社会人になってから、親にお金を渡していますか?
実家暮らしなら生活費の分担、離れて暮らしているなら仕送りや金銭援助など、親とのお金のやりとりは家庭によって異なります。「みんなはいくら渡しているのだろう」と気になっても、友人や同僚には聞きにくい話題かもしれません。
そこで今回は、20~49歳の社会人であるマイナビニュース会員301人にアンケートを実施。親に渡している金額やその理由、現金以外の負担について聞きました。
実家暮らしの人と、実家から出ている人の割合
現在の住まいを聞いたところ、最も多かったのは「親と別居し、配偶者・パートナー・友人などと暮らしている」で40.5%(122人)。「親の住まいで同居している(実家暮らし)」が31.9%(96人)、「親と別居し、一人暮らしをしている」が24.6%(74人)、「その他」が3.0%(9人)でした。
今回の回答者では、実家暮らしが約3割。親と別居していると回答した2項目を合わせると65.1%(196人)でした。
※以下の「実家暮らし以外」の集計には、親と別居している196人に「その他」の9人を加えた205人を含みます。
実家暮らしの人の生活費や仕送りの金額の割合は?
8割超がお金を渡している。毎月定額が63.5%
実家暮らしの96人に、生活費などのお金を親や実家に渡しているか聞きました。プレゼント代やお祝い、立て替えたお金の返済は除いています。
「毎月、決まった金額を渡している」が63.5%(61人)で最多。「毎月渡しているが、金額は月によって異なる」「毎月ではないが、必要なときなどに渡している」は、それぞれ9.4%(9人)でした。「渡していない」は17.7%(17人)で、何らかの形で渡している人は計82.3%(79人)となりました。
渡している金額は「3万円以上~5万円未満」が最多
お金を渡している79人の回答では、「3万円以上~5万円未満」が39.2%(31人)で最も多く、次いで「2万円以上~3万円未満」が15.2%(12人)、「5万円以上~7万円未満」が10.1%(8人)でした。
※毎月渡す人は直近3カ月の月平均額、不定期の人は直近1回に渡した額を回答しています。79人全体を対象にした結果であり、全員の月額を示すものではありません。
渡している主な理由は「同居する家の生活費を分担するため」が54.4%(43人)で過半数を占めました。「親の生活を経済的に支えるため」が21.5%(17人)、「親への感謝を示すため」が10.1%(8人)、「家族でそう決めているため」が8.9%(7人)、「親から頼まれたため」が5.1%(4人)と続きます。
実家暮らしでお金を渡している人の中では、感謝の気持ちよりも、同じ家で暮らす生活費の分担を主な理由に挙げる人が多い結果でした。
実家暮らし以外の人の生活費や仕送りの金額の割合は?
「渡していない」が55.1%。不定期に渡す人も
現在の住まいに関して、親と別居している人と「その他」を選んだ人計205人では、「渡していない」が55.1%(113人)で最多でした。
渡している人では、「毎月ではないが、必要なときなどに渡している」が18.5%(38人)、「毎月、決まった金額を渡している」が17.1%(35人)、「毎月渡しているが、金額は月によって異なる」が9.3%(19人)。渡している人は計44.9%(92人)でした。
実家暮らしでは毎月定額を渡す回答が多かった一方、こちらでは不定期に渡す回答も目立ちます。ただし、実家暮らしの生活費分担と、別居する親への仕送り・援助では目的が異なるため、割合だけで親への支援の多さを判断することはできません。
金額は「1万円以上~2万円未満」が最多
お金を渡している92人の回答では、「1万円以上~2万円未満」が27.2%(25人)で最多。続いて「2万円以上~3万円未満」が14.1%(13人)、「3万円以上~5万円未満」が13.0%(12人)でした。「10万円以上」という回答も9.8%(9人)ありました。
※こちらも毎月渡す人の月平均額と、不定期の人の直近1回の金額を含みます。「10万円以上」を含め、月額とは限りません。
なお、渡している主な理由は「親の生活を経済的に支えるため」が37.0%(34人)、「親への感謝を示すため」が34.8%(32人)。実家暮らしで最多だった生活費の分担とは、理由の並びも異なりました。
渡していない理由は「親に経済的な援助が必要ない」が最多
ここからは居住形態を問わず、お金を「渡していない」と回答した130人の結果です。実家暮らしの17人と、それ以外の113人を含みます。
主な理由は「親に経済的な援助が必要ないため」が36.2%(47人)で最も多く、「特に理由はない」が31.5%(41人)、「自分の生活費などで余裕がないため」が13.8%(18人)でした。
また、「親から不要と言われている・受け取ってもらえない」は8.5%(11人)、「貯蓄などを優先しているため」は4.6%(6人)、「買い物代や光熱費などを直接負担しているため」は2.3%(3人)でした。
「渡していない」という回答でも、親に援助が必要ない場合、本人に余裕がない場合、現金以外で負担している場合など、背景は一つではありません。
現金だけでは見えない、買い物・家事・送迎の負担
全301人に、親に現金を渡す以外に普段負担していることを複数回答で聞いたところ、「親・家族の分を含む食料品や日用品の購入」が25.6%(77人)、「親の通院・買い物などの付き添いや送迎」が23.3%(70人)、「親・家族の分を含む料理・洗濯・掃除など」が17.6%(53人)でした。「特にない」は47.5%(143人)でした。
自由記述にも、次のような回答が寄せられました。
・「親のインターネット環境、電話環境の支払い、管理」(38歳・男性)
・「旅行やイベント事に出す」(39歳・男性)
・「食べ物贈り物など」(43歳・男性)
通信環境の管理や旅行費用、食べ物など、現金を直接渡す以外の関わり方も挙がっています。毎月渡すお金の有無や金額だけでは、こうした負担までは捉えられません。
実家暮らしの8割は家にお金を入れている。最多金額は「3万円以上~5万円未満」
今回の回答者では、実家暮らしの82.3%が親や実家にお金を渡しており、主な理由は生活費の分担でした。一方、実家暮らし以外の人では「渡していない」が55.1%。渡している人の理由には、親の生活支援や感謝が多く挙がりました。
周囲には聞きづらい親とのお金事情ですが、渡す金額だけでなく、その目的や現金以外の負担にも違いが見られました。「いくら渡すのが普通か」を考える際も、住まいや家族の状況を合わせて見る必要がありそうです。
【調査概要】
調査時期:2026年10月19日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:301人(20~49歳の男女、社会人)
調査方法:インターネットログイン式アンケート









