最近、SNSで度々話題になる「ドパガキ(ドーパミン中毒のガキ)」という言葉。動画を倍速で再生したり、ショート動画を見始めると止まらなくなったりと、短い刺激を求める行動を自虐的に表現したネットスラングです。
そこで今回、20~50代の男女205名を対象に、スマートフォンやSNSの利用実態について調査しました。その結果、「通知がなくてもスマホを開く」「ショート動画を見始めると止まらない」といった行動は、意外にも20~30代より40~50代で高い割合を示していることが分かりました。
約4割が「通知がなくてもスマホを開く」
まず、「スマホ・SNS利用で当てはまる行動」を聞いたところ、最も多かったのは「通知がなくてもスマートフォンを開いてしまうことがある」(43.4%)でした。
続いて、
・5分程度の待ち時間でもスマートフォンを触ることが多い(42.0%)
・寝起きにまずSNSやニュースアプリを確認する(32.7%)
・食事中に動画やSNSを見ることがある(32.2%)
・ショート動画を見始めると、想定以上に長時間見てしまうことがある(29.3%)
という結果になりました。
また、「映画やドラマを最後まで見ずに途中でやめることがある」(27.3%)、「動画を倍速で視聴することがある」(25.4%)、「複数のコンテンツを同時に見ることがある」(24.9%)も、約4人に1人が経験していることが分かりました。
40~50代の半数が「通知がなくてもスマホを開く」
「通知がなくてもスマートフォンを開いてしまうことがある」と回答した人を年代別に見ると、20代と30代はいずれも36.0%でした。一方、40代は50.0%、50代は50.9%と半数を超えています。
スマホを無意識に触る行動は若者の特徴として語られることもありますが、今回の調査では40~50代の方が高い割合を示しました。
「減らしたいのに減らせない」…40代は約6割
スマートフォンやSNSの利用時間について尋ねたところ、「利用時間を減らしたいと思っているが、なかなか減らせない」と回答した人は、20代36.0%、30代40.0%、40代59.6%、50代49.1%でした。
特に40代は約6割に達し、全世代で最も高い結果となりました。
利用時間を減らしたいと思いつつも、実際にはコントロールできていない人が少なくないようです。
「ショート動画が止まらない」人は50代で約4割
近年利用者が増えているショート動画についても聞きました。
「ショート動画を見始めると、想定以上に長時間見てしまうことがある」と回答した人は、20代18.0%、30代22.0%、40代36.5%、50代39.6%でした。
20代の18.0%と比べると、50代は2倍以上の割合です。
TikTokをはじめ、ショート動画は若者を中心に利用されているイメージがありますが、「つい見続けてしまう」という点では、中年層の方が高い傾向が見られました。
「気付けば1時間」「用事がなくても開いてしまう」共感の声も
自由回答では、「やめたいのについやってしまうこと」として、世代を問わず似た内容の声が多く寄せられました。
◆20代の声
・「寝る前に長時間見てしまう」(男性・27歳)
・「お風呂にも音楽を聴くために持っていく」(女性・26歳)
・「ショート動画止まらん」(女性・26歳)
◆30代の声
・「暇があると、スマートフォンを見るのが癖になっている」(男性・36歳)
・「夜中に目が覚めた時についついスマホをいじってしまう」(男性・32歳)
・「目が疲れてショボショボするのに見てしまう」(女性・39歳)
◆40代の声
・「寝る前に確認だけと思って開いたら1時間くらい経っていた」(女性・48歳)
・「なんの用もないのに、すぐスマホを開いて何か情報を得ようとしてしまう」(女性・41歳)
・「無意識にスマホに手が伸びてしまっている」(男性・45歳)
◆50代の声
・「テレビを視聴しながらついついスマホを触ってしまう」(男性・52歳)
・「目的がないのに触ってしまう」(男性・58歳)
・「おもしろ動画をついつい見てしまう」(女性・58歳)
また、50代では「依存しています」(男性・54歳)、「依存性がある、やめれない」(女性・55歳)と、自身の利用習慣を依存だと捉える声があがりました。
一方で、「依存はしてないから大丈夫」(男性・59歳)、「依存というよりルーティーン」(男性・53歳)といった回答もあり、同じような行動を取りながらも、その受け止め方には違いが見られました。
「ドパガキ」は若者だけの話ではなかった
今回の調査では、「通知がなくてもスマホを開く」「利用時間を減らしたいのに減らせない」「ショート動画を見始めると止まらない」といった行動は、40~50代が20~30代を上回る結果となりました。
また、自由回答では「寝る前につい見てしまう」「気付けば1時間経っている」「用事がなくても開いてしまう」といった声が世代を問わず寄せられました。
スマートフォンをつい触ってしまう行動は、若者だけのものではないようです。「ドパガキ」はSNSで若者を中心に語られがちな言葉ですが、今回の調査からは、世代を問わずスマホとの付き合い方に悩む人の姿が見えてきました。あなたはいくつ当てはまったでしょうか?
調査概要
・調査時期:2026年6月30日~7月13日
・調査対象:マイナビニュース会員
・調査数:男女合計205人(20代:50人、30代:50人、40代:52人、50代:53人)
・調査方法:インターネットログイン式アンケート




