ニュー・オーダーのジリアン・ギルバート、がんを公表「治療を続けている」

ニュー・オーダー(New Order)の鍵盤奏者、ジリアン・ギルバートが「皆さんから寄せられた温かいお気持ちと支えに、心から感謝しています。治療を続けるなか、どうか私たちのプライバシーを尊重していただければ幸いです」と、ファンに向けた声明で綴った

先週、ジョイ・ディヴィジョンの新たなボックスセット『Eternal (Live)』についてRolling Stoneの取材に応じたジョイ・ディヴィジョン/ニュー・オーダーのドラマー、スティーヴン・モリスは、バンドが近く迎えるロックの殿堂入り式典に出席できない可能性が高い理由、そしてニュー・オーダーの今後の南米ツアーに参加しない理由について説明した。

「今ちょっと健康上の問題を抱えていて、長期間、国外に出ることができないんだ」と彼は語った。「それがどんな病気なのかについて、あまり詳しく話したくはない。でも、かなり深刻なものなんだ。誰かが治療法を見つけてくれるようなものでもない」

この発言を受け、モリスが重い病気を患っているというニュースが世界中で報じられた。だが、ニュー・オーダーが新たに発表した声明で、モリスの妻であり、32年間連れ添ってきたパートナーでもあるバンドの初期メンバー、キーボーディストのジリアン・ギルバートが、実際に健康上の問題を抱えているのは自分のほうだと明らかにした。

「スティーヴンが先日Rolling Stoneのインタビューに応じたあと、連絡をくださった皆さん、ありがとうございます」とギルバートは声明で綴った。「私たち二人とも、皆さんから寄せられた温かい言葉やお見舞いの気持ちに、本当に胸を打たれています。今回、そのインタビューをめぐって生じた誤解について、少しだけ訂正させてください。インタビューのなかでの発言が誤って受け取られ、スティーヴンが重い病気を患っていると多くの方に思わせてしまいました。幸い、彼は元気です。実際に病気を抱えているのは私のほうで、ほかの多くの人たちと同じように、私は今、がんとともに生きています。なぜこのような誤解が生じたのかは、私たちも十分理解しています。ただ、正しい情報をきちんとお伝えしておきたいと思いました。皆さんから寄せられた温かいお気持ちと支えに、心から感謝しています。治療を続けるなか、どうか私たちのプライバシーを尊重していただければ幸いです」

ロックの殿堂入り式典にも影響か?

ニュー・オーダーのメンバーが健康上の問題を抱えていることが初めて公になったのは6月下旬だった。バンドはその際、スティーヴン・モリスとジリアン・ギルバートの二人が今後の南米ツアーに参加しないと発表。ニュー・オーダーがモリス抜きでステージに立つのは、これが初めてとなる。(ギルバートは2000年代初頭、長期にわたってバンド活動を休止していた)

「ニュー・オーダーは、11月にチリのPrimaveraで演奏できることをとても楽しみにしています。チリでの公演はバンドにとって7年ぶりとなります」と、バンドはInstagramに投稿した。「個人的な健康上の理由により、スティーヴンとジリアンは当面ツアーに参加せず、この公演にも出演しません」

南米ツアーは、11月14日にロサンゼルスで行われるロックの殿堂入り式典からわずか数日後に始まる。ニュー・オーダーのボーカル/ギタリスト、バーナード・サムナーが式典に出席する予定なのかは明らかになっていない。現時点で出席が確認されているメンバーは、この20年近くバンドと激しく対立し、袂を分かっているニュー・オーダーのオリジナル・ベーシスト、ピーター・フックだけだ。

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From Rolling Stone US.