数年前の写真を見て、「若い!」と感じたら、それは「老け込みのサイン」かもしれません。

というのも、40男は髪型やファッションが同じであっても、顔の輪郭が徐々に変わってくるからです。これは加齢によって誰もが通る道ですが、美容意識が高い女性に比べ、多くの男性は「顔がたるみ始めていること」にすら気付いていません。

美容に対する知識が足りない結果、「年齢とともに顔の輪郭が変わってきている」という認知がないのです。

今回は、40男がフェイスラインのたるみを解消する「3つの方法」について、美容ジャーナリスト 加藤智一さんの監修のもと、『38歳からのビジネスコーデ図鑑(日本実業出版社)』の著者がお伝えします。

  • 40男が注意したいフェイスライン(写真:マイナビニュース)

    40男が注意したいフェイスライン

化粧品ではカバーしきれない「たるみの秘密」

年齢とともに全身の筋力が落ちた結果、フェイスラインがたるみます。人間を老け込んで見せる原因のひとつですが、値段にかかわらず、化粧品ではたるみを解決できません。「塗るだけでキュッと引きあがる」という宣伝文句は、我々ユーザーが抱いた幻想だからです。

たるみを引き上げる真の解決策は、「全身運動による筋力トレーニング」に尽きます。特に、BIG3と呼ばれる「ベンチプレス」「スクワット」「デッドリフト」を行い、大きな筋肉を付けること。

加齢で落ちてきた筋力の復活とともに、顔も含めた全身がリフトアップします。ランニングやウォーキングにはない効果を40男にもたらします。

身近にいるマッチョ男性の顔に注目してみてください。鍛え上げられた肉体に目が行きがちですが、年齢に対してフェイスラインが垂れていないはずです。身体を鍛えるということは、顔のたるみを引き締めることにもつながることは意外と知られていません。

その場しのぎの効果しかないマッサージ

美容への意識が高い40男は、既にマッサージなどの施術を受け、たるみ解消の努力をしているのではないでしょうか。マッサージは1週間程度の短期的な効果を得ることは可能です。ところが、その効果は思いの外、持続しません。

結婚式はじめ、写真を撮られるなど照準を合わせた施策としては効果的ですが、施術コストや通う手間を考えるならば、顔のエクササイズ「フェイササイズ」がお勧め。口の中でほうれい線に沿って舌を動かし、口内から顔の筋肉を引き締めるセルフトレーニングです。

顔の上から与える刺激よりも、口の中から顔周りの筋肉を押し上げる方が、サステナブルな効果を得られるのです。

光の屈折を利用してシャープで若々しいフェイスライン

筋トレとフェイササイズによる自助努力をしたうえで、さらに効果を発揮させる化粧品があります。たるみ対策に特化した「Vライン美容液」です。塗ることで、潤い艶感がでやすい肌を育てます。

実は、フェイスラインは光の反射・屈折によって見え方が変わります。女性のメイク同様、光の反射によって顔の輪郭もシャープに見えるのです。そこでVラインと呼ばれる、顎のラインに艶感を与えるための美容液が有効なのです。

さいごに、即効性を求めるならば「美容医療」もいう選択肢もあります。

ヒアルロン酸・ボトックス注射ではフェイスラインのたるみを解消できませんでした。ところが、人体で溶ける手術用の糸を通す「スレッドリフト」という手法が浸透したことによって、フェイスラインを1年くらいシャープにすることが可能になったのです。

フェイスラインのたるみ一つとっても、いろいろな対策があることが分かりました。まずは、筋力を鍛えることから始めてみてはいかがでしょうか。

著者プロフィール: 森井良行(もりい・よしゆき)

エレガントカジュアル 代表取締役
20代後半から40代の男性のファッションを「エレガントカジュアル」でワンランクアップさせる「服のコンサルタント」。 街のセレクトショップを歩き、顧客に試着を繰り返してもらいながら、その人に最も似合う服を探していく独自の「買い物同行」は9割以上の高い満足度を誇る。ツイッター「@elegant_casual」

著書『38歳からのビジネスコーデ図鑑』 (日本実業出版社)