第1シーズン初回との比較や裏番組との競合状況から、どれほど視聴者を惹きつけたのか――視聴データを独自に取得・分析するREVISIOでは、26日に放送されたTBS日曜劇場『VIVANT』第2シーズン(毎週日曜21:00~)の第1話について、注目度・世帯テレビオン率をもとに番組を分析した。
注目度は全編70%台、黒須の行方を追う場面でピーク
個人全体注目度は放送全体を通じて70%台の高水準を維持し、平均71.6%を記録。これは、2025年のドラマジャンルにおける個人全体平均注目度62.4%を大きく超える結果だ。
注目度のピークは21:56。乃木(堺雅人)がノコル(二宮和也)らと共に黒須(松坂桃李)が姿を消したゲルに向かう。乃木は、以前この場所を訪れた時の記憶を頼りに部屋の中の違和感に気づく、というシーンだった。シーズン1の回想を交えながら、黒須に何が起きたのかを解明しようとする緊迫感のあるシーンで、注目度は77.9%まで上昇した。
世帯テレビオン率は、放送開始直後の21:00時点で18.2%からスタートし、序盤で19%台に乗せたのち、放送終了間際まで18~19%台の高い水準を維持した。近年の地上波連続ドラマの世帯テレビオン率よりもかなり高い数値であることは明白だ。
世帯テレビオン率は前作比65%上昇
第1シーズン第1話は2023年7月16日(21:00~22:48)に放送された108分の拡大特別編だった。今回の第2シーズン第1話(78分)と時間の長さが異なるため、比較にあたっては第1シーズンも同じく放送開始から78分間のデータを用いている。
注目度は、第2シーズン初回の平均が71.9%、ピークは77.9%と非常に高い数値を記録した。第1シーズンの初回平均(同78分間)は70.1%、ピークは78.5%だったことと比較すると、ほぼ同水準。視聴者をくぎづけにする魅力は今シーズンも健在といえる。
世帯テレビオン率は、第1シーズン初回の同78分間平均が11.4%だったのに対し、第2シーズン初回は18.9%。約7.4ポイント、率にして約65%の上昇となった。両者の推移の形にも違いが見られる。第1シーズンは放送開始の21:00に12.7%のピークをつけたあと11%台まで落ち着き、以降はその水準で安定的に推移した。
一方、第2シーズンは開始時点(18.24%)からむしろ数分かけて数値を伸ばし、21:16の19.80%をピークに放送終了間際まで高水準を維持する形となっている。
裏番組を大きく引き離し、視聴の「量」「質」で首位
2026年7月26日(21:00~22:18)の同時間帯に放送された他局番組(日本テレビ、テレビ朝日、テレビ東京、フジテレビ)と比較すると、世帯テレビオン率・注目度のいずれにおいてもTBS『VIVANT』が他局を大きく引き離す結果となった。
平均注目度は、他局が50%台で推移するなか、『VIVANT』は71.6%と大幅に上回っていた。平均世帯テレビオン率は2位のテレビ朝日(5.7%)の3倍以上の差がついており、視聴の「量」「質」ともに同時間帯における圧倒的な存在感を示した。
黒須の行方、新勢力の影…高い“視聴の質”は続くか
『VIVANT』第2シーズン第1話は、注目度世帯テレビオン率ともに第1シーズン初回を上回るスタートを切り、同時間帯の他局番組とも大きな差をつけた。特に、放送時間全体を通じて高い注目度を維持し続けた点は、単なる話題性による瞬間的な関心にとどまらず、視聴者をくぎづけにする作品のクオリティの高さを示している。
第1話にして早くも黒須の行方や新たな勢力の影、そして乃木たちの思惑が複雑に交錯し始めており、今後のストーリー展開からは一瞬たりとも目が離せない。回を重ねるごとに張り巡らされる伏線とサスペンスフルな展開によって、次回以降も高い視聴の質を維持し続けることが予想される。
REVISIOでは、今後も『VIVANT』の視聴質データがどのような推移を見せるのか、物語の行方とともに引き続き注目していく。




