マーケティングアプリケーションズが運営するセルフ型アンケートツール「Surveroid」は2026年8月31日、「酒税改正後のお酒の飲み方」に関する調査結果を発表した。本調査は2026年7月27日~7月30日、20歳以上で自宅でお酒を飲む習慣がある全国の男女600人を対象に、インターネットリサーチで実施したもの。

酒税改正、内容まで知っている人は24.2%

  • 2026年10月に実施される酒税改正について、どの程度知っているか

    2026年10月に実施される酒税改正について、どの程度知っているか

2026年10月に実施される酒税改正について、どの程度知っているかを聞いたところ、「内容まで詳しく知っている」(24.2%)、「聞いたことはあるが内容は知らない」(42.3%)、「今回初めて知った」(33.5%)となった。酒税改正そのものは6割以上に知られている一方、税金がどのように変わるのかまで把握している人は約4人に1人にとどまった。

普段飲んでいるお酒別にみると、「内容まで詳しく知っている」はビールが32.5%で最も高く、チューハイは15.0%だった。

ビールとチューハイは「味」、発泡酒・新ジャンルは「価格」で選ばれる

  • ビールをよく飲む人が選んでいる理由

    ビールをよく飲む人が選んでいる理由

ビールをよく飲む人が選んでいる理由では、「味が好きだから」(71.5%)が最多となった。次いで「飲みやすいから」(35.0%)、「食事に合うから」(30.5%)が続き、「価格が安いから」は10.0%だった。

チューハイも「味が好きだから」(62.5%)が最多となり、「飲みやすいから」「価格が安いから」が続いた。

一方、発泡酒・新ジャンルでは「価格が安いから」(51.5%)が最多となった。「味が好きだから」「値段のわりに味・品質が良いから」も上位に挙がった。

発泡酒・新ジャンルは、ビールやチューハイと比べて価格を理由に選ぶ人が多い結果となった。

発泡酒・新ジャンルユーザー、酒税改正後も「そのまま」が最多

  • 改正後の飲み方

    改正後の飲み方

酒税改正によってビールとの価格差がほとんどなくなる発泡酒・新ジャンルについて、改正後の飲み方を聞いたところ、「今と同じ発泡酒・新ジャンルを飲み続ける」(37.5%)が最多となった。「まだわからない」(26.5%)を合わせると、64.0%が現在の飲み方を続けるか、今後の判断を保留していることになる。

一方、何らかの変化を考えている人は4割弱。内訳では「量を減らす(発泡酒・新ジャンルは続ける)」(13.0%)が最も多く、種類を変える選択では「ビール」(16.0%)、「チューハイ」(5.0%)、「ノンアル」(1.5%)などが挙がった。

別のお酒への切り替え先では、チューハイよりビールを選ぶ人が多かった。

酒税改正を知っている人ほど「ビールに切り替える」「量を減らす」

  • 改正後の意向×改正の認知度

    改正後の意向×改正の認知度

酒税改正について「内容まで詳しく知っている」人ほど、「まだわからない」とする回答が少なく、「ビールに切り替える」「量を減らす」など具体的な選択が多くなった。「今回初めて知った」人では「まだわからない」が半数近くを占めた。

酒税改正の認知度によって、改正後の飲み方に対する意向が異なる結果となった。

発泡酒・新ジャンルからビールに変える理由は「もともとビールが好き」

  • 飲み方を変える可能性がある理由

    飲み方を変える可能性がある理由

飲み方を変える可能性がある人に、その理由を聞いたところ、「もともと味はビールの方が好きだったから」(44.4%)が最多となった。次いで「増税後は発泡酒とビールの値段がほとんど変わらなくなるから」(38.9%)が続いた。また、「チューハイなど、より安いお酒に切り替えたい」は5.6%だった。

発泡酒・新ジャンルを選んでいた人の中には、価格を理由に発泡酒・新ジャンルを選びながら、もともとはビールの味を好んでいた人もいることがうかがえる。

チューハイ・サワー類は「量を減らして続ける」人も37.0%

  • チューハイ・サワー類をよく飲む人の酒税改正後の飲み方

    チューハイ・サワー類をよく飲む人の酒税改正後の飲み方

値上がりするチューハイ・サワー類をよく飲む人にも、酒税改正後の飲み方を聞いた。「継続(量も変わらない)」(37.5%)と「続けるが量を減らす」(37.0%)がほぼ同じ割合となり、合わせて74.5%となった。

値上がり後もチューハイ・サワー類を飲み続け、量を減らすことで対応する人が多い結果となった。

チューハイを選び続ける理由は「飲みやすさ」「フレーバーの豊富さ」

  • チューハイを選び続ける理由

    チューハイを選び続ける理由

今後もチューハイを選び続ける場合の理由を聞いたところ、「飲みやすさ」(56.5%)が最多となった。次いで「フレーバーの豊富さ」(42.0%)、「価格」(35.5%)が続いた。「ビールや日本酒などが苦手だから」は12.0%だった。

チューハイ・サワー類は価格だけでなく、飲みやすさやフレーバーの豊富さが選択理由となっていることが分かった。

  • 年代別 チューハイを選び続ける理由

    年代別 チューハイを選び続ける理由

年代別では、「価格が安いから」は若い世代より上の世代で高く、「アルコール度数を自分で選びやすいから」は若い世代で高めとなった。

値下げされるビールは「同じ銘柄を飲み続ける」が44.5%

  • ビールをよく飲む人の改正後の飲み方

    ビールをよく飲む人の改正後の飲み方

酒税改正で値下げされるビールをよく飲む人に、改正後の飲み方を聞いたところ、「今と同じ銘柄を飲み続ける」(44.5%)が最多となった。ビールは「味が好きだから」を理由に選ぶ人が多く、値下げによって飲む銘柄や量を変える人は少数だった。一方、「プレミアム・クラフトビールを試したい」(11.5%)は「より安い銘柄に変えたい」(5.0%)を上回った。

値下げによるメリットを、より安い商品ではなく、プレミアム・クラフトビールなどのワンランク上の商品に向けたい人も一定数いることがうかがえる。

また、この傾向は酒税改正の内容を詳しく知っている人ほど強く見られた。

値上がり前に「まとめ買いしたい」は45.6%

  • 値上がり前のまとめ買い意向

    値上がり前のまとめ買い意向

値上がりする発泡酒・新ジャンルとチューハイ・サワー類をよく飲む人(合わせて400人)に、値上がり前のまとめ買い意向を聞いた。「積極的にまとめ買いしたい」(15.3%)と「少し多めに買っておくかも」(30.3%)を合わせると45.6%となった。一方、「考えていない」人も約4割となり、値上がり前の買いだめについて意向が分かれた。

酒税改正をきっかけにノンアルへ移る人は10.8%

  • 酒税改正をきっかけとしたノンアル・微アルへの移行意向

    酒税改正をきっかけとしたノンアル・微アルへの移行意向

値上がりする発泡酒・新ジャンルとチューハイ・サワー類をよく飲む人に、酒税改正をきっかけとしたノンアル・微アルへの移行意向を聞いた。

「値上がりをきっかけにノンアルを飲みたい・増やしたい」と回答した人は10.8%だった。一方、「改正とは関係なく、以前から飲んでいる」は34.8%となった。

酒税改正をきっかけにノンアルへ移行する人は限定的で、以前からノンアル・微アルを飲んでいる人も一定数いる結果となった。