母と息子が二人三脚で12年かけて磨き上げたハンバーグ。新たな仲間を迎え、店が変わり始めた時、母にはどうしても譲れない思いがあった――フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、「母と息子のやさしいごはん3 ~僕と母さんとハンバーグ~ 後編」を、27日に放送する。

  • (左から)大貴さん、ユウキさん、貴美子さん

    (左から)大貴さん、ユウキさん、貴美子さん

厨房に立つ息子・大貴さん(33)、接客を担う母・貴美子さん(69)、大貴さんの友人・ユウキさん(42)の3人で営む東京・練馬区の「酒処 大(たい)」は、ハンバーグなどの一品料理と、こだわりの日本酒が売りだ。

発達障害があり、料理が大好きな息子のため、母が食堂を開いたのは2020年。コロナ禍や水漏れ被害で2度の閉店を経て、3店舗目を開くが、今度は母が目の病気で店を離れることになった。

母が戻るまで店を守ろうと動いたのは、ユウキさんだった。大貴さんがこだわるハンバーグなどは食材費がかさみ、十分な利益が残らない。そこでカレーやローストビーフ丼など原価を抑えた料理を加え、手頃な日本酒もそろえる。目指すのは、地元の人が気軽に通える店。大貴さんもユウキさんを信頼して提案を受け入れ、売り上げは少しずつ伸び始めた。

だが、約半年ぶりに店を訪れた貴美子さんは、その変わりように戸惑う。

「今までのことが無になる。何のためにやってきたのか分からない…」

安さを優先して質まで落とせば、息子が築いた味も評判も失うのではないか。

店を続けるために新たなやり方を探る2人と、息子の味を守りたい母。大切な店を思う気持ちは同じなのに、すれ違う親子の思い。そして母は、大きな決断を下すのだが…。

ナレーションは前編に引き続き、永作博美が担当する。

(C)フジテレビ