BMSG Creative Labのクリエイティブ論 JINとYU TSUBAKIが明かす思想と実践

アーティストの才能をどう社会に届け、時代の記憶として残すのか。音楽を取り巻くデザイン、映像、空間、言葉は、単なる装飾ではない。それらもまた、カルチャーを動かす表現だ。2026年を「第二創業期」と位置づけるBMSGで、その領域を担うのがBMSG Creative Lab。

【画像】BMSG FES26のキービジュアル

彼らはアーティストの内側にある衝動を読み取り、ロゴやMV、都市空間、フェスの体験へと翻訳してきた。「THE FUTURE IS YOURS」を掲げるBMSG FES26では、何を更新し、どんな未来を提示するのか。歴代プロジェクトと最新のクリエイティブを通して、BMSGの”らしさ”をつくる思想と、その先にある可能性をJIN (SIX) とYU TSUBAKI (against design) に聞いた。

※この記事は現在発売中の雑誌「Rolling Stone Japan vol.36」掲載のものに一部加筆したものです。

BMSG Creative Labの現在地

ーBMSG FESをはじめ、BMSGの一連のクリエイティブには、唯一無二のセンスとクオリティを感じています。その根幹に関わっているのはどのような方々なのか、という素朴な疑問が今回の取材の出発点でした。

JIN ありがとうございます。Rolling Stone Japanというメディアから、そういう視点で声をかけていただけたのは光栄です。

ーまず、JINさんとYUさんがBMSG Creative Labで担っている役割と、今年のBMSG FESにおける担当領域を教えてください。

JIN 僕はBMSGのエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター(Executive Creative Director/ECD)です。BMSGにはさまざまなクリエイターがいるので、それぞれの動きを監修しながら、一緒に制作しています。自分自身がクリエイティブ・ディレクター(Creative Director/CD)として担当する場合もあります。最近では、MAZZEL「Only You」のミュージックビデオを、僕も企画に参加しながら映像監督のTAKCOMさんと一緒に手がけました。自分がCDを務めるパターンと、ECDとしてほかのクリエイターに並走するパターンの両方があります。

今年のBMSG FESについては、YUさんにCDをお願いしています。YUさんがBMSGのさまざまなプロジェクトに加わり始めたのは、この半年ほどです。BMSGとして何を目指すのかを共有し、監修しながら一緒に進めています。

YU もともとJINさんとは知り合いだったのですが、今年の初めごろに「BMSGの仕事を一緒にやりませんか」と声をかけていただき、「ぜひ」とお引き受けしたのが始まりです。現在はBMSG FES26のCD、BMSGの6周年施策のCD兼プランナーなどを担当しています。

ーCDとECDの違いについて、あらためて教えてください。

YU CDはクリエイティブ・ディレクターです。ECDが組織全体を見渡し、ビジョンや方針、スタッフ編成まで含めて考える立場だとすれば、CDはその方針を受けて、SKY-HIさんがつくる思想をベースに、それぞれのプロジェクトの表現やクリエイティブをつくっていく役割です。

ーお二人は、もともと仕事でご一緒していたのですか。

JIN 広告・クリエイティブの業界で、少しライバルのような存在でした。同じクライアントに関わっていた時期があり、クライアントの方から「YUさんという優秀な人がいる」と聞いていました。僕自身もずっと音楽をやってきましたが、YUさんもダンスをやっていた。似ているところが多くて、途中から「僕たちはドッペルゲンガーじゃないか」と話すようになりました(笑)。

YU 最初に出会ったのは2014年ごろです。その時点では顔を合わせた程度でしたが、その後の10年ほどの間に、いつの間にか同じクライアントの仕事を別々の立場で手がけるようになっていました。映像業界で、お互いを意識する存在だったという感じです。

ー世代も近いのでしょうか。

JIN ほぼ同じですし、学校も同じです。僕が二つ上だったかな。世代的に触れてきた音楽やカルチャーも近いですね。聴いてきたもの自体は違いますが。

ー今年のBMSG FESをYUさんに任せようと思ったのは、なぜですか。

JIN レベルの高いクリエイターには常に声をかけていますが、YUさんが2年ほど前に独立したと聞き、一緒に仕事をしやすくなったと思ったことがひとつ。それから、SKY-HIさんと合うだろうと思いました。YUさんはずっとダンスをやってきて、ヒップホップ・カルチャーにも相当詳しい。クリエイターとしての力があり、同時に音楽カルチャーにも精通している人です。いつかBMSGの仕事をやってほしいと思っていたので、今回お願いしました。

YU JINさんは現役で音楽をやっていて、ギターを弾きます。僕もずっとダンスをやり、振付をしていた時期を経て、クリエイティブの仕事へ移りました。音楽がバックグラウンドにあることも大きいと思います。

©BMSG

ーYUさんは、学生時代には振付もしていたそうですね。

YU そうです。ただ、その道だけでは食べていけないと思い、クリエイティブの業界へ移っていったという、よくある話です。当時は20年ほど前ですから、ダンスや振付を仕事にするという概念も、いまほど一般的ではありませんでした。そこから考えると、いまは本当にいい時代になったと思います。

”創造のハブ”はいかに生まれたか

ーそもそもBMSG Creative Labは、どのような話から生まれたのでしょうか。

JIN 僕とBMSGの関係は、2022年に展開した渋谷ジャック「新章突入」のキャンペーンから始まりました。当時、SKY-HIさんにとって、クリエイティブ・ディレクターという職種の人とここまで深く組むことは、ほぼ初めてだったのだと思います。ご本人から「こういう職種の人と一緒にやるのはいい」と言ってもらいました。

自分が大きな方針を出すと、クリエイターがそれを素敵に仕上げてくれる。さらに「こうしたらどうですか」と発想を膨らませてくれる。SKY-HIさんの言い方を借りると、自分が細部に触れる「タッチポイント」が減る一方で、創造的なプロセスが効率化され、アウトプットが豊かになる。そういうクリエイターと組むことの価値を感じてくれたのだと思います。

最初は周年施策やBE:FIRSTなどを僕自身が担当し、その後は別のクリエイターにも各プロジェクトのクリエイティブ・ディレクターをお願いするようになりました。僕がMAZZELを担当するなど、少しずつ関わる領域が広がっていった。そのなかでSKY-HIさんから「これを組織化して、BMSGの強みにしたい」という話がありました。グローバルに進んでいくうえで、日本発の強いクリエイティブを持つ組織であることが、BMSGの強みになると考えたからです。

グローバルなテック企業に限らず、ブランディングに強い企業がインハウスのクリエイターを抱える例は多くあります。そういう形で組織にしていくのがいいのではないかと話し合いました。小さな種から始まった活動がだんだん大きくなり、いまの形になったという流れです。

ー現在、何人くらいが参加しているのでしょう。

JIN  「総勢何人」と言うのが意外と難しいんです。クリエイターの集まりなので、少しギルド的な状態です。ある企画に入ってもらい、いったん間が空き、1年後にまた一緒に仕事をすることもあります。比較的緩やかなつながりなので、どこからどこまでをメンバーと数えるかが難しい。目安としては、5人から10人くらいです。

ー組織名が付く前から、実質的な活動は始まっていたのですね。

JIN そうです。BMSG Creative Labという名前が付いたのは2025年ですが、同じような形での活動は、その前から始まっていました。名前が付いたタイミングを「発足」と呼んでいる、という感覚に近いです。

ー公式には「アーティストとプロデューサーの創造力を一気通貫で具現化する組織」と説明されています。「一気通貫」とは、実際にはどこからどこまでを指しますか。

JIN ゼロからイチのアイデアは、基本的にSKY-HIさんのインスピレーションや問題意識が起点となります。「こういうことをやりたい」という大きな構想があり、それに対して「だったら、こうしたらどうですか」と僕たちがアイデアを膨らませる。写真撮影や細かな構成づくりなどの実制作では、フォトグラファーや映像ディレクターをはじめ、さまざまな人とコラボレーションします。そのうえで、アウトプットの完成に至るまで、僕たちが一緒につくり上げるという意味です。

ー構想を具体化するとき、最初に何を確認しますか。SKY-HIさんのビジョン、アーティスト本人の考え、ディレクター側からの提案を、どのように組み立てていくのでしょう。

JIN ディレクションにも、いくつかの形があります。「このアーティストは次にこうなりたい」という、戦略に近い大きなディレクションであることもあります。その場合は、「それを実現するために、こういうクリエイティブはどうですか」と提案します。

逆に、「次はこういう雰囲気の作品にしたい」「ここでこういう芝居をするような話を描きたい」といった、具体的なムードから始まることもあります。その場合は、なぜそれをやるのかというロジックを一緒に考えます。「いまおっしゃったことの目的は、こういうことではないですか」とディスカッションし、戦略的な方向と、それをどう実現するかというクリエイティブのディテールを組み立てていきます。

目的、方針、手法、細部がピラミッドのようにきれいに積み上がっていると、参加する全員が同じ方向を向いてつくりやすくなります。目的と手法を一つひとつ話し合い、「今回はこうしよう」と決めていくプロセスです。

ー予算も、その最初の段階から含めて考えるのでしょうか。それとも、いったん度外視して発想しますか。

JIN もちろん実制作では予算を考えますが、金額ありきで始まるのではありません。まずSKY-HIさんのひらめきや構想があり、その後に実務チームと細部を調整していきます。

ーYUさんにとって、BMSG FES26が初めてのBMSGと関わるプロジェクトだったそうですね。実際に参加して、どう感じましたか。

YU 今年の2月に参加するまでは、単発の仕事も含めてBMSGの仕事に携わったことは一度もなく、文字どおり「はじめまして」の状態でした。ただ、BMSGは外への発信をしっかり行っている企業なので、BMSG Creative Labが発足したことや、知人であるJINさんがExecutive Creative Directorに就任したことは事前に知っていました。日本の芸能やエンターテインメントに必要なことを理解し、先進的な取り組みをしている企業だというイメージがありました。誘われたときは、すぐに「ぜひ」と答えました。

実際に仕事を始めてみても、これまでの日本にはなかなかなかった、アーティストとクリエイティブをつなぐ関係性に挑戦していることがわかりました。それはとてもスペシャルで、唯一無二だと思います。こうした取り組みが日本のさまざまな現場で当たり前になれば、エンターテインメント自体がもっと魅力的になるだろうと思いながら仕事をしています。

ーアーティストとクリエイティブをつなぐことは、従来の日本ではあまり行われてこなかったのでしょうか。

YU ここまで主体的に外へメッセージを出し、組織までつくって旗を立てる例は、僕が知る限り、あまりありませんでした。アーティストのクリエイティビティを最大化するためにチームをつくり、そのチームが表現をさらに広げる。ここまでしっかりと組織として構築している形は、新しい取り組みという印象があります。もちろん、僕が知らないだけかもしれませんが。

ー海外には、近い形の取り組みがありますか。

JIN 海外のラッパーには、以前からある形だと思います。ラッパー本人が表現したいことを持ち、それをビジュアルや映像としてどう表すか、専門家たちがチームを組んで一緒につくる。K-POPでは、事務所がインハウスのクリエイターを抱えることもあります。

いまは、ビジュアルの強さや物語の強さが、音楽を構成する要素として以前より大きくなっています。特に動画が中心となる時代には、そこを担う専門家がアーティストのビジョンを可視化し、支える体制があった方がいい。米国のヒップホップやK-POP、また日本でもビジュアルやカルチャーの表現に重きを置いているアーティストでは、すでに行われている取り組みだと思います。

YU エイサップ・ロッキーのAWGEや、ケンドリック・ラマーとデイヴ・フリーのpgLangのように、海外ではアーティスト自身がクリエイティブ組織を持つことが当たり前にあります。カニエ・ウェストとヴァージル・アブローの関係もそうですが、アーティストのクリエイティビティを最大化するブレーンがいます。音楽ファンとして米国の音楽産業を見ていても、尖った最先端の作品のクレジットを追うと、そうした組織やチームの存在が見えてきます。日本と米国の音楽産業の違いには、その体制も関係しているのではないかと感じていました。

ーBMSG Creative Labも、グローバル市場で戦うために必要な体制として発足したわけですね。

JIN そうです。海外ではすでにスタンダードになっている形に影響を受けています。

作品に見る、思想の実践

2022年「新章突入」とBMSG FES22──街とファンを物語に巻き込む

ーここからは、過去の作品について伺います。2022年の渋谷ジャック「新章突入」は、1枚のビルボードではなく渋谷全体を使い、シンプルかつ力強い言葉を打ち出しました。あの発想には、どのようにたどり着いたのでしょう。

JIN まず、BMSGという音楽集団がその時点でどこにいて、これからどうなっていくのか、そのリアルを見せること自体が面白いという考えがありました。当時はオーディション番組を行い、事務所を立ち上げた段階から、初めて自社フェスを開催するところまで成長していました。「まさか、もうフェスをやるようなところになったのか」と世の中を驚かせ、次のフェーズに入ったことを伝える。BMSGの勢いや動きそのものを楽しんでほしい、という思いがありました。

ディスカッションから「新章突入」という言葉が生まれ、その新章がいつ始まるのかを示す日付として、BMSG FES22初日の9月17日を強く表現しようと考えました。ただ日付を見せるのではなく、見る人に能動的に発見してもらい、インパクトを持って伝えたいと考え、渋谷のさまざまな場所にビルボードを掲出しました。

©BMSG

ファンの皆さんが「どこに掲出されているのだろう」と場所を調べ、地図上で結んでいくと、「これ、数字になっていない?」と気づく。X上で考察が広がり、最終的に「9.17」だとわかる。その瞬間に「これが『新章突入』なのか」と意味が立ち上がり、「新章突入」という言葉がより強く伝わる設計でした。

同時に、9月17日のBMSG FES22のステージでBMSG ALLSTARS「New Chapter」がサプライズ披露され、翌18日にリリースされました。『THE FIRST』はすごかった。その先、BMSGはどこまで行くのか。そう見られているなかで、「次のステージはもう始まっている」と表現する物語でした。

ー実際に、種明かしへ向かうファンの考察も大きく盛り上がりました。

JIN たくさんの方が「こういうことではないか」と推測し、動いてくれたことが面白かったです。点をつないだり、自分の好きなメンバーの言葉を並べたりする人もいて、途中から大喜利のような盛り上がりも生まれました。こちらが意図していなかった考察まで始まりましたね。

ー「新章突入」はClio Music Awardsの複数部門で受賞しました。このキャンペーンは、その後のBMSGのクリエイティブに何を残しましたか。

JIN BMSG Creative Labの発足につながる共通体験だったと思います。BMSGという会社が伝えたいメッセージと、クリエイターがそれを面白い形で実現する力。その二つが一緒になると、さまざまなことができます。SKY-HIさんやBMSGの皆さんに、その価値を感じてもらえたのだと思います。海外のラッパーとクリエイターの関係のように、クリエイターがチームに加わることで、多くの構想を実現できる。その手応えにつながった企画でした。

BMSG FES23──東西対決から、ひとつの曲へ

ーBMSG FES23では、BMSG EASTとBMSG WESTによる東西対決というコンセプトがありました。あの企画は、どこから生まれましたか。

JIN  「対決」よりも前に、BMSGの現在地を伝えたいということがありました。初めてのBMSG FESを開催した翌年、今度は東京と大阪の2会場で開催する。それ自体が、BMSGの次の展開を示す大きな驚きでした。

告知では、アーティスト全員のInstagramストーリーズに、数字だけを記した縦型動画を投稿しました。それらを横に並べると、その数字が座標を示しているとわかり、二つの開催地に気づく仕掛けです。前年に一つのフェスを開催して終わるのではなく、次の年は二つの場所へ広がることを、まず驚きとして伝えました。

そのうえで、SKY-HIさんには非常に明確なビジョンがありました。二つのチームがそれぞれ一曲を持ち、最後には二曲がマッシュアップされて、一つの曲になる。スーパーボウルのハーフタイムショーのように、別々のアーティストや楽曲が最後に融合する面白さをつくりたい、というイメージです。

そこから「融合を象徴するモチーフは何だろう」と話し合い、太陽と月、皆既日食というアイデアに広がりました。太陽と月、東と西という二つのチームが向かい合い、試合が始まるような映像です。それをBMSG EAST「The Sun from the EAST」、BMSG WEST「The Moon in the WEST」のミュージックビデオと、FESの会場体験へつなげていきました。

ー「スーパーボウルのように」と言って、すぐにイメージが共有できる。その共通言語も大きいのでしょうね。

JIN そうですね。僕もYUさんも音楽ファンで、日ごろからいろいろな作品をディグしています。SKY-HIさんとも、お互いの引き出しを使って会話しながらつくります。ショービジネスはもちろん、ヒップホップから派生するファッションやアートまで、日常的にインプットし、ディスカッションできる状態にしています。SKY-HIさん自身の引き出しも、感度も、最新のものを取り入れる力もすごい。こちらが教わることも多いです。

YU 僕も昨日、ここでSKY-HIさんと話していましたが、共通言語とバックグラウンドがあるので、話が速いんです。

JIN 僕たちは音楽が本当に好きなので、「調べてみます」「いったん持ち帰って勉強します」という場面が少ない。こちらから出す事例も、SKY-HIさんはだいたい見ています。

YU ある映画の演出を例に出したときにも、こちらが「以前にこういうことをやりました」と話すと、「知っています。見ました」と返ってくる。そのレベルで会話しているので、音楽オタクたちのディスカッションのような感覚があります。少し部室っぽいところもありますね(笑)。

ー音楽サークルの部室のような感覚がありながら、トップもその会話に参加している。

JIN そうですね。もし社長と共通言語もバックグラウンドも違えば、毎回「こういう人がいて、こういう作品があって」とゼロから説明しなければなりません。BMSGのクリエイティブが強いと言っていただけるなら、それは日頃からチーム全体で音楽やカルチャーに対する濃密な共通言語を網羅できているからだと思います。毎回ゼロからインプットを共有し直す必要がなく、互いの意図を即座に汲み取れる。そのことも、この組織をつくった理由のひとつだと思います。

BMSG FES24──新社屋を舞台にした”一度きり”の記録

ーBMSG FES24は、新社屋の完成パーティというコンセプトでした。新社屋でキービジュアルや映像を撮る発想は、どのように生まれたのでしょう。

JIN そこにもBMSGの24年の姿があります。「ついに自社ビルまで建てた」ということ自体が、まず少し面白い。しかも社員が働き始めたら、そこでミュージックビデオを撮ることはできません。入居前のタイミングで作品を撮っておけば、すごくいい記念になるという話になりました。

その年は3本のミュージックビデオをつくりました。新しい社屋を起点に、そこからそれぞれの世界へ展開していく。BMSGが新たに動き出すという設定でつくると面白いのではないかと、SKY-HIさんと話して決まりました。人が働き始める前しか撮れないので、撮影できるチャンスは、その一度だけでした。

BMSG FES25──5年の軌跡を「絵巻」にする

ーBMSG FES25では、5年間の歩みを絵巻物のようなキービジュアルで表現しました。なぜ「絵巻」だったのでしょう。

JIN BMSGが生まれ、どう展開し、どう成長してきたか。その軌跡を見ること自体がエモーショナルではないかと思いました。5周年では、まずその歩みを振り返り、伝えたいという話になりました。一方、BMSGには日本発のエンターテインメントを世界へ発信していくという考えがあります。2024年に掲げた「TYOISM」という言葉もそうですが、日本的な表現を大切にする発想があります。SKY-HIさんとディスカッションするなかで、「日本らしくBMSGの歩みを振り返るなら、絵巻物のような表現がある」と考えました。背景の「BMSG 5周年絵巻」は、イラストレーターの平野由美子さんに描いていただきました。絵巻としてのストーリーがあり、その前にアーティスト全員が立つビジュアルです。

©BMSG

ー毎年のキービジュアルは、演出だけでなく、ポートレートとしての写真の質も非常に高いと感じます。

JIN 毎年、「今年はここをビジュアルにしよう」という狙いを決め、それに合わせてディレクターとフォトグラファーを選びます。やっていること自体はオーソドックスかもしれませんが、狙いに合う方にお願いしています。

ーミュージックビデオから切り出したような写真で済ませず、スチールをきちんと撮影している。しかも集合写真だけでなく、各アーティストの写真も撮っていますよね。

JIN BMSGを応援してくれている方やファンはもちろん、アーティストにとっても、キービジュアルの撮影はひとつのイベントです。普段なかなか会えないメンバー同士が集まる、大切な瞬間でもある。だから撮影そのものを楽しんでほしいし、いい時間にしたい。写真のクオリティも高くしたいと思っています。

ーBMSG FESでは、会場に掲出するものや、来場者が触れるクリエイティブもCreative Labが担当しているのでしょうか。

JIN すべてではありませんが、一部を担当しています。たとえば2022年には、会場でプロジェクションを使った表現がありました。2023年には「The Sun from the EAST」「The Moon in the WEST」のMVで使った柱のようなオブジェを、そのまま会場の外へ持ってきて展示しました。MVと会場を連動させた例です。ほかにも、ロゴを立体化したモニュメントをつくるなど、アイデアを出し、実制作のチームにつくっていただいています。

2025年「BLACK RECORDS」──視覚を消し、音だけに向き合う

ー2025年の5周年施策の一つ「BLACK RECORDS」は、視覚情報を消すという発想が印象的でした。どのようなきっかけから生まれたのでしょう。

JIN  5周年を迎え、BMSGは「新章突入」のころからさらにステージを上げ、日本のメジャーシーンの一角を占めるところまで来ていました。そこでSKY-HIさんから、BMSGのキーカラーである黒を使い、街に何かインパクトや驚きをつくりたいという話がありました。さらに、BMSGらしいアートの文脈、アートインスタレーションのような形にできないかとディスカッションしました。

そのなかで、視覚情報を消し、音だけに向き合うことで、音楽を純粋に体験してもらうのも面白いのではないかというアイデアが生まれました。どこまで情報を隠すのか、どのレコードを置くのか、店舗や試聴の仕組みをどうするのかについても話し合い、「何があれば純粋に音楽を聴けるのか」という基準で決めていきました。

©BMSG

ー「BLACK RECORDS」はD&AD Awards 2026のSpatial Design部門でWood Pencilを受賞しました。外部からの評価は、モチベーションになりますか。

JIN なります。もちろん、賞を取るために施策を実施しているわけではないですが、受賞はBMSGには世界で評価されるクリエイティブの力がある、と認めてもらったことだと思います。クリエイティブをBMSGの強みのひとつにしていきたいので、受賞できてよかったです。

BMSG FES26──「THE FUTURE IS YOURS」を形にする

ーBMSGは「第二創業期」に入りました。2025年に5年間を振り返った後、2026年は未来を打ち出す年でもあります。今年のBMSG FESのコンセプトは、どこから考え始めたのでしょう。

JIN ここまでの5年間は、SKY-HIさんが1億円の私財を投じて始めた個人的な挑戦から、BMSGが音楽業界の一角を占める存在に成長していくまでの歩みでした。その姿自体に強いリアリティがあり、エンターテインメントでもあったと思います。初めてフェスを開催したこと、次の年に二つの会場へ広がったこと、自社ビルまで建ったこと、5年間の軌跡を絵巻で振り返ったこと。BMSGが音楽業界のなかで一定の場所まで成長していく過程を見せることが、これまでは面白かった。

いまやBMSGはメジャーシーンの一角を占めています。だからこそ、これからは「自分たちはいまここにいる」と現在地を見せるだけではなく、BMSGが日本のエンターテインメントや音楽業界にどのようなポジティブな変化を起こせるのかを問いかける段階に来ています。過去を振り返るよりも「未来」が大きなテーマになる、という話がSKY-HIさんからありました。それが出発点です。

ーそこから、YUさんを中心に具体的な表現へ落とし込んでいったのですね。最初のディスカッションでは、どのような言葉が出ましたか。

YU SKY-HIさんが最初に掲げたのは、「最高の未来を自分たちでつくっていこう」という言葉でした。その言葉をよりどころにして、この思想を体現するキービジュアルや言葉とは何かをディスカッションしました。そこから、フェス全体のテーマとして「THE FUTURE IS YOURS」にたどり着きました。いまのBMSGの姿勢や、未来に向かう意志を表す骨格のある言葉です。それを含めて、キービジュアルをつくっていきました。

ー「YOURS」は誰を指しているのでしょう。

YU 「BMSGが未来をつくります」と一方的に宣言するのではなく、「この未来はあなたたちのものだ」と、受け取る人が主体になれる余地をつくることが大切だと思いました。アーティストやスタッフだけでなく、ファンや音楽に関わる人、音楽を愛する人たち。業界で働いているかどうかにかかわらず、音楽に関わる一人ひとりが「YOURS」の指す相手です。

©BMSG

ーキービジュアルでは、実際にアーティストが光を受けて輝いています。一人ひとりの個性やキャラクターを、どのようにビジュアルへ落とし込んだのでしょう。

YU 「BMSGにとっての最高の未来とは何だろう」と、SKY-HIさん、JINさん、Creative Labのみんなで話し、ビジュアルの方向性を考えました。最終的にSKY-HIさんと「これがいい」と決めたのが、クロスフィルターを使い、アーティスト自身が強い光を受けて輝く表現です。美術や物語のような、わかりやすい何かを前面に置くのではなく、アーティスト自身をフィーチャーする。アーティストが光を受け、輝きを放つ「現象」として表現することが、今回は大切でした。

BMSGのアーティストは、一人ひとりの個性が本当に豊かです。ダイヤモンドもいればエメラルドもいるように、誰もが異なる輝きを放つ、宝石のような存在です。その宝石が、光を受け、さらに輝く。そうした背景を企画の核にしました。

ークロスフィルターは、具体的にどのような撮影技法ですか。

YU 光るパーツを身につけ、クロスフィルター越しに撮影すると、点状の光から星のような光条が伸び、今回の写真のような表現になります。その技法を企画の中心に置くことで、SKY-HIさんの思いを表現できるのではないかと、話しながら磨いていきました。

スタイリングも、ベースはBMSGの黒で統一しながら、光を受けたときに強く反射するリフレクティブ素材やシルバーを20%ほど、ネオンカラーの素材を10〜20%ほど取り入れています。物理的に光を受けたとき、どうすれば最も輝くかを、スタイリストと検証しながら細かく詰めました。ロゴも同じ背景から考えています。

すべては、SKY-HIさんが最初に掲げたテーマを、どう全体の統一感や世界観へつなげるかということです。見る人や、フェスを楽しむ人が、BMSGの目指す未来のかけらや思想を感じられるようにする。直接的に説明するのではなく、見て感じるものとして統一感をつくることが、僕たちの役割だと思っています。

ーそこへたどり着くまでには、さまざまな試行錯誤があったのでしょうか。

YU もちろんです。毎週のようにSKY-HIさんと密にディスカッションしました。実験したものを見せて、「こうなりました」「これはあまり光を拾いませんでした」と共有し、また考える。短い時間でも素早く話し合うことを繰り返しました。

ー大枠を決めた後も、ディテールまで話し合うのですね。

YU かなり細部までディスカッションしながらつくります。SKY-HIさんはディテールまで詰めることも、表現そのものも大好きな人ですが、最後の仕上げはクリエイティブ側に任せてくれる。ビジョンを掲げることと、委ねることのバランスが気持ちいい。フィードバックも、やりたいことも明快ですし、詰めていく過程には、一緒に盛り上がる感覚があります。クリエイターがのびのびと制作できる土台をつくりつつ、きちんと見てディスカッションし、僕たちが出したものをさらに伸ばしてくれます。

ーJINさんは過去のBMSG FESを最初から担当してきました。今年の表現をYUさんに託し、完成したキービジュアルやロゴ、世界観を見て、どこに新しさや面白さを感じましたか。

JIN まず、質感がとてもおしゃれだと思いました。僕がこれまで手がけてきたものは、もう少し輪郭がくっきりした質感が多かった。クロスフィルターという撮影技法と、それに付随する今回の質感は、僕の引き出しにはなかったものです。

これはCreative Labの関係性にもつながりますが、クリエイターとアーティスト、プロデューサーの距離は、近すぎても遠すぎてもよくないと思っています。毎回違うクリエイターと組み、そのたびに「僕たちはこういうアーティストです」と説明するのは時間のロスです。一方、ずっと同じクリエイターと仕事をして、新しい風が入らないことも避けたいと思っています。

僕がECDとして、BMSGの世界観や目指すことをある程度監修しながら、適度な距離で新しい人に入ってもらい、表現を刷新していく必要があります。クロスフィルターという手法もそうですし、メッセージを直接説明せずに感じさせる、少しアート寄りのつくり方も、YUさんが持ち込んでくれた新しさです。とても素敵だと思いました。

MAZZEL × STARGLOW「Nameless MythS」

ー今年、BMSG FESに合わせてMAZZELとSTARGLOWの「Nameless MythS」を制作することは、SKY-HIさんのアイデアだったのでしょうか。

YU: そうです。「今年はこの二組でやろうと思う」というところから始まりました。ただし、今年のBMSG FESのテーマソングという位置づけではありません。全員で歌う曲としては、前年の「GRAND CHAMP」がある。そのうえで、今年のFESに合わせて発表する企画楽曲という位置づけです。

ーこのミュージックビデオをYUさんがディレクションしたのですか。

YU: はい。撮影は先週終わったばかりです。企画兼クリエイティブ・ディレクターとして、チームのみんなや監督と一緒につくりました。最初にSKY-HIさんから、BMSG FES26のキービジュアルや衣装、そこへ差し込む光まで思い浮かべながら、この曲をつくったと聞きました。「どんな偉大な物語にも、最初にはまだ何者でもなかった始まりがある」ということが、曲のコンセプトです。そこからディスカッションを始めました。

何もない「いま」を、自分たちの手で未来の神話に変えていく。その意志が曲の大きなテーマです。それをミュージックビデオからFES本番まで、どう一連の世界観として見せるかを意識し、SKY-HIさんやチームのみんなとつくりました。

ー映像には、惑星や宇宙を思わせる世界が広がっています。

YU: 曲の歌詞にある、人間の意志や叫びからインスピレーションを受けました。「神話」とは人類の挑戦の歴史でもあるし、それはもっと俯瞰で見ると、この地球で生まれた物語であると。監督やセットデザイナーと哲学的な対話を深め、MVの物語や背景に地球史を織り込むアイデアへたどり着きました。

冒頭は「ホワイトアッシュ」、つまり白い灰が舞う、すべてが燃え尽きた後の荒廃した地表です。その白い灰が剥がれると、地球の原初を思わせる黒い玄武岩の大地が現れます。地球が積み重ねてきた長い時間や歴史、その果てに生まれた人間の可能性を、世界観や美術の背景に感じさせたいと考えました。

最後に、RANが初めての生命を思わせる芽を見つけ、そこで終わります。地球が生命を生み出してきた歴史を、数分間の映像に凝縮した表現です。楽曲のコンセプトを起点にディスカッションし、それを映像表現へ連動させていきました。

ー楽曲と相まって、非常にインパクトのある映像です。MAZZELとSTARGLOW、一人ひとりのキャラクターも立っていました。ヒップホップやラップが好きな人たちがつくっていることが、曲にも映像にも表れているように感じます。

YU: 今回の監督自身も、音楽をとても愛している人です。つくり手一人ひとりの音楽愛が、細部の表現に出ていると思います。

JIN: こういう形でアーティストの構想やイメージをビジュアル面で作品へ広げていくことが、Creative Labの仕事の具体例です。

撮影を見守るSKY-HIとYU TSUBAKI ©BMSG

第二創業期のCreative Lab BMSG発の表現を世界へ

ーBMSGが第二創業期へ入るなかで、Creative Labは組織全体でどのような役割を担っていくのでしょう。

JIN 日本らしさやBMSGらしさを生かし、世界の音楽業界をアップデートする表現を生み出せたらと思っています。「日本らしさ」を看板として無理に掲げたいということではありません。日本のカルチャーだからこそ得意とする表現があると思うんです。それをBMSGから発信し、音楽業界のスタンダードを更新していきたいです。

たとえば、グラフィックやアートディレクションの領域で、日本から生まれた作品がグローバルで評価されてきた表現のひとつに、非常に緻密で、描き込みの多いものがあります。そうした緻密さは、日本のカルチャーが持つ強みのひとつだと思います。

グラフィックでも映像でも、日本や東京のカルチャーらしい手法を使い、世界から見ても面白いと言われるものをつくりたい。それがBMSGのスタイルになるところまで持っていきたいです。現時点で「これこそがBMSGのスタイルだ」と完全に確立できたとは思っていませんが、独自のスタイルを生み出していきたいです。

ー確かに、これまでのBMSGの作品からも緻密さを感じます。

JIN それはひとつの手法だと思います。もうひとつ、日本のクリエイティブが世界で評価されるポイントとして、UGC、つまりユーザー生成コンテンツや、ファンとの共創があります。「新章突入」もそうですが、ファンの方と一緒に音楽体験をつくり、共有できることも、日本のクリエイティブの強みになり得ると思います。

日本のカルチャーから学びながらBMSG独自のスタイルをつくり、それが世界でも面白いと評価され、やがて海外でも使われていく。BMSG発の表現フォーマットが生まれ、グローバルに広がるところまで行けたらと思います。日本のつくり手が得意とする方法から生まれたクリエイティブが評価される状態を目指しています。

ー新しい世代のクリエイターを見つけたり、育てたりすることも考えていますか。

JIN ワークショップを開くという具体的な話ではありません。ただ、僕たちはもともと別の業界にいて、SKY-HIさんの考える「グローバルな音楽のクリエイティブ・ディレクター」という仕事に挑戦したいと思い、BMSGで一緒にやり始めました。

日本では「音楽のクリエイティブ・ディレクター」という職種は、まだ新しいものです。別の領域から人が移り、この仕事をつくり始めている段階だと思います。一方、米国や韓国では、その職種がより確立され、最初からそこを目指す人もいる。日本でも、次の世代の人が生まれるためのいい土壌になればと思います。

YU カニエ・ウェストのデザインやクリエイティブ・ディレクションを手がけていたヴァージル・アブローが、その後、自身のブランドを立ち上げ、ルイ・ヴィトンのメンズ・アーティスティック・ディレクターになったように、海外ではアーティストのクリエイティブ・ディレクターが当たり前に存在し、花形の仕事にもなっています。そうした仕事を志すカルチャーがあるんです。

BMSGが日本でもそうした取り組みを行い、若い人たちが「こういう仕事があるんだ。やってみたい」と思うことが、これからの日本のエンターテインメントや、その周囲のクリエイティブの可能性を広げると思います。そこも目標のひとつにしたいです。

ーCreative Labでは、実際に人材を募集しているのですか。

JIN 積極的に募集しています。Rolling Stone Japanの読者にも、興味のある方がいるかもしれません。門を叩きたい人がいたら、ぜひ連絡してほしいですね。

参加の仕方はさまざまです。会社に所属しながら、その会社のプロジェクトとして関わる人もいれば、フリーランスの人もいます。音楽の世界で、お互いにフィーチャリングするような感覚です。「入社」という一つの形に限りません。副業が認められているなら個人で参加する方法もありますし、所属会社を通して企画を受けてもらう方法もあります。自由度の高い形です。

ー業務委託や会社単位など、いろいろな参加の仕方があるのですね。日本に住んでいなくても可能ですか。

JIN 契約や法務の確認は必要ですが、必ずしも日本在住に限らないと思います。BMSG Creative Labを面白そうだと思ったら、まず一度連絡をもらい、何か一緒にできれば、という気持ちです。

ークリエイティブ・ディレクターのように全般を見られる人でなければ参加できませんか。たとえば、映像撮影が得意な人でもいいのでしょうか。

JIN もちろんです。クリエイティブ・ディレクターが全体を見て、アート・ディレクターがグラフィックをつくり、フィルム・ディレクターが映像をつくる。いろいろな人がチームで制作します。音楽で言えば、それぞれが異なる楽器のパートを担当するようなものです。どのパートから参加してもらっても、一緒につくれます。スチール撮影が大好きな人でもいい。曲やタイミングに応じて、「今回はこの編成で一緒にやろう」とチームを組み替える、音楽に近い形です。

ーバンドにたとえるなら、「いま、このパートの人が足りない」という領域はありますか。

JIN クリエイティブ・ディレクターですね。SKY-HIさんには、アイデアも、やりたいことも無限にあります。それを上流の段階から一緒に実現できる人が必要です。

YU そういう意味では、僕も本当にいろいろなことをやらせてもらっています。

JIN 僕とYUさん以外にも複数のクリエイティブ・ディレクターがいて、現在は4〜5人ほどが関わっています。経験があり、「ぜひやりたい」という方は大歓迎です。

ー6周年施策について、どのような企画を予定していますか。

JIN: SKY-HIさんから、「東京だけでなく全国に目を向けたい」という話がありました。これまでの周年キャンペーンは東京が中心だったので、今回は全国へ広げようと考えています。福岡、愛知、兵庫の商店街にあるシャッターを使い、ミューラル、つまり壁画を展開します。シャッターに描かれたアートにスマートフォンのカメラを向けると、ARの演出が起動し、アーティストの特別映像を見られる仕組みです。それぞれの場所で、ミューラルアーティストに作品を描いてもらいます。地域にゆかりのあるアーティストを中心に構成し、商店街のさまざまな場所に作品が現れる企画です。

©BMSG

BMSGらしいクリエイティブとは何か

ー最後に、JINさんが考える「BMSGらしいクリエイティブ」とは何でしょう。

JIN 音楽カルチャーを更新し、進化させていく意志が込められたものだと思います。BMSG自体が、音楽をアートとして更新することと、音楽業界そのものを更新することの両方を目指しています。Creative Labは、そのなかでカルチャーを更新していく役割を担いたいと思っています。

BMSGが新しい表現を生み出し、それが別の誰かに影響を与え、さらに違う表現が生まれる。カルチャーは階段のようなものだと思います。僕たちがその階段に一段を加え、まったく別の誰かが次の一段をつくります。

単に「これが格好いい」という理由で、すでにあるものを模倣するだけでは、カルチャー自体は上の段へ進みません。僕たちのつくったものを見た誰かが、「では、自分はこういうものをつくろう」と刺激を受ける。お互いにインスパイアし合いながら、みんなでカルチャーを更新できるようなものをつくっていきたいです。

©BMSG

BMSG FES'26

出演(メインステージ):SKY-HI / Novel Core / BE:FIRST / MAZZEL / STARGLOW / Aile The Shota / edhiii boi / REIKO / HANA / ふみの / TAKARA / Ayumu Imazu / SALU

出演(サブステージ):BANVOX / ODORI / RHT. / THE SPC BOYS CLUB / BMSG TRAINEE(YUTA / KEI / RAIKI / TAICHI / KANTA / REN / KAIRI / KEITO / COTA / RYOMA / AOI / HAL / YU / KEISHIN / RYOTO / ISANA / LEON / KAITO)and more

会場:

お台場BMSG FES特設会場

〒135-0064 東京都江東区青海1丁目1

日程:

2026年10月10日(土) 開場13:00 開演15:00

2026年10月11日(日) 開場13:00 開演15:00

2026年10月12日(月・祝) 開場13:00 開演15:00

※開場/開演時間は変更となる場合がございます。

※全日B-SIDE AREAは9:00、サブステージは10:30に開場予定となります。

※終演時間は20:00頃を予定しておりますが、変更になる可能性がございます。あらかじめご了承ください。

Official Website:https://bmsgfes.tokyo/

Prime Video 配信概要

配信日:2026年10月10日(土)、10月11日(日)、10月12日(月・祝)

配信時間:各日 15:00〜20:00頃

PPV料金:¥6,000(税込)/1日

販売期間:10月5日(月)15:00〜10月26日(月)20:00

アーカイブ配信:2026年10月10日(土)、10月11日(日)、10月12日(月・祝) 各日生配信終了後〜10月26日(月)23:59

※各日、一部セットリストや演出等が異なります。

※PPVの視聴には別途料金がかかります。プライム会員以外の方も購入可能です。

※生配信のPPV購入者はそのままアーカイブ配信もご覧いただけます。また、生配信終了後もPPVをご購入いただくことで、アーカイブ配信の視聴が可能です。

※各日のアーカイブ配信は、生配信終了後、配信準備が整い次第の開始となります。