エムフロは2026年7月8日、『仕事中の眠気のせいでやらかしたミスや失態に関する意識調査』の結果を発表した。同調査は2026年6月18日〜19日、お仕事をしている男女500名を対象にインターネットで実施した。

  • 仕事中の眠気のせいでミスをしたことがあるか

    仕事中の眠気のせいでミスをしたことがあるか



「仕事中の眠気のせいでミスをしたことがあるか」を聞いたところ、「頻繁にある」(7.4%)「たまにある」(53.8%)が合わせて61.2%にのぼった。


多くの人が眠気による「やらかし」を一度は経験していることがわかった。仕事中に眠気を感じてしまうのは決して特別なケースではなく、多くの人にとって身近な問題となっているといえる。


女性からは「生理前はどうしても眠い」などの声もあり、生活リズムを整えても、ホルモンバランスの影響などで眠気を感じてしまうケースもあるとわかる。

  • 眠気のせいでやらかしたミスや失態

    眠気のせいでやらかしたミスや失態


「眠気のせいでやらかしたミスや失態」の1位になったのは「データの入力ミス」(23.6%)だった。2位「居眠り」(16.4%)、3位「話を聞き逃す」(15.6%)、4位「メールの誤送信」(12.6%)が続く。


「メールやデータの作成中」「会議中」「電話中」など、さまざまなシーンでのミスや失態が挙がっており、眠気がさまざまな業務に影響を及ぼしていることがわかった。また日常的な業務でのミスが多くなっているのも特徴だ。特別な仕事だと緊張感が高まって眠気を感じにくくなる一方、日常業務だと緊張感が低下して眠気の影響を受けやすいと考えられる。

<1位 データの入力ミス>


日常的に入力作業を行っている人の場合、慣れているので少々眠くても作業自体はできる。しかし眠気によって集中力が低下すると、ミスを見逃したまま作業してしまうケースも少なくない。「間違いを指摘される」「のちのちの修正対応に時間がかかる」「間違いに気づかず、大きな失敗につながる」という体験をした人もいた。


・「昼食後の時間帯に猛烈な眠気に襲われ、意識が朦朧とした状態でPC作業を行っていた際、検証データの数値を1桁間違えてエクセルに入力してしまいました。集計で計算が合わなくなり、不具合の原因調査に余計な時間を費やす羽目になりました」(30代 男性)


・「どうしても眠れない日が続いたとき、会社でのExcel作業を慣れでこなし、最初の数行でコピペミスがあって行がずれてしまいました。気が付かず一万件以上のデータ処理を進め、翌月発覚。大事なキャンペーンを台無しにしてしまいました」(50代以上 男性)

<2位 居眠り>


眠気が限界まで達すると、眠ってはいけないと思っているのに、一瞬眠ってしまうことがある。とくに会議・研修やデスクワークなど、長時間同じ姿勢で話を聞いたり作業したりするような場面で、居眠りしてしまった人が多くなった。居眠りしているところを周囲に見られ、叱られたり気まずい思いをすることも。デスクワーク以外の人からは「一瞬意識が飛んで、溶接する位置がずれた」という体験談も寄せられており、仕事内容によっては居眠りが怪我や事故につながりかねない。


・「大事な会議でうとうとしてしまい、名指しで注意された。あとから上司にかなり怒られた」(20代 男性)


・「オンライン会議中に寝てしまい、寝ていることがみんなにバレた」(40代 女性)

<3位 話を聞き逃す>


眠気によって意識がぼんやりすると、相手の話を聞いているつもりでも、内容が頭に入らないことがある。重要な指示や説明を聞き漏らしてしまい、あとから確認する手間が増えたり、ミスにつながったりしたケースがあった。口頭での指示や説明が多い職場の場合には、起こる頻度が高まりやすいと考えられる。


・「午後の会議中に強い眠気に襲われ、上司から依頼された内容を聞き漏らしてしまったことがあります。会議後に勘違いしたまま作業を進めてしまい、後で修正することになりました」(40代 男性)

<4位 メールの誤送信>


具体的には「宛先間違い」「名前の入力間違い」「下書きのまま送信」「ファイルの添付漏れや添付間違い」などが挙がった。眠気によって注意力が低下すると確認作業がおろそかになりやすく、ひとつのミスが「情報流出」を引き起こす可能性もある。


・「メールの誤送信。下書きが残ったものを送ってしまった」(50代以上 女性)

<5位 言い間違い>


眠気によって、とっさに適切な言葉遣いができなくなったり、相手の名前を間違えたりしてしまうこともある。顧客の名前を間違えると信頼関係を壊してしまいかねない。


・「コールセンターで眠気が襲って来て、うとうとした瞬間に電話が鳴りました。『お電話ありがとうございます』と言うはずのところを『はいもしもし』と、普通の個人電話と間違えて応対してしまった経験があります」(50代以上 男性)

  • 仕事中の眠気を防ぐために行っている予防策

    仕事中の眠気を防ぐために行っている予防策


仕事中の眠気を防ぐために行っている予防策で最も多かった回答は「しっかり寝る」(34.8%)だった。2位「身体を動かす」(25.2%)、3位「カフェインを摂取する」(22.8%)、4位「食べ方を工夫する」(21.6%)も多くなっている。

<1位 しっかり寝る>


根本的に睡眠が足りていない場合、いくら日中に小手先で対策しても問題は繰り返す。そのため普段から生活リズムを整えて十分な睡眠をとるよう心掛けている人も多くなった。単に布団に入る時間を早くするのではなく、寝る前にスマホを見ないなど睡眠の質を高めようと工夫している人もいる。

<2位 身体を動かす>


眠気を感じそうなタイミングや感じたタイミングで身体を動かしている人もいる。具体的には「ストレッチや簡単な運動」「トイレ休憩で席を立って歩く」などが挙げられた。職場環境によるが、比較的実践しやすい工夫であるため、多くの人が実行している。

<3位 カフェインを摂取する>


コーヒーや紅茶、エナジードリンクなどに含まれるカフェインは、眠気を抑えてくれる効果が知られている。「午前」「昼食後」「最も眠くなる1時間前くらい」など、飲むタイミングに工夫している人もいる。ただカフェインの効き方には個人差があることや、飲み過ぎると夜の睡眠や胃に影響することには注意が必要だ。

<4位 食べ方を工夫する>


とくに昼食の食べ方に注意している人が多く、「量を控えめにする」「糖質を摂り過ぎない」「野菜やタンパク質から食べる」などが挙げられた。「食べる順番を変える」「食べ過ぎを避ける」などは意識次第で実践できる取り入れやすい予防策だ。

<5位 仮眠をとる>


昼休みを利用して短時間眠ったり、目を閉じて休んだりすることで、午後の眠気を和らげている人も多い。仮眠することで集中力が回復するという効果が広く知られていることがうかがえる。

<6位 お菓子をつまむ>


ミント系などすっきりした味のものや、ガムやグミなどしっかり噛む作業が必要になるお菓子を選ぶ人が多い。刺激になるお菓子を口に入れることで気分転換になり、眠気を感じにくくなると考えられている。

<7位 水分を摂る>


冷たい飲み物は刺激になるので気分転換になりやすい。また脱水症状のひとつとして眠気が起こる場合もあるため、外での作業など脱水状態になる可能性が高い仕事では、水分補給が眠気予防にもなる。