ツルツル、モチモチ、ふにゃふにゃ……うどんの麺といえば、大体こんなところをイメージするだろう。もちろん、それも素晴らしい。が、世の中には「ワシワシと噛むことこそ至高」といった具合の個性派うどんもある。「武蔵野うどん」はまさにそうだ。

太くてコシが強く、噛むほどに小麦の風味が広がる、力強い麺。一度そのスタイルに慣れてしまうと、正直ほかの麺では物足りなく感じてしまう危険性すら伴う。今回は、そんな武蔵野うどんを気軽に味わえる「久兵衛屋」で看板メニューと新メニューを実食! これを食べずしてうどんを語るなんて、ちょっと勿体ないかも……!

久兵衛屋「肉つけ汁うどん」を改めて実食

埼玉県を中心に44店舗を展開する武蔵野うどん専門店「久兵衛屋」。ここで提供される「武蔵野うどん」は、埼玉県西部から東京・多摩地区にまたがる武蔵野地域の郷土料理として知られている。

その最大の特徴はなんといっても“麺の力強さ”だ。一般的なうどんと比べて太く、食感もかなりワイルド。茹で上げた麺を冷水で締め、温かいつけ汁につけて食べるのが基本で、言うなれば「うどん版のつけ麺」と考えるとイメージしやすいかもしれない。

久兵衛屋では、そんな武蔵野うどんを毎日店内で製麺。全粒粉を配合した麺を打ち立てで提供しているというのだから、チェーン店とはいえ、かなり本格的である。

この日は看板メニューの「肉つけ汁うどん」(715円)とともに……

せっかくなので、8月25日から新たに発売されたという「穴子の天ぷら盛り」(682円)も味わってみましょう! ということで、さっそくポチポチっとタブレットから注文。

まず運ばれてきたのは……

はい、来ました、「肉つけ汁うどん」! やっぱりこのビジュアル、たまりませんな〜。どっしりとした貫禄すら漂ううどんに……

豚肉や長ネギ、油揚げなどがたっぷり入ったつけ汁!

一体、どれくらい具材が入っているかというと……

このレベルです! このご時世、715円でうどんが食べられるだけでも嬉しいのに、こんなに具材が盛りだくさんというのはもはやバグ。嬉しすぎる。マジで1,000円くらいしそうなボリューム感だぞ、これ。

さっそく麺をひと掴みして……

つけ汁につけて、いただきます!

……うぉぉぉ、ワッッッシワシッ! くぅぅぅ、うめぇぇぇ〜〜〜!!!! これだよ、これッ! アゴをフル稼働しないと太刀打ちできないほどの弾力なのに、ツルッとしたダイナミックな喉越しも同時に味わえる。実は久兵衛屋のうどんは一般的な武蔵野うどんより、若干なめらかな麺に仕上げているらしい。全粒粉入りということもあって、麦そのものの豊かな風味も感じられる。

つけ汁は醤油のコクがしっかりありながら、出汁の旨みと自然な甘みも感じられる。そこに豚肉の脂が加わることで、さらに旨みが爆増! 麺にもよ〜く絡む。噛むほどに広がる小麦の風味と、濃いめのつけ汁との相性も超・抜・群!

お肉は国産豚バラ肉を100%使用しているそうで、ジューシーな食感と自然な甘みがたまらなく美味! 脂の旨みがつけ汁に溶け込んでいるので、肉そのものを食べてもウマいし、肉の旨みをまとった麺を食べてもウマい。要するに全方位的に、どこから食べてもウマい。

長ネギのシャキシャキ食感もめちゃいいアクセントだ。油揚げを噛んだ瞬間、旨みたっぷりの出汁がジュワッと出てくる感じも最高ッ……!

後半、すりごまや唐辛子で味変してみたが、これも抜群に美味しかったことを報告しておきたい。卓上にはラー油も置かれていたが、これも間違いなく好相性だろうなぁ。ジャンクにしようと思えばいくらでも応えてくれるポテンシャルが、この一杯にはある!

期間限定メニュー「穴子の天ぷら盛り」も実食

続いて「穴子の天ぷら盛り」も到着〜! 運ばれてきた瞬間、この穴子のデカさに目が釘付けになる。

うおぉぉぉ、デケェェェ!! 穴子が丸ごと1本! 皿からはみ出まくってるじゃないの。すごい迫力だ。

試しに箸で持ち上げてみると……

お、重っ……。な、長ぇ……。そりゃ丸ごと1本だから重くて長いのも当然なんだろうけど、改めてその重量感に感服した次第。

それでは、いよいよいただきましょう! サクッ……

おっほ〜ぅ、うッめぇ〜〜〜!! 揚げたてホヤホヤだから熱々だし、サクッ&ふわっの食感がたまらなくウマい!! 穴子の身は驚くほど柔らかく、淡白でさっぱりとした旨みとふっくらとした食感のバランスがめちゃくちゃいい。食べても食べてもなくならないボリューム感、贅沢感も含め、マジで素晴らしい。

そのほかの野菜ネタも充実。揚げたてのオクラは衣が軽くてサクサクしており、中の水分と旨が凝縮され、とろりとした滑らかな食感がたまらなく美味! つゆの染みこんだ衣もめちゃくちゃうめぇ……!

パプリカは瑞々しく、果物のように甘みたっぷり。このフルーティな味わいは箸休めにもピッタリだ。ナス、カボチャといった定番の野菜ももちろんジューシー&ホクホクで文句のつけどころがなかったし、はっきり言ってこの内容で682円はコスパ良すぎ!

ちなみに、全部食べ終わってから気づいたが、きっとこの天ぷらは肉つけ汁うどんのつけ汁につけてみてもめちゃくちゃ美味かっただろうなぁ。くっ、悔しぃ……。

ちょっとご無沙汰していたが、やはり久兵衛屋の「肉つけ汁うどん」は相当クオリティが高かった。打ち立てのワシワシ麺に、出汁の効いたつけ汁。そして国産豚バラ肉のジューシーな旨み。一切の隙がない。

武蔵野うどんをまだ食べたことがない人、または二郎系ラーメンが好きな人などはぜひ、近くの久兵衛屋で「肉つけ汁うどん」を味わってみてほしい。今後の“麺活”に、またひとつ新たな選択肢が加わるはずだから。よろしければ、合わせて天ぷらもどうぞ!