日本三大稲荷・豊川稲荷で開催された、クラシックカーで楽しむ一味違う「夜詣で」

守護神として祀られている豊川吒枳尼眞天が白い狐に跨っていることから、いつしか「豊川稲荷」と親しまれ、商売繁盛や金運上昇、家内安全を授けるパワースポットとして多くの参拝客を集めている豊川稲荷。正式には、室町時代前期の1441年(嘉吉元年)に開創された曹洞宗の圓福山 妙厳寺(豊川稲荷)の名刹である。

【画像】アストンマーティン、ポルシェ、フェラーリ、マセラティなど、夜の豊川稲荷に集った艶やかなクラシックカー(写真35点)

日本三大稲荷として国内外からの参拝客も多く訪れ、初詣や供養、大祭といった年間の定例行事のほか、これまでにも積極的な催し物を開催しており、この秋には普段は拝観できない秘仏豊川吒枳尼眞天が拝観できる「御開帳」を開催。干支の周期に合わせた72年ぶりの御開帳といった一大イベントに先駆けて、寺宝館では昨年より墨絵師 西元祐貴氏の作品が展示されている。

そして2026年7月25日、26日の2日間には、御開帳100日前を記念したカウントダウンイベント『日本三大稲荷・豊川稲荷YORUMO-DE 2026(ヨルモウデ 2026)〜女神と秘密の庭〜 With Concorso dEleganza della Volpe Bianca』が開催された。

これまでも豊川稲荷境内をスタート&ゴール地としたクラシックカーラリー「ジーロ・ディ・三河〜遠州」が開催されていたこともあってクラシックカーとの縁も深く、初日の25日にはコンクールデレガンス『Concorso dEleganza della Volpe Bianca』(コンコルソデレガンツァ)が行われる運びとなった。

2日間のテーマにある「〜女神と秘密の庭〜」の通り、コンクールデレガンスへと出場するクラシックカーたちの公開展示や、通常は立ち入れないエリアをライトアップし幻想的空間へと演出したナイトミュージアムを多くの参拝客が楽しんだ。

また、この「ニュースタイル夜間拝観」の開会式には、コンコルソデレガンツァへの参加者に加えて多くの参拝客も参加(一般参加は有料)。精進料理とともに協賛メーカーの祝い酒が振る舞われ、列席者同士の会話も大いに盛り上がった。

夕闇が近づいてくると、いよいよコンコルソデレガンツァの始まりだ。そのセレモニーとして、EXILEのÜSA氏によるダンス奉納から、さらにオペラ歌手の小川里美氏による奉納歌唱が華を添える。

ランウェイに見立てレッドカーペットが敷かれた参道には、厳選された20台のコンコルソデレガンツァのエントリー車両が順に並び、一台ずつ本堂前へ。本堂前では、火打石での切り火によるお清めが2人の僧侶にて執り行われ、これにて不浄を断ち邪気を払う。

全車がランウェイから本堂前での祈祷を終え、車両は参道レッドカーペット上へと展示された。エントラントは表彰式会場となる寺宝館へ。表彰式会場にはこの日審査員の一人でもある墨絵師西元氏のダイナミックかつオーラの漂う作品が展示され、多くのエントラントが関心を寄せていた。

いよいよコンコルソデレガンツァの表彰式だ。妙厳寺住職の福山憲隆氏を審査委員長に、墨絵師の西元祐貴氏、オペラ歌手の小川里美氏、版画家の大久保澄子氏、モデルの平山琴美氏が選定。いわゆる”自動車通”の目線ではない、それぞれの分野で活動している審査員の視点での審査も注目に値するコンクールデレガンスであった。

『日本三大稲荷・豊川稲荷YORUMO-DE 2026(ヨルモウデ 2026)

〜女神と秘密の庭〜 With Concorso dEleganza della Volpe Bianca』

日時:2026年7月25日(土)

場所:愛知県豊川市 豊川稲荷(曹洞宗圓福山 妙厳寺)

主催:Concorso dEleganza della Volpe Bianca実行委員会

文:奥村純一 写真:奥村純一、沼田 亨

Words: Junichi OKUMURA Photography: Junichi OKUMURA, Toru NUMATA