• 清原果耶

――その最初のハードルが朝ドラでしたね。

プレッシャーや責任感を感じる余裕すらありませんでした。「セリフを覚えないと!」「次はどんなシーン?」という思いでずっと撮影していて。すべてを終えて、「乗り切れたんだ。よかった……」とようやく思えたというか。今振り返ると、気負ってしまって空回りするより、それで良かったんじゃないかなと思います。たくさんのことを学ばせていただいて、「お芝居が好き」という自分を見つけられた大切な作品です。

――今日お会いしてあらためて思いました。ブログの文面もそうですが、言葉選びが巧みというか。16歳とは思えません(笑)。どこで養われたんですか? 読書?

本当ですか(笑)? 本はたまにしか読みません。国語は好きです。言葉であれば……『愛唄-約束のナクヒト-』(1月25日公開)という映画で詩を書く女の子を演じさせていただいて、それがきっかけで詩集を読むようになりました。言葉は簡単なようで、いろいろな意味を含んでしまう難しいもの。映画を通して学んだことが、もしかしたら無意識に自分の言葉選びにも影響しているのかもしれません。

  • 清原果耶

――出会う作品ごとにさまざまなことを吸収できる職業。役者の醍醐味ですね。

「吸収できたらいいな」「成長できたらいいな」という思いで、作品に参加させていただいています。

――そういう期待を込めて臨んでいらっしゃるんですね。

期待というか、願いに近いかもしれません(笑)。

  • 清原果耶

――それでは最後に。葛藤しながらも演じた『デイアンドナイト』が教えてくれたことは何ですか?

役者1人で作品は成立しません。相手役の方がいらっしゃって、そこで受け取ることをいかに嘘がなく、リアルに表現できるか。奈々は自分が透けて見えるような役で自分ともリンクするところがあって、それを一番近く、濃く感じたような作品でした。これまでにはない、貴重な体験です。

  • 清原果耶

■プロフィール
清原果耶
2002年1月30日生まれ。大阪府出身。2014年、12歳で受けた「アミューズオーディションフェス2014」で3万2,214人の中からグランプリを受賞し、芸能界デビュー。2015年から2018年まで『nicola』、2018年から『Seventeen』の専属モデルを務めている。2015年にNHK連続テレビ小説『あさが来た』で女優デビューを飾り、『精霊の守り人』(NHK)、『セトウツミ』(テレビ東京)、『透明なゆりかご』(NHK)など数々のドラマに出演。『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』でスクリーンデビューし、『3月のライオン 前編/後編』(17)、『ちはやふる-結び-』(18)に出演するなど、映画界でも活躍している。