多くの広大な公園や西洋の文化を感じる街並みなどで有名な神奈川県。そこで今回、マイナビニュース会員を対象に「神奈川県といえば何を思い浮かべる?」というアンケートを行いました。

知れば次の休日に遊びに行きたくなる、そんな神奈川県の魅力をチェックしてみてくださいね。

神奈川県に行ったことはある?

最初に、「神奈川県出身、あるいは旅行・仕事などで神奈川県を訪れたことはありますか?」と聞いたところ、回答は以下のようになりました。

はい…80.8%
いいえ…19.2%

今回のランキングは「はい」と答えた方からの回答を元に作成しています。

神奈川県といえばランキング

  • 神奈川県といえばのランキング紹介

    神奈川県といえばランキング

次に、「神奈川県と聞いて思い浮かべるもの」を聞いたところ、結果は以下のようになりました。

1位  横浜中華街の中華料理(21.8%)
2位  箱根(7.3%)
3位  みなとみらい(6.9%)
4位  横浜赤レンガ倉庫(5.6%)
5位  横浜駅(5.2%)
6位  鎌倉大仏(4.8%)
7位  崎陽軒のシウマイ(4.4%)
7位  江ノ電(4.4%)
7位  港の見える丘公園(4.4%)
10位 山下公園(3.2%)
11位 三崎マグロ(2.4%)
11位 横須賀海軍カレー(2.4%)
11位 新横浜ラーメン博物館(2.4%)
14位 江ノ島のしらす丼(2.0%)
14位 横浜ランドマークタワー(2.0%)
16位 家系ラーメン(1.6%)
17位 横浜中華街の小籠包(1.2%)
17位 サンマーメン(1.2%)
17位 鎌倉五山(1.2%)
17位 茅ヶ崎海岸・由比ヶ浜海岸(1.2%)
17位 元町商店街(1.2%)
17位 大磯ロングビーチ(1.2%)
23位 箱根大涌谷の温泉卵(0.8%)
23位 けんちん汁(0.8%)
23位 小田原城址公園(0.8%)
23位 逗子マリーナ(0.8%)
23位 鎌倉小町通り(0.8%)
23位 小田原城(0.8%)
23位 臨港パーク(0.8%)
23位 よこはま動物園ズーラシア(0.8%)
31位 はんなり棒(0.4%)
31位 モアナマカイ珊瑚礁のカレー(0.4%)
31位 月餅(0.4%)
31位 新江ノ島水族館(0.4%)
31位 横浜アンパンマンこどもミュージアム(0.4%)

ここからは10位までにランクインした項目について、3つのポイントやおすすめの理由などをご紹介します。

1位 横浜中華街の中華料理(21.8%)

  • 横浜中華街の中華料理屋

    横浜中華街の中華料理

神奈川県といえばランキング、1位は「横浜中華街の中華料理」でした。

横浜中華街は開港後、西洋人とともに一緒に来日した中国人の外商が商売を始め、その後増加する中国人とともに次第に形成されていきました。日本最大級の規模を誇ると言われる横浜中華街には、約600軒以上の店がひしめいています。

中華街では、熱々の焼小籠包や北京ダックからパンダの中華饅まで、中国にまつわるグルメの食べ歩きが堪能できます。また、民族衣装を着て撮影ができるなど、中国の文化を体験できる中華街最大級のエンターテインメント施設「横浜大世界」も人気の観光スポットです。

春節や中秋節など中国の重要な祝日にはイベントが開催され、賑やかな雰囲気を楽しむことができるのだとか。

3つのポイント

1.日本最大級の中華街: 約600軒以上の店で、グルメや雑貨からエンターテインメントまで堪能することができます。
2.中国文化も楽しめる:「横浜大世界」では、中国の伝統芸術「花文字」の職人技を目の前で見学することができます。
3.横浜最強のパワースポット:中華街に構えられた「横浜関帝廟(よこはまかんていびょう)」と「横浜媽祖廟(よこはままそびょう)」は、様々なご利益を得られるパワースポットとなっているそうです。

おすすめする理由

「象徴的な場所であり、メディアでも取り上げられて有名だから。」(男性・42歳)
「あの規模の中華街は他にはないから。」(男性・59歳)
「横浜で一番魅力を感じるところだから。」(男性・41歳)

住所 〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町
webサイト 横浜中華街

2位 箱根(7.3%)

2位は「箱根」でした。都心から気軽に遊びに行ける箱根は、海外観光客からも注目が高まっています。特に観光の拠点として人気の「箱根湯本」は1200年もの歴史を持つ、箱根で最も古い温泉地。箱根の中でも多くの温泉施設や宿泊所、飲食店などが充実している、連日多くの観光客で賑わう観光スポットです。

温泉地として有名な箱根ですが、実は美術館や歴史資料館が充実していることも魅力のひとつ。一年を通して芸術鑑賞も楽しむことができます。

3つのポイント

1.日本有数の一大温泉街:大小17の温泉地が集結し、良質な温泉が湧き出ています。
2.豊富な芸術:『箱根彫刻の森美術館』や『箱根ガラスの森美術館』など、上質なコレクションを楽しめる美術館や博物館も箱根の魅力です。
3.自然に囲まれたリフレッシュ地:あたり一面に群生するススキが美しい「仙石原高原」、いく筋もの水がすだれ状に流れ落ちる「千条の滝」など、迫力のある自然光景を楽しむことができます。

おすすめする理由

「日本有数の温泉地だから。」(女性・31歳)
「ゆっくりできて、景色も施設もキレイだから。」(男性・49歳)
「家族で旅行に訪れたが、箱根湯本は活気があって賑わっていたから。」(男性・38歳)

3位 みなとみらい(6.9%)

3位は「みなとみらい」でした。神奈川県横浜市の中心地である「みなとみらい」は、横浜市屈指の観光エリア。開港の歴史を感じさせる風情が残る建造物や、みなとみらいのシンボルである横浜ランドマークタワーのような、都会的なスポットが融合するエリアです。

3つのポイント

1.家族でのお出かけ先にぴったり:3棟の高層ビルから成る複合施設「クイーンズスクエア横浜」やシーズンごとにイベントも開催される「横浜赤レンガ倉庫」などを構えるなど、老若男女が楽しめるエリアです。
2.朝から夜まで楽しめる:みなとみらいの広々とした公園では、朝ランニングから都心的な輝きが映える夜景の堪能まで、一日中楽しみを見出せます。
3. 大都会で自然を満喫できる:街中に生い茂る木々や芝生で森林浴、海に隣接した公園では海気浴もできるので、気分をリフレッシュしたい人におすすめです。

おすすめする理由

「旅行に行った時に、夜景が素晴らしかったから。」(男性・52歳)
「神奈川県の中心地である横浜市の最もメジャーな観光スポットだから」(男性・61歳)
「近代的な街並みが素晴らしいから。」(男性・51歳)

4位 横浜赤レンガ倉庫(5.6%)

4位は「横浜赤レンガ倉庫」でした。煉瓦造建築が目を引く、横浜を代表する観光スポット。横浜赤レンガ倉庫は、明治末期から大正初期に、国の模範倉庫として建設されたレンガ造りの歴史的建造物です。

日中はショッピングや観光をする人で賑わう横浜赤レンガ倉庫。夜になると倉庫全体がオレンジ色にライトアップされ、昼間とは違った幻想的な雰囲気が楽しめます。「イベント広場」では、季節ごとにさまざまなイベントを開催しています。

3つのポイント

1.由緒ある歴史的建造物:経済産業省の「近代化産業遺産」への認定や、日本国内で初となる「ユネスコ文化遺産保全のためのアジア太平洋遺産賞」での優秀賞受賞など、歴史的建造物として高い評価を得ています。
2.バラエティ豊かなショップ:人気のグルメ店はもちろん、横浜土産のショップも豊富です。
3.豊富なイベント:毎年「オクトーバーフェスタ」や「クリスマスマーケット」などのイベント会場としても有名な横浜赤レンガ倉庫には、イベント目当てでも多くの人が訪れます。

おすすめする理由

「横浜といえば、みなとみらいの赤レンガだと思うから。」(男性・31歳)
「クリスマスの時期になるとお店や食べ物屋さんが並んで楽しめるから。」(女性・68歳)
「横浜らしい場所・デートスポットだから。」(女性・47歳)

住所 〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港1丁目1−1
webサイト 横浜赤レンガ倉庫

5位 横浜駅(5.2%)

5位は「横浜駅」でした。横浜市で、乗降客数が最も多い横浜駅。実は、日本で最初に鉄道を運行したという歴史ある駅なのだとか。

横浜駅には大きなショッピング施設や飲食店が集まり、ショッピングモール内に映画館も備わっており、日常品の買い物からお出かけスポットとしてまで利用できる利便性の高い駅です。11路線が乗り入れており、アクセスが良好なことも魅力の1とされています。

3つのポイント

1.幅広いシーンで使える駅:家族での買い物から友人との遊び場としてまで、幅広いシーンに対応できる利便性の高い駅です。
2. 観光地に近い:横浜駅周辺には、横浜の人気の観光スポットがいくつもあります。待ち合わせ場所としても便利な駅です。
3. アクセスが良好:11路線が乗り入れており、お出かけに便利な駅となっています。

おすすめする理由

「神奈川の中心で商業施設が多いから。」(男性・60歳)
「住みたい町ランキングでも常連でステータスのある地域に位置しているから。」(男性・47歳)

住所 〒220-0011 神奈川県横浜市西区高島2丁目
webサイト 横浜駅

6位 鎌倉大仏(4.8%)

6位は「鎌倉大仏」でした。鎌倉を代表する名所となっている、鎌倉大仏。日本三大大仏の1つとされ、「鎌倉大仏」や「長谷の大仏」という愛称で親しまれています。

鎌倉大仏は像高約11m(台座を含めると13.35m)、顔の長さだけで2.35mもあり、全体の重さは121tという巨大な大仏。

高徳院の休憩所にある大わらじは、3年に1回新しいものが奉納されており、半世紀以上の歴史をもつと言われています。“大仏様に日本中を行脚し、万民を幸せにしていただきたい ”という願いが込められているそうです。

3つのポイント

1.鎌倉で親しまれる国宝:鎌倉に存在する大仏では、唯一国宝に指定されています。
2. 大仏以外の見どころ:高徳院の境内には祐天上人の御字が彫られた石碑、与謝野晶子や金子薫園の歌碑など、数多くの石碑があります。
3.自然豊かなハイキングコース:自然の山道を楽しめるハイキングコースがあります。

おすすめする理由

「全国的に有名だから。」(男性・71歳)
「鎌倉駅から近く散策買い物もでき、そのまま鎌倉大仏までいけるから。」(男性・61歳)

住所 〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷4丁目2番28号
webサイト 鎌倉大仏

7位 崎陽軒のシウマイ(4.4%)

7位は「崎陽軒のシウマイ」でした。昭和3年から発売する崎陽軒のシウマイは、子どもから大人まで多くの人に愛されています。

当時、横浜名物を生み出すべく開発された崎陽軒のシウマイ。駅弁として販売するにあたり冷めてもおいしいことにこだわり、約1年の試行錯誤を経て完成したのだとか。

横浜名物として大成功を収めた崎陽軒のシウマイは、今や横浜市だけに収まらず駅弁の定番として、全国展開しています。

3つのポイント

1.冷めてもおいしい仕上がり:旨みを凝縮した「干しホタテ」が、焼売のタネの旨みを引き出し、冷めてもおいしくなる味の要となっています。
2.オンラインでも購入できる:駅弁の定番となった崎陽軒のシウマイ。その人気ぶりから販路を広げ、現在ではオンラインショップでも購入できます。
3.バラエティ豊かなフレーバー:えびやカニからチーズまで、幅広いフレーバーで焼売を展開しています。

おすすめする理由

「全国区で知名度が高いから。」(女性・49歳)
「駅弁ではすば抜けて美味しいから。」(男性・66歳)
「定番で美味しいから。」(男性・50歳)

住所 〒220-0011 神奈川県横浜市西区高島2丁目12−6(本社)
webサイト 崎陽軒

8位 江ノ電(4.4%)

8位は「江ノ電」でした。観光スポットとしておすすめの鎌倉・湘南エリアを走る、江ノ島電鉄。観光には欠かせない車両として、重宝されています。

緑ベースに黄色のラインが入った、レトロで可愛らしい雰囲気を纏った車両は、昔から変わらぬ外観。都心ではなかなか見かけない車両が、人々の心を惹きつける魅力となっています。

多くのアニメやドラマのシーンにも使われてきたことで、幅広い世代から愛され続けています。

3つのポイント

1.気分転換におすすめ:湘南の海沿いを走る江ノ電は、沿線の途中多くの絶景スポットを通ります。
2.聖地巡礼の地:江ノ電は、現在に至るまで多くのアニメやドラマのシーンに使われ、聖地巡礼としても訪れる人が増えています。
3.オールシーズン楽しめる:春には桜、梅雨の時期にはあじさいなど、車内から季節ごとに違った魅力を楽しめます。

おすすめする理由

「鎌倉に行った時に江ノ電に乗り、とても風情が感じられる電車と景色が印象に強く残ったから。」(女性・50歳)
「昔ドラマでみた江ノ電を見てみたくて訪れた時、乗って感動したから。」(女性・51歳)
「江ノ電に乗って海岸線を見たら最高だったから。」(男性・71歳)

8位 港の見える丘公園(4.4%)

8位には「港の見える丘公園」もランクイン。平成3年に「バラ」が横浜市の花として定められた記念として、約110種1,300株のバラが咲き誇ったバラ園が公開されました。園内の「イングリッシュローズの庭」は、横浜でも有数のバラの名所として有名です。英国風の庭をテーマに、一年草や宿根草なども入った混植のガーデンとして、四季を通していろいろなバラや草花が咲き競います。

3つのポイント

1.バラの名所:バラの最盛期である5月中旬から6月中旬、10月中旬から11月中旬には、多くの人が訪れます。
2.絶好のビューポイント:山下公園、横浜ベイブリッジ、みなとみらい方面などを見渡せる展望台は、フォトスポットとしても人気の高い公園です。
3.リフレッシュできる空間:美しく咲く花々や緑、西洋の建物は、見ているだけで気分がリフレッシュされます。散歩コースとしてもおすすめです。

おすすめする理由

「テレビで紹介されているから。」(男性・59歳)
「神奈川は見所が沢山あるが、ここが一番神奈川っぽいと思ったから。」(女性・62歳)

住所 〒231-0862 神奈川県横浜市中区山手町114
webサイト 港の見える丘公園 / 横浜観光情報

10位 山下公園(3.2%)

神奈川県といえばランキング、10位は「山下公園」でした。

横浜ベイブリッジや港を行き交う船の眺めを楽しめる、横浜で最も有名な公園です。穏やかな波音と潮風を感じながら、散歩する人も多いのだとか。

サンディエゴ市から贈られた「水の守護神」、童謡で馴染みの深い「赤い靴はいてた女の子像」、「かもめの水兵さんの歌碑」などといったモニュメントは、観光客からも人気です。

3つのポイント

1.人気のデートスポット:眺めの良い海沿いにはベンチがたくさん並び、カップルからも過ごしやすいと人気の高いデートスポットです。
2.ゆったり過ごせる広大な敷地:広大な敷地をもつ山下公園は遊歩道が整備され、開放感のある公園となっています。
3.自然豊かな写真映えする公園:バラの時期になると彩り豊かな花々であふれ、写真映えする空間が現れます。

おすすめする理由

「昔からの観光地だから。」(男性・84歳)
「港町の横浜を最もイメージできる場所だから。」(男性・56歳)
「もっとも港湾都市横浜のイメージに合った、都会的できれいな公園だから。」(男性・64歳)

住所 〒231-0023  神奈川県横浜市中区山下町279
webサイト 山下公園 / 横浜観光情報

神奈川県のおすすめの季節は?

最後に、「神奈川県を訪れるのにおすすめの季節」を聞いたところ、以下のような結果になりました。

年間通しておすすめ… 29.1%

春(3月~5月)… 27.5%
夏(6月~8月)… 23.3%
秋(9月~11月)… 17.5%
冬(12月~2月)… 2.1%

年間通してがおすすめの理由

「四季折々のイベントや景色があるから。」(男性・52歳)
「神奈川県は遊べる所も多く、どの季節に行っても遊ぶ目的に合わせて楽しめるから。」(女性・43歳)
「旅行、ショッピング、散策、アミューズメント等、多種多様なレジャーが揃っているから。」(女性・49歳)

春(3月~5月)がおすすめの理由

「公園が多く、季節の花を楽しめるから。」(男性・62歳)
「横浜にも桜の名所がたくさんあるから。」(男性・69歳)
「新緑が素晴らしく風景が魅力的なので、良いと思ったから。」(女性・50歳)

夏(6月~8月)がおすすめの理由

「潮風が心地よいから。」(男性・63歳)
「避暑地として、夏は涼しく最適だと思うから。」(男性・67歳)
「横浜から見る夏の海は清々しい絵になる綺麗さがあるから。」(男性・51歳)

秋(9月~11月)がおすすめの理由

「食欲の秋で中華街やラーメン博物館を存分に楽しめるから」(男性・56歳)
「紅葉と温泉が楽しめるから。」(男性・63歳)
「秋の気配が感じられる場所が多いから。」(男性・54歳)

冬(12月~2月)がおすすめの理由

「クリスマスが日本一似合う街だと思うから。」(男性・63歳)

神奈川県の歴史が織りなす、観光地や食材が上位に

神奈川県といえばランキングをご紹介しました。2位「箱根」、3位「みなとみらい」、4位「横浜赤レンガ倉庫」と上位には観光地がランクインする結果に。自然豊かで異国の文化が溶け込む神奈川県の観光地は、気分をリフレッシュしたい方のおでかけ先としておすすめです。

また、1位「横浜中華街の中華料理」や7位「崎陽軒のシウマイ」と、長年親しまれるグルメも、神奈川県の魅力であることがわかりました。

ほかにも三崎マグロ、横須賀海軍カレー、江ノ島のしらす丼といった神奈川県の名産品や、新横浜ラーメン博物館、横浜アンパンマンこどもミュージアムといった施設など、魅力がたくさん。気分をリフレッシュしたいと考えている方は、ぜひ神奈川県に立ち寄ってみてくださいね。

調査時期: 2024年3月19日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計307人(男性: 228人、女性: 79人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート