焚き火台は、暖を取ったり料理をしたり、アウトドアには欠かせません。今回は炭火で肉を焼く男子が、他人と一気に差をつけるお話。

焚き火台はなんでも良い

まず用意するのものはこちら。

  • 焚き火台と薪(写真:マイナビニュース)

    焚き火台と薪

私は1~2名のキャンプが多いのでサイズ的にスノーピークの焚き火台Mサイズを利用していますが、基本的には薪が燃える焚き火台であれば、なんでも問題ないです。

次に燃料となる薪ですが、アウトドアショップにも置いていますが、ホームセンターにある薪で十分です。

肉の名前でこだわりを演出

さっそく肉を焼いていきましょうと言いたいところですが、普通にお肉を焼いても面白くないので、第1回で紹介したように「男なら……」を意識している私が今回おすすめするのはこちら北海道余市産「ロイヤルストレートフラッシュポークチョップ(FOOD29)」(笑)。

肉の名称ですでに友達から注目されること間違いなしですが、肉質が柔らかく、油もさっぱりしていて、煮ても、焼いても抜群にうまい北海道の豚肉です。このようなネーミングにユーモアがありちゃんとおいしいお肉を探す労力を惜しまないことがモテBBQへの第一歩です。

何よりも男たるもの骨付き肉を焚き火で焼くという行為だけで、男性ホルモン全開。焼き終わった後には2割増しで顔が濃くなること間違いなしです。※個人的感想です

形にこだわらない焚き火の付け方

まずは焚き火台に薪を適当に男らしく並べます。燃焼効率がいい並べ方などいろいろ紹介されていますが、肉を焼くというテーマなのでまた別の機会にご紹介します。

薪を並べたら速攻で火を付けるための最強男アイテムがこちらSOTOフィールドチャッカー!!

使い方は簡単。上部に付いているつまみを回し、横についているスイッチを押すと簡単に強力な火を噴射することができる優れものです。

では薪に火を付けます。積み上げた薪の下に狙いを定めて火を噴射。しばらくすると火が燃え上がってくるので、火力を顔面に感じ始めたらOKです。

アルミホイルで小慣れ感を出す

焚き火台に付属の焼き網がある場合はそれを、無い場合はどこにでもあるような焼き網を焚き火台の上にのせたら準備完了です。

焚き火台にポークチョップをのせたら、火加減は常に強火で片面10~15分ずつ焼いていきます。表面がお好みの焼き色になったらOKです。

そしてここで登場するのがBBQモテ必須アイテムの「アルミホイル」。1回目の記事でも紹介しましたが、焼けた肉をアルミホイルに包んでおく行為自体がひと手間かかっている小慣れ感が演出できるのでお勧めです。

前回の記事ではアルミホイルに包んで寝かせて完成でしたが、今回はちょっとステップアップしていきましょう。

焼き目のついたポークチョップをアルミホイルに包み、そのまま焚き火台の中に放り投げます。放り投げるといっても、本当に投げないでくださいね。

あなたがポークチョップを薪の上で焼く姿は男の中の男そのものです。周りにいる友人、いやオーディエンスたちは、もうあなたなしではBBQに行くことは不可能な状況になっていることでしょう。

薪の上でポークチョップを焼くこと約10~15分。いよいよ完成です。

包丁ではなくアウトドアナイフでカット

焼けた骨付き肉を木のプレートにのせて、包丁ではなくナイフでカットしていきます。

オピネルは切れ味が鋭く持ちやすい波型フォルムで人気のアイテム。今回はこれを使い、骨から肉を外し適当に切り分けます。

これでも十分おいしく食べられますが、モテるために大事な調味料をご紹介します。

モテるなら〇〇塩

前回はトリュフ塩をご紹介しましたが、今回は豚肉の油もすっきりさせてくれて最後までおいしく完食できる調味料の「レモン塩」です。

レモン塩を付けることによって女性でもポークチョップ1本はペロッと食すことができます。

豚肉を一口食べた後に、「これレモン塩だよ」と一声発して二口目から提供してあげると、よりあなたのモテ度は焚き火のごとく燃え上がることでしょう。

今回は一見難しそうなポークチョップの焚き火料理でしたが、意外に簡単にできちゃうので、ぜひ記事を参考にチャレンジしてみてください。

著者プロフィール: 星昌宏(ほし・まさひろ)

1984年札幌生まれ。「アウトドアX○○」をテーマにしたイベントをはじめ複数事業を手がけながら、年間40泊以上を札幌市・近郊のキャンプ場で過ごす。

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