Claboは2026年9月1日、「資産形成スタイルと老後不安の実態調査」の結果を発表した。本調査は2026年5月、新NISA口座を保有している、または老後資金を意識した投資をしている男女600人を対象に、インターネット調査(セルフ型アンケート)で実施したもの。

  • 資産形成スタイルと老後不安の実態調査

    資産形成スタイルと老後不安の実態調査

老後の生活資金に不安を感じる人は65.2%

老後の生活資金についてどの程度不安を感じているかを聞いたところ、「やや不安」と「非常に不安」を合わせた65.2%(391人)が、老後の生活資金に不安を感じていることが分かった。

  • 老後の生活資金への不安

    老後の生活資金への不安

老後に必要な資金は「2,000万~5,000万円」が48.3%、準備が「不十分以下」は53.9%

老後に必要だと考える資金額では、「2,000万~3,000万円」と「3,000万~5,000万円」を合わせた48.3%(290人)が、2,000万円から5,000万円の範囲を想定していた。一方、「わからない」も13.5%となった。

  • 老後に必要だと考える資金額

    老後に必要だと考える資金額

続いて、老後資金の準備状況を聞いたところ、「不十分」は45.2%、「まだ未着手」は8.7%となり、合わせて53.9%が準備が十分でない状態にあると回答した。必要額として2,000万円以上を想定する層が多数を占める一方、準備が追いついていない状況がうかがえる。

  • 老後資金の準備状況

    老後資金の準備状況

資産運用の中心は「個別株」が59.0%、新NISAは70.0%が活用

現在行っている資産運用(複数回答)については、「個別株」が59.0%で最も多く、「インデックス投信」が32.8%となった。個別株とインデックス投信が中心となる一方、暗号資産に関する項目では「ガチホ(暗号資産の長期保有)」が8.8%、「ステーキング」が4.8%と、いずれも1割未満にとどまった。

  • 現在行っている資産運用

    現在行っている資産運用

新NISAの活用状況では、「成長枠も活用している」「一部のみ活用している」「積立枠をフル活用している」を合わせた70.0%(420人)が、新NISAを何らかの形で活用していた。

  • 新NISAの活用状況

    新NISAの活用状況

資産に占める暗号資産の割合は74.7%が「0%」

資産配分のうち暗号資産が占める割合を聞いたところ、「0%」が74.7%を占め、暗号資産を資産配分に組み入れている人は25.3%(152人)だった。暗号資産を組み入れている場合も、「~5%」が13.7%、「5~10%」が8.2%で、10%以上を配分している人は3.5%(21人)にとどまった。

  • 資産に占める暗号資産の割合

    資産に占める暗号資産の割合

ステーキング報酬を老後資金に活用「考えていない」は65.3%

ステーキング報酬を老後資金の一部として活用する考えがあるかを聞いたところ、「考えていない」が65.3%(392人)で最も多かった。続いて「一部なら活用したい」が17.2%(103人)、「不安はあるが検討する」が11.7%(70人)、「積極的に活用したい」が5.8%(35人)となった。

  • ステーキング報酬の老後資金への活用意向

    ステーキング報酬の老後資金への活用意向

この意向を資産に占める暗号資産の割合別に見ると、保有の有無によって回答が分かれた。暗号資産の割合が「0%」の層(n=448)では80%が「考えていない」と回答した一方、「~5%」の層(n=82)では61%、「5~10%」の層(n=49)では70%が「積極的に活用したい」または「一部なら活用したい」と回答した。

暗号資産を保有していない層と、実際に保有している層とで、老後資金への活用意向がはっきり分かれる結果となった。

暗号資産を老後資金に組み込む不安、1位は「価格変動」68.0%

暗号資産を老後資金に組み込むうえで不安に感じること(複数回答)では、「価格変動」が68.0%で最も多かった。続いて「ハッキング」が41.8%、「税金」が28.0%、「規制」が20.3%、「相続」が12.5%となった。

一方、「不安はない」は17.3%だった。

  • 暗号資産を老後資金に組み込むうえでの不安

    暗号資産を老後資金に組み込むうえでの不安