両クラブのマスコットにちなみ、ライオンポーズ、狼ポーズをとる阿部社長と丸橋アンバサダー

 21日、WEリーグはINAC神戸レオネッサとセレッソ大阪ヤンマーレディースとともに『バトルオブ関西』の合同記者会見を開催した。

 これまでも両クラブの対戦時には、『バトルオブ関西』と銘打ってSNS上などでさまざまな盛り上げ企画を実施してきたが、関西の女子サッカーのさらなる認知拡大と活性化を目指して、両クラブが手を取り合っていくことを改めて宣言した。

 会見にはINAC神戸の代表取締役社長の阿部浩之氏と、セレッソ大阪アンバサダーの丸橋祐介氏が出席。現役時代に何度も試合で対戦していた両者は、ダービーマッチの重みを語りつつ、『バトルオブ関西』に込めた思いを語った。

 まず阿部社長が会見の冒頭で、「僕自身も現役時代はダービーになると一層、モチベーションが上がりましたし、ファンの皆さんもすごく熱狂されていた。やっぱりダービーが一番すごかったので、皆さんにもダービーを体験していただきたい。関西の女子サッカー界はまだまだ観戦人口が少ないという課題があります。両クラブが手を取り合うことで、より多くの人にこの関西ダービーを見てもらいたいと思っています」と本企画の目的を説明した。

 この言葉を受けて、丸橋アンバサダーは「普段はピッチの上で戦うライバル同士で、もちろん試合には絶対に負けたくないです」とライバル心をのぞかせつつ、ピッチ外においては「女子サッカーを盛り上げるという側面では全力で力を合わせてやっていきたい」と協力関係を築くことを力強く宣言した。

 今回の会見で発表された具体的な取り組み内容は以下の2つ。

1.相互送客による新規ファンの獲得
それぞれのホームゲームを通じて、双方のクラブファンや初めて観戦する方に女子サッカーを知るきっかけを創出。普段観戦機会の少ないクラブのスタジアムにも足を運んでいただける相互誘客施策を実施。

2.SNSを活用した相互情報発信と認知拡大
両クラブのオフィシャルSNSを掛け合わせ、試合の魅力や選手コンテンツを多面的に発信。新共通タイトルロゴを活用した一元的なプロモーションにより、「関西の女子サッカー」全体の認知度向上を図る。

 今シーズンの第1ラウンドは11月15日(日)。ノエビアスタジアム神戸で『バトルオブ関西』として両クラブが激突する。第2ラウンドは舞台をヤンマーハナサカスタジアムに移して2027年2月20日(土)or21日(日)に開催される。

 なお、J1リーグのセレッソ大阪vsヴィッセル神戸の“阪神ダービー”も2月20日(土)or21(日)に予定されており、2日連続で『大阪vs神戸』が実現することになる。

 「具体的にどういった施策で盛り上げていくのか」と問われた阿部社長はチャレンジしていくことを強調した。「これまでにしたことのない施策をしたほうがより認知も広がると思っていますし、ファンの皆さんも楽しんでくれるはず。お互いのホームタウンに遊びに行くような企画も面白そうだと個人的には思います。そういったこれまでにやっていないことにどんどん取り組んでいきたいと思います」

 両クラブのファン・サポーターはもちろん、これまでWEリーグを観戦する機会が少なかった人たちをどれだけ巻き込めるか──。熱い試合とともに、両クラブが共同で取り組むプロモーション施策にも注目が集まる。