫。

  • あまり混ぜすぎないのがオススメ

    あまり混ぜすぎないのがオススメ

卵黄もチーズも今回の「謎肉キムチ」と相性がよく、がっつり混ぜてしまうのも悪くないのですが、卵黄とチーズをトッピングしてからは“あまり混ぜない”のがオススメの食べ方。そのほうが卵黄のコクやチーズの濃厚な旨味をダイレクトに、そして対比を描く程よい辛さのメリハリが楽しめます。

今回は卵黄とシュレッドタイプのミックスチーズを使用しましたが、味付けされた「さけるチーズ」を細く割いて入れるとバリエーションが広がるので、バター醤油味やローストガーリック味、スモーク味など、ちょっと冒険してみると楽しいかもしれません。

辛い系のカップ麺には納豆もオススメ

  • 辛いカップ麺は納豆と相性抜群

    辛いカップ麺は納豆と相性抜群

以前に筆者が『マツコの知らない世界』に提供した“蒙古タンメン中本のカップ麺に納豆を入れる”レシピしかり、辛いカップ麺と納豆は相性がよく、しかも今回は発酵食品のキムチが最初からカップ麺に含まれているので、その相乗効果も見込める鉄板の組み合わせ。

  • 見た目に華はないですがw

    見た目に華はないですがw

こちらも調理後のカップ麺に納豆をトッピングするだけの簡単なアレンジですが、納豆は“しっかり混ぜてからトッピングする”のがポイント。それから辛子(からし)が別添されていた場合、それも一緒に入れると味に深みが出るので、お湯を注いでから待っている間にでも納豆に混ぜ込んでおいてください。

  • クセになる美味しさ

    クセになる美味しさ

なかには特殊な納豆のタレもありますが、基本はカツオや昆布をベースにした醤油味なので、お好みで入れていただいても省いていただいても構いません。ただ、お湯を少なめに調理した「カップヌードル 謎肉キムチ」に、タレなしの納豆を入れるのがベストかと思います(残ったタレは「卵かけごはん」や「たまご焼き」の隠し味にでも)。

カップヌードル炒飯にアレンジしても絶品

  • ラードが決め手

    ラードが決め手

最後に紹介するアレンジは、カップヌードルを「炒飯(チャーハン)」にアレンジする変わり種。カップヌードルの公式Twitterアカウントに取り上げられたこともあるレシピなので、ご存知の方も多いかと思いますが、今回の「謎肉キムチ」もカップヌードル炒飯に打って付けのフレーバー。

  • ご飯の量は茶碗に1杯くらい

    ご飯の量は茶碗に1杯くらい

基本的にカップヌードル炒飯は「白ごはん」「生卵」「サラダ油」を用意すれば作れますが、中毒性を高めるためにチューブの「生にんにく」をプラスするのと、用意できる方はサラダ油よりも「ラード」を使うのがオススメ。もともと「謎肉キムチ」は白ごはんと相性がいいフレーバーですし、謎肉とキムチの旨みが染み渡る炒飯は語彙力を失うウマさ。

  • ナゾニク、キムチ、チャーハン、ジャスティス

    ナゾニク、キムチ、チャーハン、ジャスティス

作り方は、以前に紹介した『脱カップ麺!? 蒙古タンメン中本を炒飯にアレンジ!!』と同じ要領で、砕いて水で戻したカップ麺を、炒めた卵とごはんに入れて一緒に炒めれば簡単に作れます。ぜひ参考になさってください。