KADOKAWAは7月28日、「子どもだけで遊ぶときのこと」についての調査結果を発表した。調査は2026年6月1日~6月30日、同社が運営する「ヨメルバ」会員640名を対象にインターネットで行われた。

約半数の子どもが、週に1日以上友だちと遊んでいる

  • あなたのお子さんは現在、どのくらいの頻度でお友だちと遊んでいますか?

    あなたのお子さんは現在、どのくらいの頻度でお友だちと遊んでいますか?

有効回答数640名のうち「18歳未満の子どもがいる」と回答した410名に、子どもが現在、どのくらいの頻度で友だちと遊んでいるかを調査した。

約半数の子どもが週に1日以上友だちと遊んでおり、「週に2日以上」と答えた人は18.5%、「ほぼ毎日」も13.2%という結果になった。その中で、子どもだけで遊ぶ頻度についても尋ねると、こちらも「週に2日以上」が最も多く、16.3%という結果に。「子どもだけで遊ぶことはない」と答えた人は34.4%だったが、このうち約6割は未就学の子どもが占めている。小学生になると、子どもだけで遊ぶ機会が増え、「月に1回」以上遊んでいる子どもは56.3%に達することがわかった。

変化する外遊びの環境

  • あなたのお子さんが子どもだけで遊ぶとき、お子さんはどのような場所で遊んでいますか?

    あなたのお子さんが子どもだけで遊ぶとき、お子さんはどのような場所で遊んでいますか?

次に、子どもが子どもだけで遊ぶとき、どのような場所で遊んでいるかについて尋ねたところ、半数以上が「公園」(55.4%)と「友だちの家」(55.0%)と回答し、次いで「自宅」(43.9%)が上位を占め、多くの子どもが「公園」か「家」で遊んでいることがわかった。子どもがアクセスしやすく、保護者にとってもある程度環境が把握できている場所が選ばれやすいのかもしれない。

しかしコメントを見ると、近年は単なる場所の好みに留まらない事情もあるようだ。「暑くて、公園に行っても子供が少ない。一方で遊ぶ場が家になると、その家の方が負担に思うことがあるので、遊ぶ回数が減ってしまいかわいそう」という切実な声や、「我が家は『外遊び』と言っても、外出はするものの友達の家の中でTVゲームで遊ぶ事がほとんどです。全体的に、親の時代と比べて外にせよ内にせよ友達と遊ぶ機会自体が減っていると感じています」という意見が寄せられている。猛暑やデジタルデバイスの普及といった外的要因が、子どもたちの遊び場を屋外から室内へとシフトさせている実態が浮かび上がってきた。

見守りツールは「お守り代わり」

  • お子さんがお子さんだけで外へ遊びに行った際、子ども用GPSやキッズケータイはどのように活用していますか?

    お子さんがお子さんだけで外へ遊びに行った際、子ども用GPSやキッズケータイはどのように活用していますか?

続いて、上記の質問で3割以上の人が使用していると回答した「子ども用GPSやキッズケータイ」について、その使い方を見ていく。「帰宅が予定より遅れる可能性がある時に連絡させる」が39.8%でトップとなり、次いで「特に連絡はさせず、GPSで位置情報だけを確認している」(36.6%)が続いた。

保護者が常に子どもの行動に干渉するのではなく、いざという時の「セーフティネット」や「お守り」として一歩引いた位置から活用していることがわかる。一方で、「目的地に着いた時、出る時に連絡するように伝えてるけど実行されず悩んでいる」といった声や、「キッズケータイを忘れて遊びに行き、門限を過ぎても帰ってこないことが一度だけありました。いつでもどこでも連絡がつくことに慣れていたのでとても不安になったのを覚えています」というヒヤリとした体験談もあり、便利なツールへの依存が生み出す新たな悩みもあるようだ。

尽きない親の心配。物理的な危険と社会性への不安

  • お子さんがお友だちと遊ぶ際、どのような点について不安や悩みを感じますか?

    お子さんがお友だちと遊ぶ際、どのような点について不安や悩みを感じますか?

子どもの外遊びに関する不安や悩みについても調査すると、便利なグッズや子どもとの約束があっても、保護者の目の届かないところでの行動や、友だちとの関係について、不安や悩みを抱えている方は非常に多いことがわかった。

具体的には、「犯罪や事故に巻き込まれること」(67.80%)と「けがをする、させること」(59.76%)が上位を占め、続いて「友だちの家での振る舞い・マナー」(54.63%)が3位にランクインした。耳を疑うようなニュースが日常的に流れてくる社会情勢の中で、子どもの命や身体に関わる物理的な危険への強い警戒感がある人はやはりとても多いようだ。

  • お子さんの外遊びに関して、どのような情報が欲しいですか?

    お子さんの外遊びに関して、どのような情報が欲しいですか?

最後に、子どもの外遊びに関してどのような情報が欲しいかを聞いたところ、「犯罪や事故から身を守る具体的な方法」(61.2%)と「子どもの「断る力」や「自分の気持ちを伝える力」の育て方」(60.0%)がほぼ同率で上位に並んだ。子どもから危険を遠ざける方法だけでなく、子ども自身が危険を回避し、対人トラブルを乗り越える力や、コミュニケーション能力を身につけてほしいと願っている様子が伺える。