缶詰博士の黒川氏によると、缶詰は食品ロスを防ぐのに最適だそうです。未利用だったり不人気だったりする原料をまとめて調理して、新しい価値を与えることができるからだと言います。
「この缶詰も市場に出回らない部位を活用したもの。レバー好きにはたまらん一品です!」
いっそのことごちそうに
内臓好きの人っていますよね。焼き鳥屋なんかでも、レバーとかハツとか砂肝ばかり食べてる人。ああいう人ってどうなんでしょ? キモいですかね?
何を隠そう僕もそのひとりであります。キモいと思われても構わない。あの多彩な風味、歯応えを知ってしまったら、普通の肉だけでは物足りないのだ。
ああ、それなのに。肉の流通市場ではレバーやハツの一部が出回らず、余ってしまうらしい。銘柄鶏の「信州福味鶏(しんしゅうふくみどり)」でさえそうだとか。
でもせっかくのいい素材だ。「いっそのことご馳走にしてしまえ!」とSDGs的発想で開発されたのが、ICS-net「福味鶏ふくふくレバー 贅沢ネギ塩」だ。
加熱したレバーの匂い
品名に「ネギ塩」とあるから、味付けはきっとタン塩っぽいのだろう。そっちも大好物である。そんな期待も込めて、開缶!
淡い褐色の鶏レバーがぎっしり詰まっている。香ばしいゴマ油と長ネギの香りが立ち昇ってくるが、同時に加熱したレバー特有の匂いもある。つまりタン塩的な匂いではなく、レバニラ炒めのニラをネギに変えたような匂いだ。
内側は美しいピンク色
鶏レバーを持ち上げると、この通り。表面に脂が浮いてきらきらと輝いている。レバー同士が重なっていたところをはがすと、その内側は美しいピンク色だ。ネギは予想以上に量が多くて、地味に嬉しい。
くすみや雑味がない
かくのごとし。何も足さず、何も引かず、白ごはんと一緒にいただく。
レバーは中身が詰まっていて、むっちりとした食感。レバー特有の匂いはあるが、味にくすみや雑味がない。なのでゴマ油やネギの風味が素直に乗って、飲み込んだあともすっきりとしている。素材がいい証しでありましょう。
この「福味鶏ふくふくレバー」には、他にもパテやしぐれ煮などのバージョンがあり、合計6種類が販売されている。現在は6缶のセット販売となっているから、真のレバー好きにオススメしたい。
缶詰情報
ICS-net/福味鶏ふくふくレバー 贅沢ネギ塩 85g 1,383円
NAGANOマルシェなどのショッピングサイトで入手可。