エド・シーランは「ろくでなし」ロジャー・ウォーターズ、マックルモア降板をめぐり猛批判

長年にわたってパレスチナ支持を公言してきた元ピンク・フロイドのシンガーソングライター、ウォーターズ・ロジャーが9月15日(火)夜、Instagramに動画メッセージを投稿した。ガザに暮らすパレスチナ人への支持を表明したことをめぐり、マックルモアがシーラン・エドのツアーから降板させられたのを受け、ウォーターズはシーランを「ちっぽけなクソ野郎」と罵倒した。

画面に「Ed Who?(エドって誰?)」という文字が映し出され、バックではウォーターズによる「We Shall Overcome」のカバーの一部が流れるなか、彼はこう語った。「お前にちょっと言いたいことがある。この世界には2種類の人間がいる。正しいことをする人間——ラッパーのマックルモアはそのひとりだ——と、間違ったことをする人間だ。残念ながら、そういう連中の多くは、ちっぽけなファッ……いや失礼、今Fワードを言いかけた——お前みたいなクソ野郎(little prick)だ。じゃあな」

9月14日(月)、ツアーのプロモーターは、今後公演が予定されている会場側から、マックルモアを出演者から外さなければ公演自体を開催しないと通告されたことを明らかにした。ニューヨーク近郊で行われた2公演では、マックルモアがオープニング・セットの最中に「Free Palestine(パレスチナに自由を)」と叫び、イスラエルがハマスとの戦争を開始して以降、ガザで起きた破壊の様子を映像で映し出したほか、この戦争で命を落とした6歳のパレスチナ人について歌った楽曲を披露していた。

「エド・シーランの米国『Loop Tour』のコンサート・プロモーターとして、今後の米国ツアーを開催する複数の会場から、マックルモアが出演者に含まれている限りコンサートの開催は認めないとの通告を受けました。その場合、ツアーそのものが中止となり、数十万人のファンに影響が及ぶことになります」とMessina Touring Groupは声明で述べた。「関係各所と協議した結果、マックルモアは今後予定されている残りのサポート公演には出演しないことになりました」

9月15日(火)には、フィニアス、ルーカス・グラハム、ロウ・アーロン(Aaron Rowe)を含む、シーランのツアーに出演予定だったほかのサポート・アクト全員が、マックルモアへの支持を表明してツアーから離脱した。「抑圧されている人々のために声を上げるアーティストが、沈黙を強いられるようなことがあってはならない」とフィニアスはInstagramに投稿した。「今後予定されていたエド・シーランとのツアー公演から離脱することを決めた。僕はパレスチナと、そこに暮らす人々を支持する」

シーランは自身の声明で、マックルモアを出演禁止にしたプロモーターと会場オーナー側に責任があるとした。「僕自身も、双方の活動家とともにプロモーターと直接話し合い、すべての人にとって折り合える解決策を見つけようとしましたが、会場とプロモーターの決定が最終的なものとなりました」とシーランは声明で述べた。ニューイングランド・ペイトリオッツのオーナー、クラフト・ロバートも声明を発表し、ボストンのジレット・スタジアムでマックルモアを出演させたくなかったと明らかにしている。

「エドから、クラフトが『自分のスタジアムでは僕を出演させない』と言っていると聞いた」とマックルモアは声明で書いている。「さらにエドによれば、クラフトはほかのスタジアムのオーナーたちにも働きかけ、彼らは足並みをそろえて最後通告を突きつけたという。『マックルモアをツアーに残すなら、我々の会場では公演させない』と」

オカシオ=コルテス・アレクサンドリア下院議員は声明で、スタジアムのオーナーが言論の自由を制限することを認めるのは「危険な前例」になると述べた。

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From Rolling Stone US.