まもなく迫る夏休みシーズン。長期休暇を利用して海外旅行に出かける予定を立てている人も少なくないだろう。そんな楽しいバカンスを満喫して帰国した後、地味~に大変な作業がある。それは「家までの移動」である。
旅行帰りで疲れた身体のまま、電車やバスで移動するのはツラいもの。少しでも快適に移動するために、「お金さえ許せばタクシーを利用したい」という人は多いはずだ。だが、到着後の空港のタクシー乗り場は混雑しがちで、順番待ちでまた疲れてしまうケースも。いろいろな意味で帰宅までの道のりはしんどいのだ。
そんな帰宅までの「最後の試練」を解決してくれそうな存在が、6月9日より羽田空港第3ターミナルで試験運用が開始されている「アプリ配車専用乗り場」なのだ。
すでに羽田空港の国内線向けの第1・第2ターミナルでは、アプリ配車専用乗り場が用意され、運用が開始されていた。この流れを受ける形で2026年6月、羽田空港第3ターミナルのP5駐車場 8階にアプリ配車専用乗り場が誕生したわけだ。
筆者はちょうど先日、義父母との旅行を終えた子どもたちと利用する機会があったので、その詳細をレポートしよう。
羽田空港第3ターミナルにアプリ配車専用乗り場が新設
子どもたちを迎えるために訪れた、羽田空港第1ターミナルの到着出口。しばらく待っていると不安げな顔で子どもたちが現れた。感動の再会……と思いきや、彼らの口が発した言葉は「どこか遊びに行きたい」だった。――元気だな!!
当初の予定はそのまま帰宅だったのだが、プランを変更して「しながわ水族館」に寄ることに。その前に腹ごしらえをしようと連絡バスで第3ターミナルへと移動。お気に入りのラーメン屋で子どもたちと一緒に麺をすすった。
さて、これから品川方面へと向かうわけだが、しながわ水族館はそれほど遠くないのに、公共交通機関では案外行きにくい立地。かといってタクシー待ち乗り場を見ると意外と混んでいる。これからこの列に並ぶのも気が引ける……。
タクシーがダメならば、特別感も出るしいっそのこと配車アプリで移動するか――。そう思って羽田空港近辺の配車可能なエリアを調べてみたら、ちょうど先日、この第3ターミナルにアプリ配車専用乗り場が新設されたらしい。
各社の配車アプリが共同で利用できるので、さっそくスマホのUber アプリから配車依頼の画面を開き、「乗車エリア」-「乗車場所」と辿ってみた。確かに「アプリ配車専用乗り場(P5駐車場8階)」が存在している。このときは運よくちょうどプロモーションコードも適用されたので、さっそく配車を手配した。
到着出口からP5駐車場8階までは5分程度で移動可能
Uber タクシーが到着するまでの時間は約10分。急いでP5駐車場8階に向かわなければ!! 地図を確認し、子どもたちを気持ち急かしながら足早に移動を開始する。
鉄道駅を過ぎると、バス乗り場の案内が続くフロアに。奥には羽田エアポートガーデンの入り口が見える。そして羽田エアポートガーテンに入らずに左手に進むと、P5駐車場だ。
P5駐車場に入ると、柱に「配車アプリのりば」の案内が。確かに8階のようだ。エレベータ内にも「アプリ配車 8階」の表記があり、わかりやすい。
8階に到着してエレベータを下りると、対面の壁にも「配車アプリのりば」の案内が貼られている。矢印に従って移動すると、突き当たりに「配車アプリのりば」があった。到着出口からの所要時間は5~6分ほどだが、場所を把握していればさらに早く到着することも可能だろう。
大荷物・大人数でもOKな大型ワゴンが到着
アプリ配車専用乗り場には誘導員さんが常駐しており、タクシー等のナンバーを伝えると到着時に駐車場に誘導した上で、呼び出してくれる仕組み。乗り遅れや乗り間違いの心配をすることなく、ベンチに座ってゆっくりと待てるのは嬉しいポイントだ。
今回は荷物が多いので、思い切って「大型ワゴンプレミアム」を配車してみた。大荷物・大人数でも対応できる車種や、プレミアム車両も選べるのはUberならではの魅力だろう。やってきたのはトヨタ アルファード。ゆったりとした空間で、ちょっと贅沢な移動を楽しむことにしたい。
ちょっと緊張した様子で乗車した子どもたちだったが、サンルーフを開けると大はしゃぎ。混雑をまったく気にすることなくUber タクシーに乗り、空港から車内や景色を楽しみながら、しながわ水族館まで移動することができた。
まだあまり存在が知られていないことや、駐車場の8階という場所柄もあり、混雑を気にすることなく利用できた「アプリ配車専用乗り場」。帰国後の「最後の試練」である空港からの移動が楽になるのは確実だ。
混雑期の週末は注意!
ただ、留意点もある。空港案内受付によると2026年6月の運用開始から1カ月ほど経過した7月時点において、「混雑期の週末はエアポートガーデン付近と8階のアプリ配車専用乗り場のいずれの利用とする」といった趣旨のルールが適用されることになったという。
「混雑期」の定義ははっきりとしていないため、週末に利用する場合は実際にどちらで待てばいいのか混乱を招く恐れがある。また、エアポートガーデン付近の待合所も、8階の専用乗り場と比べてややわかりづらい場所にある点にも注意が必要だろう。
このような懸念はあるが、今まで第1・第2ターミナルしか利用できなかった配車アプリを国際線ユーザーが利用する第3ターミナルでも利用できるようになった点は、非常に大きなメリットと言えるだろう。多くの荷物とビッグサイズのキャリーケースで帰国して帰宅までがおっくうな際に上手に利用して、快適な帰路を過ごしてほしい。


















