夏、薄着になると「だらしなく見える」男性が続出します。暑さで重ね着ができないからこそ工夫した「小物の使い方」で誤解を生むリスクや、爽やかさを意識したけれども見落としていた「丈直し」、また、両手が自由になるボディーバッグの使い方でだらしなく見える人がいます。

海・山のみならず、都会のアーバンリゾートも含めた着こなしで40代男性が陥りやすい3つの盲点をお伝えします。もちろん、20、30代の方にも当てはまるので、参考にしてください。

  • 夏のリゾートスタイルでの注意点

リゾートのパンツは丈で印象が変わる

ショートパンツでもロング丈でも構いません。リゾートに合う王道アイテム「白パン」。せっかくチョイスしたけれども、長すぎるパンツ丈は白であっても「重い」印象です。

2010年代以降、白に限らず、パンツ丈は全体的に「アンクル丈」が基本になりました。リゾートという開放的なシチュエーションであれば、なおさら軽快な印象でいたいところです。だからこそ、「足首がスッキリ見える」ようにパンツ丈は、立っている状態でくるぶしが見える程度を基準にしましょう。

もし、手持ちのパンツ丈が基準より長いならば、夏休み前に裾上げしたいですね。近隣のお直し屋さんで1千円程度の工賃で対応してくれるはずですから。

サマージャケットにボディーバッグ!?

海・山のみならず、ナイトプールなど都会のアーバンリゾートを満喫する男性もいます。このとき、陥りがちな格好が、サマージャケットにボディーバッグという組み合わせです。

というのも、動きと共にボディーバッグがズレるため、ジャケット風の上着に変なシワがつくからです。その様はキレイなものではありません。ボディーバッグに合う夏スタイルは1枚で着られる服に限定されます。

例えば、ポロシャツ、Tシャツです。重ね着しないからこそ、アウターのシワを心配する必要がないからです。サマージャケットを羽織るならば、カバンは手もちのトートバッグやクラッチバッグを選びましょう。また、ボディーバッグを生かすならば、Tシャツ・ポロシャツを選びましょう。服とバッグの相性を意識することが大切です。

アクセサリー初心者が失敗しやすいポイント

夏、薄着だからこそメリハリをつけるため「アクセサリー」を導入する40男もいることでしょう。このとき、初心者ほどネックレスは避けたいところです。というのも、ネックレスほどコーディネートが難しい小物はないからです。

顔回りにくる小物だからこそ目立ちます。存在感が強いため、芸能人・スポーツ選手のように、目立つことも仕事の一環の人にこそ合うのです。もし、どうしてもネックレスを導入する場合はチェーン・モチーフともきゃしゃなものを選びましょう。

そこで、アクセサリー初心者には「きゃしゃなバングル」をお勧めします。Tシャツ・ポロシャツ・サマージャケット、アイテムを選ばず合わせられますし、首元ではないので悪目立ちしません。さり気なくアクセサリーを身に付けられるからです。

著者プロフィール: 森井良行(もりい・よしゆき)

エレガントカジュアル 代表取締役

20代後半から40代の男性のファッションを「エレガントカジュアル」でワンランクアップさせる「服のコンサルタント」。 街のセレクトショップを歩き、顧客に試着を繰り返してもらいながら、その人に最も似合う服を探していく独自の「買い物同行」は9割以上の高い満足度を誇る。 著書『毎朝、迷わない! ユニクロ&ツープライススーツの上手な使い方』 (WAVE出版)