lotsfulは8月5日、「副業人材の即戦力化に関する実態調査」の結果を発表した。調査は6月2日~9日、副業経験のある20〜40代の会社員558人を対象にインターネットで行われた。

  • 副業において自身のスキルを十分に発揮できなかった要因は?

    副業において自身のスキルを十分に発揮できなかった要因は?

はじめに、副業における自身のパフォーマンスについて聞いたところ、副業経験者の96.1%が、「スキルを十分に発揮できなかった」「期待された成果に届かなかった」と感じた案件があると回答。うち44.1%が「頻繁にある」という。

その要因については、「自身のスキルとのミスマッチ」が最多の28.9%。次いで「業務範囲の曖昧さ」(28.7%)、「経営者や担当者とのコミュニケーション不足」(28.5%)、「本業との時間調整」(28.5%)」と続き、スキル面の課題に加え、業務設計やコミュニケーション設計の不備がパフォーマンス低下に影響していることがうかがえた。

  • 高い成果を発揮したケースで、企業側が実施していた工夫

    高い成果を発揮したケースで、企業側が実施していた工夫

次に、副業案件において「非常に高い成果を出せた」「この組織に貢献したい」と強く実感したケースで、企業側が実施していた工夫を尋ねたところ、「成果物の定義と評価基準の明確化」(37.3%)が最も多く、次いで「事業の社会的意義やビジョンの共有」(36.2%)、「定期的な1on1やフィードバック機会の設置」(33.2%)が上位に。副業人材のパフォーマンス最大化には、アウトプットの期待値を事前に明文化するとともに、事業の方向性や背景を丁寧に共有することが重要であるよう。

また、副業先で「自分はこの組織の一員だ」と実感するために最も重要だと思う要素について尋ねたところ、「プロジェクトの難易度に見合った報酬」(23.1%)、「経営者やチームメンバーからの心からの感謝」(20.8%、「経営判断に直結する情報の共有」(19.9%)が上位となった。

  • パフォーマンスを発揮しにくいと感じる企業(発注者)の特徴

    パフォーマンスを発揮しにくいと感じる企業(発注者)の特徴

一方、パフォーマンスを発揮しにくいと感じる企業(発注者)の特徴は、「『とりあえず丸投げ』で、目的が共有されない」が最多の38.9%。次いで「契約外の作業を当然のように要求してくる」(38.5%)、「指示が場当たり的で二転三転する」(36.0%)と続き、業務設計やコミュニケーションの不透明さが本来の力を発揮できない要因となっているよう。

また、副業案件を「契約更新しない」と決意する理由については、「担当者とのコミュニケーションにストレスを感じた」(19.5%)、「報酬が見合わなくなった」(17.9%)、「自身の介在価値・役に立っている実感が得られなかった」(16.7%)が上位に。企業側の受け入れ体制や日常的なコミュニケーションのあり方が、パフォーマンス低下のみならず、人材の継続意向にも直結する可能性があることがわかった。