有信アクロスが運営する放課後等デイサービス「ウィズ・ユー」は2026年10月26日、「放課後等デイサービスを利用するこどもの睡眠と生活実態に関するアンケート調査」の結果を発表した。本調査は2026年10月6日~10月20日、利用児童の保護者1,083人を対象に、インターネットアンケートで行われた。

推奨睡眠時間「9時間以上」のこどもは31.3%

  • こどもの睡眠時間について

    こどもの睡眠時間について

こどもの睡眠時間について尋ねたところ、「9時間以上」と回答したのは31.3%(339人)にとどまった。最も多かったのは「8時間以上9時間未満」(44.5%、482人)だった。そのほか、「7時間以上8時間未満」(18.6%、201人)、「6時間以上7時間未満」(4.6%、50人)、「6時間未満」(1.0%、11人)となった。全体の24.2%(262人)は8時間未満の睡眠時間で過ごしていることが明らかになった。

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」などでは、小学生の推奨睡眠時間は9~12時間とされている。今回の調査では、宿題や家庭での過ごし方、寝つきの悪さなどにより、必要な睡眠時間を確保することが難しい実態が浮き彫りになった。

保護者の50.6%が睡眠に課題、「寝つきの悪さ」「起床困難」が上位

こどもの睡眠について気になることがあるか尋ねたところ、「特にない」と回答した保護者は50.0%(542人)だった。一方、50.6%(548人)が何らかの悩みを抱えていた。

具体的な理由では、「就寝時間が遅い(寝つきが悪い)」が23.5%(254人)で最多となり、「朝起きるのがつらそう(起きられない)」が21.4%(232人)で続いた。さらに、「休日と平日で睡眠リズムが大きくずれる」が9.8%(106人)、「夜中に何度も目が覚める」が6.2%(67人)となった。

布団に入っても頭が冴えて眠れない、覚醒レベルの切り替えがうまくいかないといった、発達特性に起因する困難さが表れているという。

保護者が期待する支援は「運動・身体づくり」が52.7%

今後、事業所に期待する支援について複数回答で尋ねたところ、「運動・身体づくり(体幹トレーニング、感覚統合など)」が52.7%(571人)で高い関心を集めた。次いで「基本的生活習慣の自立(着替え、片付け、挨拶など)」が42.3%(458人)となった。

自由記述欄には、「身体をしっかり動かした日はスムーズに眠りについてくれる」「日中に楽しく活動して発散することで、夜のイライラや生活の乱れが減った」といった意見も寄せられた。こうした回答からは、日中の活動がこどもの睡眠や生活リズムに関係していると感じる保護者の様子がうかがえる。