「お疲れですか?」と聞かれたことはありますか。目の下の「たるみ」や「くま」が原因かもしれません。というのも、目の下の皮膚は体のなかでも薄く、「加齢による変化」や「血行不良のサイン」が如実に表れるからです。

年齢とともに筋肉が衰えたことで起きる「たるみ」。血行不良が原因で起きる「くま」。どちらの対処法も別物に見えますが、くま・たるみ・色素沈着は複合的な問題です。40男の「目の下のたるみ」問題を解決する方法について、『38歳からのビジネスコーデ図鑑(日本実業出版社)』の著者がお伝えします。

  • 40男が勘違いしがちな「目の下のたるみ」問題(写真:マイナビニュース)

    40男が勘違いしがちな「目の下のたるみ」問題

目の下のマッサージは無意味!?

たるんだ皮膚を伸ばすマッサージは、ほぼ効果がありません。加齢とともに萎んだ「目の下の筋肉を取り戻すこと」が先決です。と言っても、皮膚が薄い目の下をピンポイントで鍛える訳ではありません。

目の周りではなく、全身を鍛える必要があります。筋トレのビッグスリーと呼ばれる「ウエイト」「スクワット」「デッドリフト」によって、全身の大きな筋肉を鍛えた結果、目の下に張りが出ます。

マッチョの人は、身体のみならず、顔の肌も弾力を感じますよね。身体を鍛えるということは、顔も含めた全身に、張りが出るからです。

その成果は「たるみ」に加え、「くま」の解消に役立ちます。鍛えることで代謝が高まり、血行の促進を促すからです。

血行不良を引き起こしていた2つの原因

血行不良には、2つの原因が考えられます。「栄養不足」と「末端神経の冷え」です。

手軽なコンビニやジャンクフードに頼らず、朝からタンパク質を取りましょう。1日に摂取すべきタンパク質の量を知っていますか。体重の1.2~1.4倍がひとつの目安と言われています。たとえば、体重60キロの場合、72~84グラムの摂取が必要です。※樋口満編著『新版コンディショニングのスポーツ栄養学』(市村出版)より

しかも、摂取したタンパク質と同じ分量を吸収する訳ではありません。効果的な筋肉を増やすには、ホエイプロテイン2スプーン程度が目安です。

  • 筆者も飲んでいるホエイプロテイン

    筆者も飲んでいるホエイプロテイン

次に、末端神経の冷えを抑えるための入浴です。血行不良の原因のひとつに、末端神経の冷えがあります。冬は当然ですが、夏も浴槽につかりましょう。オフィスや通勤電車で冷風に当てられた末端神経の冷えを取るには、シャワーでは不十分だからです。

美容医療による裏ワザ

「たるみ」や「くま」問題の対処法は、目の下に直接アプローチするのではなく、「筋トレ」や「生活の見直し」による間接アプローチが効果的だと分かりました。とはいえ、即効で効果を発揮したい場合、美容医療しか選択肢はありません。

翌朝から即効果を感じる手法は「ヒアルロン酸の注入」です。下垂している目の下の皮膚を注入で厚くし、張りを出す方法です。ただし、その効果はずっと続く訳ではありません。半年から1年と言われています。

そういう意味では、栄養を取りながら筋トレすることに勝る対策はありませんね。

著者プロフィール: 森井良行(もりい・よしゆき)

エレガントカジュアル 代表取締役
20代後半から40代の男性のファッションを「エレガントカジュアル」でワンランクアップさせる「服のコンサルタント」。 街のセレクトショップを歩き、顧客に試着を繰り返してもらいながら、その人に最も似合う服を探していく独自の「買い物同行」は9割以上の高い満足度を誇る。ツイッター「@elegant_casual」

著書『38歳からのビジネスコーデ図鑑』 (日本実業出版社)