「改編の壁、越えられませんでした」――15日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『有吉の壁』(毎週水曜19:00~)で、9月いっぱいでレギュラー放送を終了することが発表された。同番組の横澤俊之プロデューサーは「レギュラー終了と言われた日から涙が止まらなくて」と悔しさを吐露。視聴者からも「水曜日の楽しみがなくなる」と惜しむ声が相次いでいる。
この日の番組冒頭、佐藤栞里が「本日番組から大切な発表がございます」と切り出すと、有吉弘行が「『有吉の壁』は一度終わって特番に戻ります」と発表した。
放送後、横澤Pは自身のX(Twitter)で、「壁ファンの皆さま本当にすみません」と切り出し、「改編の壁、越えられませんでした」と謝罪。レギュラー終了を告げられた日から涙が止まらず、自分にとって『有吉の壁』がどれほど大きな存在だったのかを痛感したと、率直な胸の内を明かした。
さらに、10周年企画として映画化など新たな挑戦を進めたことを念頭に、「映画とかやらないで、もっともっと数字に貪欲になっていた方が良かったんじゃないか」と自問したことも告白。「もう壁のないテレビなんて辞めてしまおう」と考えるほど、現在も迷いの中にいることをつづった。
それでも、えいじさん(インポッシブル)から掛けられた「頑張っていればまた会えるから!」という言葉が、今の励みになっているという。「いつか同じメンバーで特番やろうね」という約束は一般的には実現しにくいものの、『有吉の壁』はそれをかなえられる可能性がある番組だとし、10月以降の特番での再集結へ希望をつないだ。
レギュラー最終回まで、残る収録はあと5回。横澤氏は、最後まで芸人たちが笑いながら力を出し切れる現場にするため、「裏方ながら精一杯頑張ります」と決意を表明した。視聴者に引き続き番組への応援を呼びかけながら、投稿の最後には「壁なんで終わるんですか!!!!」と、抑えきれない悔しさをぶつけている。
企画・総合演出として番組を立ち上げ、日テレ退社後も監修として携わり続ける橋本和明氏も、Xで思いを吐露。「6年半前、ゴールデンでお笑いのレギュラーをやろうと決めたとき、“終わるなら、お笑い番組のまま終わろう”と約束しました。放送開始直後にコロナ禍となり、想像もしなかった状況での収録が続きました」と振り返り、「それでも芸人さん、スタッフ、そして視聴者の皆さんのおかげで、笑いを届け続けることができました。あの奇跡は、今でも鮮明に覚えています」と感謝した。
続けて、「レギュラー放送は9月までですが、最後までお笑い番組として全力で駆け抜けます。そして、特番でも壁は続きます。お笑いには、人を元気にする力があると信じています。芸人さんのすごさを伝えられる場所を、これからも作り続けられるよう精進していきます」と決意をつづった。
SNSでは、「水曜日の楽しみがなくなるの寂しい」「有吉の壁が終わったら水曜日をどう過ごせばいいんだ」「毎週見られなくなるのは悲しい」とレギュラー終了を惜しむコメントが続出。一方で、「特番でも続いてくれるのはうれしい」「特番に戻っても楽しみにしています」と、番組の継続に安堵する声も上がっている。
【編集部MEMO】
『有吉の壁』は2015年、深夜の単発番組としてスタート。芸人が街中のさまざまな場所に潜み、協力者とともに即興ネタで有吉を笑わせる「一般人の壁」を看板企画に、2020年4月からゴールデンタイムでレギュラー放送してきた。
