自然食研は2026年9月7日、「アルコール度数と純アルコール量」に関する調査結果を発表した。本調査は2026年8月25日〜8月26日、週1回以上飲酒する40〜50代の男女517人と、内科医・消化器内科医528人を対象に、PRIZMAによるインターネット調査で実施された。
お酒選びは「種類」「味」が上位、飲酒量は「本数」で把握する人が最多
週1回以上飲酒する40〜50代の男女517人に、普段お酒を選ぶ際に重視していることを尋ねたところ、「お酒の種類(ビール、チューハイなど)」が68.9%で最多となった。次いで「味や飲みやすさ」が62.5%、「アルコール度数(度数の高さ・低さ)」が36.4%となった。
一方、普段飲んだお酒の量をどのように把握しているかでは、「飲んだ本数」が60.2%で最多となった。「飲んだ杯数」は38.7%、「飲んだお酒の容量」は19.5%だった。
お酒選びでは種類や味、アルコール度数が重視される一方、実際の飲酒量は本数や杯数で把握する人が多い結果となった。
純アルコール量の違いは72.0%が認知、ビール500mlの「約20g」を正解した人は13.1%
「同じ『1杯』『1本』でも、お酒の種類・アルコール度数・容量によって、実際に摂取する純アルコール量が異なることを知っているか」と尋ねたところ、「知っていた」が72.0%となった。
一方、「アルコール度数5%のビール500mlに含まれる『純アルコール量』は、どのくらいだと思うか」と尋ねたところ、「約10g」が15.7%、「約20g」が13.1%、「約25g」が32.3%、「約30g」が1.0%、「わからない」が37.9%となった。
「わからない」が37.9%で最多となり、本来の目安となる「約20g」を正しく回答できた人は13.1%にとどまった。
厚生労働省の「健康日本21(第三次)」では、生活習慣病のリスクを高める飲酒量として、1日当たりの純アルコール摂取量が男性40g以上、女性20g以上と示されている。
純アルコール量を意識して飲み方を変えた人は26.1%
「純アルコール量を意識して、お酒の選び方や飲む量を変えたことはありますか」と尋ねたところ、「ない」が73.9%となった。一方、「ある」と回答した人は26.1%にとどまった。
純アルコール量の違いを知っている人が72.0%いる一方、実際に純アルコール量を意識してお酒の選び方や飲む量を変えた人は26.1%だった。
医師の95.3%が「適量だと勘違いしている患者が多い」と回答
内科医・消化器内科医528人に、「自分はお酒を飲みすぎていない(適量だ)と勘違いしている患者は多いと感じるか」と尋ねたところ、「非常に多いと感じる」が47.0%、「やや多いと感じる」が48.3%となった。合計すると95.3%となり、9割以上の医師が、患者の認識する「適量」と実際の飲酒量との間にズレがあると感じていた。
また、「自分が摂取する『純アルコール量』を把握することは、健康に配慮してお酒と付き合う上で重要だと思うか」と尋ねたところ、「非常に重要だと思う」が48.7%、「ある程度重要だと思う」が47.5%となった。合計すると96.2%となり、医師の9割以上が純アルコール量の把握を重要と考えていた。
純アルコール量の把握が重要だと思う理由では、「お酒の種類によってアルコール度数が異なるため」が64.0%で最多となった。次いで「正確な飲酒量を把握するため」が51.2%、「同じ種類でも商品によって度数が異なるため」が44.5%となった。
お酒の種類や商品によるアルコール度数の違いを踏まえ、正確な飲酒量を把握するための指標として、純アルコール量が重視されていることが分かった。
日頃から意識するとよいこと、最多は「休肝日を設ける」
「純アルコール量を把握することに加えて、飲酒習慣のある方が日頃から意識するとよいこと」を尋ねたところ、「休肝日を設ける」が45.3%で最多となった。
次いで「飲酒前後の水分補給」が41.1%、「飲酒量や飲むペースの調整」が36.9%となった。また、「健康維持をサポートするサプリメントを取り入れる」と回答した医師も約3割となった。





