
スパイス・ガールズがデビュー30周年を迎えて改めて注目を浴びる中で、メラニーC(Melanie C)ことメラニー・チズム──”スポーティー・スパイス”と言ったほうが話が早いだろうか?──が間もなく、11月6日にEXシアター六本木で一夜限りの来日公演を行なう。
スパイス・ガールズの5人のメンバーの中でいち早くソロ・アーティストとしてのキャリアを軌道に乗せて以来、コンスタントに作品を送り出してきただけでなく、ダンサーや俳優(英国の演劇界で最も権威があるローレンス・オリヴィエ賞候補にも挙がっている)としても活躍し、充実したキャリアを築いてきたメラニー。日本でソロ・アーティストとしてステージに立つのは実に27年ぶりだが、さる5月に発表した9枚目にあたる最新作『Sweat』はメディアの称賛を浴びて全英チャートでの自己ベストを更新。先頃結婚もして、50代に入って「今が一番幸せ」と宣言するほどに公私共に順風満帆なフェーズを迎えているだけに、彼女との再会には絶好のタイミングだと言えるだろう。
その『Sweat』は、アシッドハウスの洗礼を受けた世代に属し、近年DJ兼リミキサーとしても活動しているメラニーが、ダンス・ミュージックへの愛情を全開にした快作だ。ローズ・グレイやアフィといった若手の女性ミュージシャンも交えて書き上げた曲の数々は、スパイス・ガールズの作品にも通ずる、しかし人生の重みに貫かれたエンパワーメントのメッセージを湛えており、そこからも彼女の現在地が読み取れるのではないかと思う。
そんなアルバムを携えて久々のワールド・ツアーを敢行中のメラニーと行なった以下のインタビューでは、自身の近況はもちろんのこと、ほかでもなく日本でグループとしての第一歩を踏み出したスパイス・ガールズ(彼女たちは世界に先駆けて1996年6月にデビュー・シングル「Wannabe」をリリースしている)の思い出やレガシーについても饒舌に話してくれている。故郷リヴァプールの訛りの強い英語といい、豪快な笑い声といい、フランクな語り口といい、それは、思っていた通りのスポーティー・スパイスだった。
27年ぶりの日本公演、スパイス・ガールズの原点を振り返る
―あなたは9月にカナダでツアーを開始しましたが、手応えはいかがですか?
メラニー:今のところ順調そのものです。そもそも私は昔からずっとステージでパフォーマンスをするのが大好きで、アーティストとして、パフォーマンスへの愛に突き動かされていると言っていいくらい。スタジオで音楽を作る作業も好きですが、最終的な目標は、ファンの前でその音楽を披露することにあります。今ちょうど北米での公演日程を終えたところで、本当にエモーショナルな体験になりました。日本もそうですが、中には20年以上訪れていなかった場所もあって、ファンのみんなと再会して音楽がもたらす喜びを分かち合えて、こんなにも音楽を愛している人が大勢いるんだなって心強く思えましたし、日本に行くのも楽しみ! すごくスペシャルなショウになるはずです。
―確かに、本格的なワールド・ツアーを行なうのは約20年ぶりですよね。今こそ世界を旅しようと思い立ったのはなぜでしょう? 『Sweat』というアルバムがあってこそ?
メラニー:その通り。私はこれまでも常に曲を書き続けて、レコーディングをして、ヨーロッパを中心にツアー活動もしてきたんですが、『Sweat』はどういうわけか、他のアルバムよりも大勢の人の心に刺さったみたいで、今までにない形で人々の関心を引いたんですよね。そのおかげで、大規模なツアーを行なうチャンスも得られました。


―中でも日本で公演するのは、ソロ・デビュー作『Northern Star』の発表に合わせて来日した1999年以来です。
メラニー:クレイジーな話ですよね! 実は2016年に一度デヴィッド・フォスターのイベントに出るために来日したんですが、滞在時間は24時間以下という慌ただしい旅でした。でも今回は17歳になる娘も一緒に行くので、親子で改めて日本について色んな発見をするのを楽しみにしています。きっとすごく変わったでしょうし。でも、スパイス・ガールズとして初めて行った時のことはよく覚えています。私たちが訪れた最初の外国だっただけに強烈な印象を与えられて、まだブレイク前だったから余計に記憶が鮮明なのかもしれません。それまで英国人として親しんできたものとは全然違うカルチャーにすっかり魅了されました。ファッションはもちろんのこと、食べ物から言語まで異文化に触れて最高の思い出を作ったものです。
―スパイス・ガールズのデビュー・シングル「Wannabe」が、全英ナンバーワンを獲得した時も日本に滞在していたんですよね。
メラニー:そうそう! それで急遽BBCの音楽番組『Top of the Pops』に日本から生中継で出演して、パフォーマンスをやることになったんです。そういう経緯もあって、全メンバーの心の中で日本は特別な位置を占めています。
―成田山新勝寺の境内から生中継されたその時の映像が、「Wannabe」の発売30周年を記念して、スパイス・ガールズのYouTubeチャンネルで公開されています。あなたはいつものようにバック転を披露していましたね。
メラニー:(笑)あの時は、日本に着いて、空港からお寺に直行したんです。全然寝ていなくて猛烈な時差ボケ状態だったんですが、それでもバック転をして、本当にクレイジーなシチュエーションでした! 今となっては信じがたい体験ですよね。
―さて、ツアーの話に戻りますが、セットリストを見ると今回のライブは3部構成で、アコースティック・コーナーあり、DJセットありで、スパイス・ガールズの曲も披露していたり、本当に盛りだくさんです。表現者としての多面性を見せたかったということなのでしょうか。
メラニー:そうですね。何もかも詰め込みたいという気持ちがありました。例えばこのところ私はDJ活動にも力を入れていて、アルバムに大きな影響を及ぼしたので、そういう側面にも言及し、かつまとまりのあるショウを構成したかったんです。前半は速いテンポで展開し、途中のアコースティック・セクションで気分を切り替えて、オーディエンスのモードをチェックして、さらにDJセットを経て再び後半に向けてエネルギー値を高めていく……。そういう流れをうまく作り出せたんじゃないかと思っています。
―なるほどね。『Sweat』の収録曲を全てプレイしていることにも驚きました。
メラニー:その点については、不安なところもありました。どのアーティストもそうだと思いますが、新しい曲をライブで披露する時はリアクションが読めないですからね。あとで数曲カットすることになるのかなって思っていたんですが、反応は上々で全くの杞憂でした(笑)。
―ちなみにソロ活動を始めた頃のあなたは、スパイス・ガールズの曲はライブで歌っていなかったですよね。セットリストで見かけるようになったのはここ10年くらいですが、あれらの曲に対する気持ちが変わったのでしょうか?
メラニー:ええ、昔と今では感じ方が全く違います。やっぱり最初は若くてナイーブでもあって、とにかくソロ・アーティストとしての立ち位置を確立したかった。必ずしもスパイス・ガールズから距離を取ったわけではなくて──あのグループの一員でいられることは本当に光栄なことですから!──ソロ作品でも評価を勝ち取ることにこだわっていました。でも年齢を重ねて、特にヨーロッパ各地のフェスティバルに出演するようになってから、スパイス・ガールズの曲がいかにたくさんの喜びを人々にもたらしているのか思い知らされる機会が多々あって、ソロのライブでも歌いたくなったんです。そういう意味でDJという表現手段は素晴らしくて、スパイス・ガールズの曲をほかの曲とマッシュアップして楽しんでいます。例えば「Who Do You Think You Are」をニルヴァーナの「Smells Like Teen Spirit」と組み合わせたり、「Spice Up Your Life」を……曲名を思い出せないんですがファットボーイ・スリムの曲と組み合わせたりして。昔の曲を刷新したように聞こえて、ファンは大歓迎してくれています。
―特に日本のファンは、スパイス・ガールズのライブがまだ実現していないので、懐かしい曲をあなたが歌ってくれればものすごく盛り上がると思いますよ。
メラニー:そのことは本当に申し訳なく思っています。日本はスパイス・ガールズの歴史においてすごく重要な役割を果たした国で、ポップスターとして振る舞う方法を習得した場所だとも言えるので、大きな借りがある。なのにグループとして公演できていないなんて、あまりに悲しいですよね。みんなで集まってツアーの話をするたびに、私は「今度こそアジアに行こうよ!」って強力に推してるんですけど……。
50代で自己ベスト更新、『Sweat』制作背景
―『Sweat』についてもう少し詳しく訊かせてください。今作はソロ・アルバムとしては、全英チャートでの最高ポジションを更新していますよね。
メラニー:そうなんです! 52歳になって記録を更新できるなんてすごく誇りに感じますし、おかげで、ここにきて従来以上に野心的になりました。大勢の人とコネクトできるアルバムを作れたことで、「まだまだほかにも色んな可能性がありそうだな」と思えたんですよね。そしてこうして再び世界を旅することもできて、この上なく充実した日々を送っています。人々が遊びに出かけて、音楽を聴いて、踊って、楽しむ機会を提供するのが私の仕事なんですから、今が一番幸せかもしれませんね。
―しかもこれは、ダンス・ミュージックへの思い入れだけでなく、スポーティー・スパイスというニックネーム通りにフィットネス・マニアであるあなたの一面も投影されていて、楽しみながら作ったことが分かるアルバムですよね。
メラニー:実際、めちゃくちゃ楽しかった!(笑)このアルバムにはDJ活動を始めたことで得られた喜びが、そっくり投影されているんですよね。とにかくクラブ空間に身を置く感覚が心地良くて。ほかのアーティストの曲をプレイして、それがどんなインパクトを与えるのか観察し、結果的に自分の音楽作りに関しても新たな視点が得られたので、DJ活動がなければ生まれ得なかったアルバムです。
―そもそもDJを始めたきっかけは? 10代の頃からイビサ島に遊びに行ったりしていたそうですが、以前から関心があったんですか?
メラニー:元を正せば、私は17歳くらいの時にレイヴにハマって、友人たちとクラビングを楽しんでいたんです。で、当時のDJたちがアナログ盤をプレイしているのを見ていて、一度やってみたいと思ってはいたものの、一歩踏み出す勇気がないまま時間が経ってしまって。その後2016年に、友人がイースト・ロンドンのクラブで開催している”Think The Pink”というイヴェントにゲスト出演する機会がありました(※Think The PinkはLGBTQ+のアライとして有名なメラニーが一緒にツアーをしたことがあるドラァグのコレクティヴ。同名のクラブ・イヴェントを主宰している)。その友人にDJに興味があると話したところ、「じゃあ試してみれば?」と言われて、「新しいスキルを学ぶには年を取り過ぎているんじゃないかな」って答えたんですよね。でも彼に説得されて、とあるDJのレッスンを1回受けてみたら、途端にのめり込んでしまったんです。そこで次のレッスンも申し込んで、数カ月後にはプロのDJとしてデビューしました。全人生を振り返っても、あんなに怖い経験はほかに思い付かないですね(笑)。
それ以来ずっと続けていて、自分の前に新しい世界が開けた気がしています。DJとしてイビサに通うようになってすでに5年になるのかな。つい最近もサンフランシスコで行われたダンス系のフェス、ポルトーラにDJとして出演しました。だからみんなも、何かやりたいことがあるなら怖がらないで挑戦してくださいね(笑)。

イビサのCafé MamboでのDJセット(2024年)
―あなたに多大な影響を与えたアーティストと言えばマドンナですが、9月の2026 MTV Video Music Awardsで多数の賞に輝いた彼女は、受賞スピーチで「サッカーを除けば、みんなをひとつにつなぐことができるものはダンスです。ダンスフロアの上では誰もが対等な関係にあります」と語っていました。あなたも同じ気持ちですか?
メラニー:ええ。100%同意します。私がダンス・ミュージックを長年こんなにも愛している理由はまさにそこにあって、つまり、一体感なんですよね。人々がひとつになって、同じ体験を分かち合えるということ。これは英国でも日本でも同じだと思いますが、みんなウィークデイは一生懸命働いて、週末にぱーっと出かけたり、もしくはお金を貯めてフェスティバルに行ったりして、とにかく踊って楽しむ。ダンスフロアの上でひとつになって、自分を解放するんです。そこにはヒーリング効果もありますし、マドンナの言う通りですね。彼女が今のタイミングでダンス・アルバムを発表したというのも素晴らしいことだと思います。私たちの世代が──”お母さんたち”とでも言っておきましょうか(笑)──が元気に第一線で頑張っている今、ポップ・ミュージックの世界では、大人の女性アーティストにとってすごくエキサイティングでポジティブな時代が来ているように感じるんですよね。
―本当にそう思います。マドンナといい、あなたといい、カイリー・ミノーグといい、ロビンといい。あと、今作に関しては歌詞にもすごく惹かれました。挑発的で、自信たっぷりで、熱くて、エンパワーリングで、自分の人生に抱く誇りが伝わってくる歌詞ですよね。やっぱりパンチの効いたビートが、あなたのパワフルな面を引き出したのでしょうか?
メラニー:サウンドと言葉はひとつの表現として一緒に生まれた気がしますが、間違いなく年々自信が増していて、勇気も身に付きました。と同時に肩の力が抜けて、改めてスポーティー・スパイスというキャラを楽しんで受け入れているので、歌詞にも以前より遊びがあるんじゃないかと思います。私はこれまでも常に自分のエモーションについては率直に綴っていましたが、遊ぶことも恐れなくなったということですね。バカバカしいこと、挑発的なことも歌ってみたりして。加えて、私は数年前にすごく辛い別れを体験して、その後現在の夫(※オーストラリア人のモデル・俳優のクリス・ディングウォール)と出会って恋に落ちて……という経緯を巡るエモーションにも、このアルバムでは触れています。
―実際本作には「Emotional Memory」や「Cashmere」や「One Track Mind」などなど、ゴージャスなラブソングも目立ちます。
メラニー:そうなんです。ここ2年くらいは本当に幸せな人生を送っていて、こんなに素敵なインスピレーション源を与えられたことに、感謝せずにいられません。今回のツアーには夫も同行しているんですが、私がこれらの曲を歌っていると、ステージの袖で恥ずかしそうにしていますよ(笑)。
スパイス・ガールズの30年と揺るぎない絆
―続いて、デビュー30周年というタイミングなので、スパイス・ガールズについても色々伺いたいことがあります。アデルからチャーリーXCXまであなたたちの影響下にある後輩は無数にいますし、この30年間に新しいファンを勝ち取っていて、”ガール・パワー”というメッセージ共々、グループの存在感は全く薄れていませんよね。あなたはどの時点で、自分は単なるポップグループの一員なのではなく、大きなムーブメントの一翼を担っていると悟りましたか?
メラニー:そうですね、スパイス・ガールズは、グループを結成した私たち5人よりも遥かに大きな存在なんだと、結構早い段階でみんな意識していたと記憶しています。他に例がないタイプの影響を与えていると自覚していましたし、結果的に90年代に育った世代だけではなく、その後も私たちの音楽や価値観に出会った新しい世代をエンパワーし続けているというのは、途方もない特権ですよね。ただ、その意味を正確に理解できたのは随分あとになってからで、2019年に英国でスタジアム・ツアーを行なった時にようやく、すとんと腑に落ちるところがあったんです。8万人くらいのキャパの巨大な会場でパフォーマンスをしていて、そこには自分の青春時代を追体験している人、自分の子どもたちと楽しんでいる人、親子三代で来ている人、色んな層がいて、オーディエンスを眺めているだけで圧倒されてしまったんですよね。私たちが幅広い世代に与えたインパクトを実感できて、こんな役目を与えられてどれだけ恵まれているのかと、思い知らされました。
―あなた個人としては、スパイス・ガールズのレガシーをどう捉えていますか?
メラニー:このテーマについて話をしていると、つい感情が高ぶってしまうんです(笑)。特に今はツアー中で大勢のファンと接しているので、尚更そうなんですが、自分の音楽が誰かにポジティブな影響を与えたことを知ると、本当に謙虚な気持ちになるんですよね。だからスパイス・ガールズのレガシーは、音楽はどれほど人々をエンパワーできるのか知らしめたという点にあるんだと思います。私にとってはそこが一番エキサイティングですね。
メラニーC、スパイス・ガールズのヒット曲をメドレーで披露。2025年の大晦日に開催されたシドニーの年越しイベントにて
―もうひとつスパイス・ガールズについて忘れてならないのは、女性同士の絆を称えているという点ですよね。10代の時に出会って史上最大のガールズグループになったあなたたちは、同時にそれぞれに人生経験を積んで成長したわけですが、今に至るまで固い絆を維持して支え合っています。7月にあなたが結婚式を挙げた時もみんなが出席して、唯一来ることができなかったヴィクトリアはウェディング・ドレスをあなたのために作ったそうですね。
メラニー:私たちが今もお互いを支え合っているのはなぜかと言うと、究極的に、この星の上で私たち5人以外にスパイス・ガールズの一員であることが何を意味するのか知っている人は、誰もいないんです(笑)。もちろん家族や親しい友人など、近い場所から見守ってくれていた人もいますが、全てを実際に体験したのは私たちだけ。そこには極めてユニークな絆があります。そして、これはどんな友人関係にも言えることですが、私たちにもアップダウンがありました。それがまさにスパイス・ガールズなんですよね。私たちの関係は、激しくぶつかり合うヒリヒリとしたものでしたから(笑)。そういう意味で、バンド仲間とか友達とか同僚というより、シスターフッドと呼ぶべき関係にあります。家族みたいなもので、そういう絆が破られることは永遠にない。しかも年を取るにつれてお互いをリスペクトする気持ちは強まっていて、ほかの4人がいてくれることに、それぞれが手にした美しい人生に、みんな感謝の気持ちで一杯なんです。
―他方で、オアシスの復活などもあって90年代への関心が若者たちの間で高まっています。いわゆるクール・ブリタニアのど真ん中にいたあなたにとって、90年代はどんな時代でした?
メラニー:私の記憶では、90年代はワイルドな時代でした。ルールはあったけど、破るためにあったというか(笑)。特にスパイス・ガールズはそうでした。「それはやってはいけない」と言われると、余計にやりたくなってしまって、それが90年代の気風だった気がします。誰もがお互いに挑発し合って、しかもキッズが主導権を握っていた。そしてカメラ付きの携帯電話など無くて、私たちは今の若者にはない自由を手にしていました。だから”無垢な時代”と呼びたいところなんですが、同時に、ものすごくやんちゃな時代でもありましたね(笑)。
―そんな90年代に始まったあなたのキャリアを振り返ってみると、グループでの活動の傍ら1999年にソロ・デビューし、休むことなく活動を続け、音楽以外の表現にも積極的に挑み、5人の中で最も充実した創造活動を行なってきました。何があなたを前へ前へと突き動かしているんでしょう?
メラニー:私自身もたまに「何だろう?」って思うんですよね(笑)。でも、この仕事が好きで仕方がないということに尽きるのかもしれません。たくさんの喜びとエネルギーを与えてくれるし、私の生命力の源みたいなもの。もちろんほかのメンバーにも、情熱を注いでいるものがあります。対象が違うだけ。ご存知のようにヴィクトリアはファッション界で偉業を成し遂げていて、ジェリは今や作家でもある。私は今も昔も音楽に情熱を注いでいて、そんな自分を止めることができないんですよね。それに、私の出自も無関係ではありません。イングランド北部の労働者階級の出身で、勤勉な労働者の家系なので!
―では最後に改めて、来日公演への意気込みを聞かせてください。想像するにかなり体力を試されそうですが、観る側はどんな心構えでいるべきなのでしょう?
メラニー:体調はバッチリ整えておいて欲しいですね(笑)。何しろ『Sweat』はエネルギー値がものすごく高いアルバムですし、中にはディープな内容の曲もあって、1本のストーリーを描いてオーディエンスに一緒に旅してもらうという側面もありますが、基本的にはとにかく楽しいショウを期待していてください。踊りまくってエンジョイしてもらいたいので、服装はスポーツウェア、ぜひラクチンな靴を履いてきてくれればと思います(笑)。

![MELANIE C WORLD TOUR | インターエフエム [ 89.7MHz TOKYO ]](images/img20261021-5574-tll26.jpeg)
MELANIE C WORLD TOUR
2026年11月6日(金)東京・EXシアター六本木
開場18:00/開演19:00
チケット料金:
スタンディング 14,000円(税込/ドリンク代別)
指定席 16,000円(税込/ドリンク代別)
VIPアップグレードチケット:
・The Sweat All Access Experience:40,000円(税込)
・The Sweat Collective – Fan Pass:20,000円(税込)
※いずれも別途公演入場チケットが必要
