ツルハホールディングスは10月21日、新プライベートブランド「からだとくらしに、+1(プラスワン)」のブランド戦略を発表した。担当者は「ツルハグループとウエルシアグループが培ってきた、生活者理解、専門性、商品開発力などを融合した、高品質でよりお得な商品をお客様にお届けしてまいります」と意気込む。

  • ツルハ×ウエルシアが新PBの戦略を発表した

    ツルハ×ウエルシアが新PBの戦略を発表した

■”何かひとつのプラス”が感じられるブランドに

2025年12月1日に経営統合したツルハホールディングスとウエルシアホールディングスでは、新たなPB「からだとくらしに、+1」を展開している。取り扱う商品のカテゴリは、ヘルスケア、ビューティー、ホーム、食品の4分野。販売チャネルはツルハグループ・ウエルシアグループの各店舗で、10月からは(医薬品の一部商品を中心に)イオングループ各社の店頭でも販売していく。

  • 「からだとくらしに、+1」の商品群

    「からだとくらしに、+1」の商品群

ツルハホールディングス 代表取締役社長の鶴羽順氏は「経営統合により、私たちは全国各地のお客様の暮らしを支える国内最大級のドラッグストアグループとなりました」と報告する。現在、国内店舗数は5,676店舗、従業員数は11万4,098人、売上高は2兆4,631億円に到達している。

  • ツルハホールディングス 代表取締役社長の鶴羽順氏

    ツルハホールディングス 代表取締役社長の鶴羽順氏

  • 国内最大級のドラッグストア連合体が実現した

    国内最大級のドラッグストア連合体が実現した

そのうえで「今後もD&F(ドラッグアンドフード)に注力していきます」と鶴羽氏。D&Fとは、薬・化粧品とともに、毎日の食卓に必要な食品も販売していくこと。「私たちが実現したいのは、ただ単に食料品の取り扱いを増やしただけのドラッグストアではありません。毎日の身体と暮らしに役立つ”何かひとつのプラス”が感じられるブランドにしていきます」と説明する。

  • 商品開発を支える6つのコンセプト

    商品開発を支える6つのコンセプト

ツルハホールディングス 取締役執行役員の桐澤英明氏は「これまでツルハには『くらしリズム』、ウエルシアには『からだWelcia』『くらしWelcia』という、各々が大切に育ててきたPBがありました。しかし今回の統合を機に、これまで以上に良いものを作ろうと考えて誕生したのが『からだとくらしに、+1』です」と説明する。

  • ツルハホールディングス 取締役執行役員 グループ営業・商品管掌 兼 グループ調剤運営部門担当調剤運営本部長 兼 ウエルシアホールディングス管掌の桐澤英明氏

    ツルハホールディングス 取締役執行役員 グループ営業・商品管掌 兼 グループ調剤運営部門担当調剤運営本部長 兼 ウエルシアホールディングス管掌の桐澤英明氏

  • 両社が育ててきたPBが「からだとくらしに、+1」に統合される

    両社が育ててきたPBが「からだとくらしに、+1」に統合される

「からだとくらしに、+1」ブランドの強みは2つある。ひとつは経済的メリットで、統合による規模の拡大・調達力の強化が期待できる。「物価高が続いておりますので、お客様の負担を少しでも軽くしたいと考えています」と桐澤氏。もうひとつは品質メリットで、両社の商品開発力・専門人材・品質管理の知見・顧客の声を結集して商品の開発に活かしていく。「お得でより高品質な商品をお届けするのが『からだとくらしに、+1』の基本的な考え方です」と紹介する。

  • 「からだとくらしに、+1」ブランドの提供価値

    「からだとくらしに、+1」ブランドの提供価値

「からだ」より、大切なものはない。「くらし」より、大切なものはない。をメッセージとしたブランドムービー、新聞広告も展開する。桐澤氏は「1人ひとりの身体と、そこにある毎日の暮らしを何よりも丁寧に考えていきたいという、私たちの姿勢をメッセージに込めています」と説明する。

  • 10月21日より公開となったブランドムービー。からだとくらしに、+1のホームページから閲覧できる

    10月21日より公開となったブランドムービー。からだとくらしに、+1のホームページから閲覧できる

「からだとくらしに、+1は、4つのカテゴリーで展開します。『ヘルスケア』ではどんな商品で何が期待できるのか分かりやすく伝え、『ビューティー』では無理なく続けられるちょうど良い美容習慣を提案します。『ホーム』では暮らしの質と価格の納得感を両立させ、『食品』ではおいしさを前提に、その商品ならではの価値を届けることを重視します」と桐澤氏。

  • ブランドカテゴリーと開発コンセプトの体系

    ブランドカテゴリーと開発コンセプトの体系

  • ツルハグループの管理栄養士が、栄養バランス・おいしさ・続けやすさを考慮して開発・選定した商品には「管理栄養士おすすめ」マークを付与する

    ツルハグループの管理栄養士が、栄養バランス・おいしさ・続けやすさを考慮して開発・選定した商品には「管理栄養士おすすめ」マークを付与する

最後に、目標については「2029年2月期にプライベートブランド全体の売上げ構成比で15%を目指しています。『からだとくらしに、+1』は、統合によって生まれた可能性をお客様の目に見える価値としてお届けする取り組みの第1歩です。今後は、グループを代表する中核的なブランドまで育てていきたい、という思いでおります」と説明した。

  • 2029年2月期にプライベートブランド全体構成比の15%(売上高1,000億円)を目指す

    2029年2月期にプライベートブランド全体構成比の15%(売上高1,000億円)を目指す

発表会では、いくつかの新商品の案内があった。『からだとくらしに、+1 管理栄養士おすすめ <えっ、これ玄米!?鶏ごぼう玄米おにぎり>』、『同 <えっ、これ玄米!?梅ひじき玄米おにぎり>』は10月18日より販売している新商品。おいしさ×栄養×手軽さを目指したドラッグストア発の冷凍おにぎりで、味の素冷凍食品と共同開発した。担当者は「玄米を100%使用している、おいしさと栄養を両立した設計です」と説明する。容量は2個で150gで、価格はどちらも321円。

  • 『からだとくらしに、+1 管理栄養士おすすめ <えっ、これ玄米!?鶏ごぼう玄米おにぎり>』(右)と、『同 <えっ、これ玄米!?梅ひじき玄米おにぎり>』(左)

    『からだとくらしに、+1 管理栄養士おすすめ <えっ、これ玄米!?鶏ごぼう玄米おにぎり>』(右)と、『同 <えっ、これ玄米!?梅ひじき玄米おにぎり>』(左)

また『からだとくらしに、+1 <「三ん寅」店主監修炒飯>』も10月18日より販売中。東京・新宿の行列のできる人気味噌ラーメン店「三ん寅」の店主が監修している。味噌の風味が良いアクセントになっている、食欲をそそる焦がし炒め味噌オイルが味の決め手。容量は300gで、価格は321円。

  • 『からだとくらしに、+1 <「三ん寅」店主監修炒飯>』

    『からだとくらしに、+1 <「三ん寅」店主監修炒飯>』

そして『からだとくらしに、+1 グルテナ』は、グルテンを分解する乳酸菌ディグルラクトを配合主原料とするサプリメント。食事をグルテンフリーにしたいけれど、パンもパスタもラーメンもやめたくない、という消費者の声に応えて開発した。商品では「小麦のおいしさを楽しみながらグルテンと上手に付き合うグルテンケア習慣」をうたう。発売日は2027年2月の予定で、価格は4,298円。

  • 『からだとくらしに、+1 グルテナ』

    『からだとくらしに、+1 グルテナ』

  • フォトセッションで、鶴羽順氏、桐澤英明氏と管理栄養士、薬剤師、ビューティーアドバイザー

    フォトセッションで、鶴羽順氏、桐澤英明氏と管理栄養士、薬剤師、ビューティーアドバイザー