アリナミン製薬は2026年8月31日、「脳の疲れと集中力に関する調査」の結果を発表した。調査は2026年7月21日、全国の20〜69歳の男女1,000人を対象に、インターネット調査で実施したもの。
疲れを自覚している人は70.3%、「頭の疲れ」は57.3%
体または頭の疲れを感じることがあるかを尋ねたところ、疲れを自覚している人は70.3%となった。そのうち、「頭が疲れている」「頭が冴えない」と感じる人は57.3%。「よく感じる」(17.8%)と「ときどき感じる」(39.5%)を合わせた割合となっている。
また、午後から夕方にかけて「集中力が切れる」と感じる人は53.9%となり、半数を超えた。
性別では、頭の疲れを感じる人は女性64.2%、男性50.4%となり、女性のほうが13.8ポイント高かった。年代別では40代が67.5%で最も高く、その他の年代は52.5〜56.0%の範囲となった。
疲れを感じる人の67.8%が「頭の疲れは体と同等以上」
疲れを自覚している703人に、普段の状態に最も近いものを尋ねた。最も多かったのは「体も頭も同じくらい疲れている」(38.4%)。次いで「体の疲れの方が強い」(32.1%)、「頭の疲れの方が強い」(29.4%)となった。
「頭の疲れの方が強い」と「体も頭も同じくらい疲れている」を合わせると67.8%となり、疲れを感じている人の約3人に2人が、頭の疲れを体と同程度以上に感じていることが分かった。
20〜30代は「頭の疲れ」が強く、40代で「体の疲れ」と逆転
年代別に「頭の疲れ」と「体の疲れ」のどちらが強いかをみると、年代による違いが表れた。「頭の疲れの方が強い」と回答した人は20代34.0%、30代34.2%だったのに対し、60代では12.3%まで低下した。
一方、「体の疲れの方が強い」は20代22.7%から40代32.2%へと上昇。40代を境に、頭の疲れより体の疲れを強く感じる人の割合が上回った。
疲れを自覚している703人に絞って年代別にみても同様の傾向となった。「頭の疲れの方が強い」は20代37.8%、30代38.7%となり、「体の疲れの方が強い」の20代25.2%、30代27.0%を上回った。40代では両者の大小が逆転し、60代では「体の疲れの方が強い」が35.3%、「頭の疲れの方が強い」が16.2%となった。
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年代別「頭の疲れ」と「体の疲れ」のどちらが強いか ※単一回答。2026年7月21日実施。体または頭の疲れを自覚している人n=703。20代n=135、30代n=137、40代n=155、50代n=140、60代n=136。
「頭の疲れ」と「体の疲れ」で原因にも違い
疲れの原因として感じるものを尋ねたところ、全体(n=827)では「パソコン・スマホでの情報過多」が45.0%で最多となった。続いて「睡眠不足・睡眠の質の低下」が43.3%、「ストレス・気疲れ」が40.5%となった。
「頭の疲れの方が強い」層(n=207)と「体の疲れの方が強い」層(n=226)で比較すると、原因の傾向は異なった。「頭の疲れの方が強い」層では、「パソコン・スマホでの情報過多」が57.0%、「マルチタスク」が32.4%となった。一方、「体の疲れの方が強い」層では、「加齢」が32.3%、「睡眠不足・睡眠の質の低下」が50.0%となった。
疲れへの対処は「コーヒー・お茶などカフェイン飲料」が42.8%で最多
疲れへの対処として実際に行っていることを尋ねたところ、「コーヒー・お茶などカフェイン飲料」が42.8%で最も多かった。次いで「甘いものを食べる」(28.9%)、「仮眠・短い休憩」(25.6%)、「軽い運動・ストレッチ」(23.7%)となった。「栄養ドリンク」は15.5%、「ビタミン剤を使う」は9.7%だった。
対処法を年代別に比較すると、40〜50代と20〜30代で違いがみられた。
「コーヒー・お茶などカフェイン飲料」は40〜50代が49.3%、20〜30代が33.1%となり、40〜50代が16.2ポイント高かった。一方、「エナジードリンク」は20〜30代が23.0%、40〜50代が13.7%、「ビタミン剤を使う」は20〜30代が13.4%、40〜50代が8.2%となり、いずれも20〜30代のほうが高かった。
また、「甘いものを食べる」は40〜50代34.4%、20〜30代22.0%、「仮眠・短い休憩」は40〜50代28.9%、20〜30代20.3%、「軽い運動・ストレッチ」は40〜50代26.8%、20〜30代20.0%となった。
頭の疲れへの対処で「栄養ドリンク・ビタミン剤」を知らない人は50.2%
頭の疲れや集中力の低下への対処として、栄養ドリンクやビタミン剤を取り入れる方法を知っていたかを尋ねた。
「よく知っていた」は14.6%、「聞いたことはある」は35.2%だった一方、「知らなかった」は50.2%となり、半数がこうした対処法を選択肢として認識していなかった。
「脳疲労」は58.5%が見聞きしたことがあるも、意味まで知る人は13.7%
「脳疲労」という言葉を見聞きしたことがあるかを尋ねたところ、「意味も含めて知っている」は13.7%、「言葉は見聞きしたことがある」は44.8%となった。両者を合わせると58.5%となり、半数以上が「脳疲労」という言葉を知っていることが分かった。一方、意味まで理解している人は13.7%にとどまった。
年代別では、「意味も含めて知っている」は20代17.0%、30代17.5%に対し、50代7.5%、60代10.0%となった。なお、頭の疲れを感じている人では、「脳疲労」を見聞きしたことがある人が73.8%となり、頭の疲れを感じていない人の37.9%を上回った。
疲れや集中力低下への対処として休憩や睡眠、栄養も選択肢に
調査では、頭の疲れや集中力の低下への対処として、コーヒーやお茶などのカフェイン飲料が多く挙げられた。一方で、休憩や睡眠を確保すること、画面から離れる時間をつくることなども対処法のひとつとなる。
また、脳がエネルギーとして利用できる主要な物質はブドウ糖であり、ブドウ糖をエネルギー源として働かせるためにはビタミンB群の摂取も関係するとされる。疲れの状態や生活スタイルに合わせて、自分に合った方法を取り入れることが選択肢となる。
出典:『アリナミン製薬「脳の疲れと集中力に関する調査」より』









