PSYCHIC FEVERが語る、音楽ルーツと新たな挑戦、ヒップホップからアフロビーツ、R&Bの洗練

「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」の世界的バイラルヒットを皮切りに、USツアーを敢行。他にも、USでのファンミーティングツアーやヨーロッパ、アジア各地でのライブを重ね、グローバルなグループとしての階段を駆け上っているPSYCHIC FEVER。約4年ぶりのセカンドアルバムは『DIFFERENT』。お互いの違いを肯定した7人の個性がちりばめられつつ、PSYCHIC FEVERらしい1990年代~2000年代のヒップホップに加え、メロウなアフロビーツやR&Bが収められた、大人の色気や余裕を感じさせるアルバムになっている。7人にインタビューした。

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―ファーストアルバム『P.C.F』がリリースされてから4年間でたくさんのことがあったと思いますが、その経験がどんな風に『DIFFERENT』に落とし込まれていると思いますか?

小波津志 (以下:志):去年の初めてのUSツアーからライブ音源のアレンジを自分たちでするようになって、楽曲への思い入れがより強くなったんですよね。今回のアルバムはJIMMYくんとWEESAくんが作詞に携わった曲が何曲もあって、どういう楽曲を表現したいかっていう自分たちの想いが詰まったアルバムになりました。『DIFFERENT』っていうタイトル通り、PSYCHIC FEVERならではの個性や違いを感じていただける作品だと思います。

小波津志

半田龍臣(以下:龍臣):去年はUSツアーやUSファンミーティングがあって、プラスヨーロッパやアジアでも活動させてもらいました。地域によって盛り上がる楽曲の違いを実感する中でアルバムの制作が始まって、いろんな地域の皆さんに刺さるような楽曲が入ったアルバムを作れたんじゃないかなって思います。

半田龍臣

―地域によって刺さる曲が違うと実感する中で、どこに焦点を当てようっていうことは考えたんですか? それとも全方位的なアルバムという意識が強かったのか。

JIMMY:USでは「Just Like Dat」がバイラルしているけど、ヨーロッパでは他の曲がバズっていて。『PSYCHIC FILE』っていうEPシリーズを3枚出していろんな曲に挑戦することで、自分たちのストロングポイントがいくつか見つかった手応えがあったんです。そこを濃くしていったアルバムなのかなと。「Masterpiece」や「Uh Oh」は2000年代のテイストが濃くて、自分たちが昔ダンスのレッスンをする時にかけていたような曲のテイストを前に押し出した曲で、「こういうPSYCHIC FEVERが聴きたかった」って思ってもらえるような曲だと思います。一方で、「Into You」とか「Cinderella Pt.2」はアフロビーツとかアフリカのサウンドのテイストが感じられて、PSYCHIC FEVERとしては挑戦的だけど、僕自身のルーツであるアフリカやヨーロッパ圏の方に刺さってもらえたらいいなって思っていて。大きくいうとそういう2軸のあるアルバムだと思います。

JIMMY

―「Just Like Dat」はPSYCHIC FEVERの代名詞になっていますが、大きなヒット曲が生まれると良いことはたくさんありますが、「あの曲を超えないと」っていうプレッシャーが生まれることもあります。どんな風に捉えていますか?

中西椋雅(以下:椋雅):もちろんプレッシャーはあります。「Just Like Dat」を出してからいろんな楽曲を出していって、「What's Happenin」は「Just Like Dat」と近い系統の曲ですが、全く違う系統の「Paradise」っていう曲もあって、常に「Just Like Dat」を越えたいっていう思いでやってきました。今回も「Just Like Dat」の要素が入ったリードトラックの「If You're Mine」がありながらも、新しい挑戦が詰まったアルバムになってると思いますし、収録曲10曲の中から「Just Like Dat」を超える曲を出したいなっていう気持ちがありますね。

中西椋雅

剣:「Just Like Dat」はパフォーマンスをするごとに形や聴こえ方が変わって成長している楽曲だと思うんですよね。プレッシャーは感じつつも、僕たちを導いてくれている曲ですし、いつでも頼れる曲です。そういう曲をまた作りたいっていう気持ちがあります。

―これまでのPSYCHIC FEVERの良さと、新たな大人の洗練と色気が混ざり合ったアルバムになりましたよね。

渡邉廉(以下:廉):そうですね。僕たちはラブソングが多いんですが、今回は大人な歌詞のラブソングが多いんですよね。これまでは自分たちが追いかける側が多かったけど、「I Got Ways」は受け身の恋愛が描かれていて、歌詞の面でも成長を感じます。

渡邉廉

―「I Got Ways」のような大人の恋愛を描いた楽曲は背伸びをしている感覚なのか等身大なのか、どちらが近いですか?

廉:結成して7年、デビューして4年が経つので、成長過程を皆さんに見てもらうという意識でレコーディングに臨んでいると思います。

― 「I Got Ways」が先行配信され、リードトラックは「If You're Mine」です。この2曲の狙いはどのようなものだったのでしょう?

JIMMY:今回のひとつのテーマである90年代、2000年代のヒップホップを基調とした楽曲でありつつ、今回はリードトラックを決めるのにめちゃくちゃ悩んで。

―粒ぞろいですよね。

JIMMY:ありがとうございます。それで、アルバムのデモをわざわざロンドンに持って行って、現地のレコード会社のスタッフの方に聴いてもらったりしながら、いろんな方の意見を咀嚼して、自分たちが今見せたいものってなんだろうってことを考えて、結果「If You're Mine」と「I Got Ways」を押し出すのが一番いいんじゃないかっていうことになりました。「I Got Ways」は日本の市場には刺さり辛いのかなとも思ったんですが、4年ぶりのアルバムだし、一発目に「I Got Ways」を出すことにしたんですが、反応が良くて嬉しいですね。他の曲も負けないくらいクオリティが高いので、アルバムがリリースされるのが楽しみですね。

―「If You're Mine」は「Just Like Dat」や「Paradise」、「What's Happenin'」などに続き、JIGGさんがトラックやプロデュースを手がけています。恋愛ソングにも聴こえつつ、「目に見えないものを信じたい」というラインがあったり、音楽という目に見えないものを信じているPSYCHIC FEVER自身に重なるメッセージを感じました。

志:僕たちは一番の目標としてビルボードチャートグローバル1位を掲げていますが、一つひとつの目に見えない積み重ねが大事だし、いずれメンバー、家族、ForEVER(PSYCHIC FEVERのファンネーム)の皆さんと目標とする景色を見たいっていう想いが込められた曲ですね。

―「If You're Mine」のMVはどんな内容なのでしょう?

椋雅:「I Got Ways」のMVとは大きく違って、カラフルな衣装に身を包んでいますね。「Just Like Dat」や「What's Happenin'」のMVの続編っていうコンセプトもあるので、PSYCHIC FEVERらしさが詰まっていると思います。7人のメンバーそれぞれが別のロケーションで撮影をしていて、『DIFFERENT』のテーマに沿って一人ひとりの個性が際立つ構成になっています。

剣:僕たちは全員がダンサー出身でそこが強みでもあって。得意ジャンルでもあるヒップホップのグルーヴが見えるようなコレオになってます。曲自体キャッチーですが、振りもキャッチーですし、トレンドを生めるような仕掛けもいろいろ入れました。

WEESA:「Just Like Dat」はフックのキャッチーさもヒットの要因だと思いますが、「If You're Mine」のフックもとてもキャッチーなので、ライブでも盛り上がってもらえるんじゃないかなって思ってます。

―冒頭でも話に出ましたが、JIMMYさんとWEESAさんがいくつもの楽曲の作詞に携わっています。

JIMMY:一人でデモを作る時に作詞することもあるんですが、PSYCHIC FEVERの歌詞を書く時はしっかり起承転結を付けるようにしています。志と一緒にスタジオに入ることが増えてるんですが、ホワイトボードに言葉を書き出して、その曲で伝えたいメッセージも書き出して、構成をしっかり練ってから一緒にアイディアを出していきますね。あと、「ここはこのメンバーが歌ったらいいな」っていうことだったり、いろんな角度から考えるようにしています。

―作詞をする機会が増えていることで、他のアーティストが書いた歌詞に対する印象が変わったところはありますか?

JIMMY:ありますね。日本語は英語に比べてたくさんの言葉が必要なことが多くて、一小節に入れられる言葉が限られてくるので、うまく引き算をしなきゃいけないんですよね。尾崎豊さんの曲を聞くと、言葉数は超少ないのに情景がはっきりと思い浮かぶ。ストーリーを描くのがとてもうまいなって思いますし、刺激を受けますね。

WEESA:僕は自分たちが行った国の名前を出したり、具体的なワードを出すのが好きなんですよね。あと、あまり思いつかないような歌詞を書けるよう意識して頑張ってます。

WEESA

―『DIFFERENT』の収録曲の歌詞で特に手応えがあったラインというと?

JIMMY:かましたライン(笑)?

WEESA:(笑)。かましたラインは「Uh Oh」の「たまにall messed upでもkeep on moving」ですね。たまにやらかすけど、常に動いてるっていう僕のリアルが込められてて。その後に、NYやLA、Londonっていう具体的な地名を出しつつ、「Something calls me Its people waiting at the Venue」っていう、会場で待ってくれてる人たちのことを登場させることで臨場感が出るよう意識してみました。

ほぼ全員:(拍手)

JIMMY:そこWEESAっぽいよね。

WEESA:ありがとうございます。

JIMMY:それが褒め言葉なのかはわかんないけど(笑)。

―「Diamond」の歌詞はJIMMYさんとLOARさんのコライトです。

JIMMY:デモは僕が全部の歌詞を書いていて、LOARさんに入ってもらってブラッシュアップしていただきました。「Diamond」はラブソングではなくて、一人ひとり違っていいし、自分を大切にしようっていう曲になっていて、一番『DIFFERENT』を象徴する曲なんじゃないかなって思います。最初、ファンシーピンクダイヤモンドっていう希少価値が高いダイヤモンドをモチーフに、みんながそういう存在になればいいっていう歌詞を書いていて、そこからいいねの数で測れない自分の価値を見つけていこうっていうメッセージを込めていきました。一人で書くと目線が偏ってしまうことがありますが、コライトすることでいろんな視点が入ったり、ニュートラルになれるのでコライトは好きですね。自分たちを外から見た目線も入れ込めて、楽しいセッションでした。

―歌い出しの<いいねの数で 測る価値観だらけ 押し込む My Voice Why like that?>というラインはすごく良いなと思いました。

JIMMY:ありがとうございます。

全員:(拍手)

WEESA:俺の時より拍手が多いな(笑)。

剣:いや、WEESAのリリックも染みたよ~(笑)!

JIMMY:PSYCHIC FEVERはそれぞれの個性を大切にしているグループで、「Just Like Dat」をきっかけにそこに注目してもらえたところもあるので、その魅力をやっと曲にできたなっていう気持ちがありますね。最初はもう少しキーが高かったんですが、もっと僕たちに合うよう下げてミステリアスなサウンド感になりましたね。でも、シンセの感じとかから僕たちのルーツであるヒップホップのテイストは感じられるので、良いバランスでPSYCHICらしさと今の音が融合できたなって思います。

―中盤の「Diamond」からアフロビーツテイストの強い「Cinderella Pt.2」と「Into You」という流れは大人っぽいしモダンで良いですよね。

JIMMY:これまでのアルバムの曲順決めにはあまり関わってなかったんですが、今回はスタッフの皆さんと話し合って何度もラリーさせてもらって決めました。めっちゃつるっと聞きやすい曲順になったんじゃないかなって思います。

―がっつり曲順決めに関わってどんなことを感じましたか?

JIMMY:いろんな意見が出てめっちゃすごかったです(笑)。

志:曲順によっていろんな良さが出せるなって思いましたね。

椋雅:先行で配信したのが「I Got Ways」なので最初に持ってきてもいいんじゃないかっていう案があったり、でもリード曲は「If You're Mine」だからそれが頭の方が良いんじゃないかとか、だったらその後にどの曲を置いたらいいかとか。ライブのセットリストはほとんど自分たちで決めてますが、アルバムの曲順を決めるのは初めてだったので、自分たちの感覚とスタッフの方の感覚のちょっとしたズレを自覚しつつ、良い形でまとめられたと思ってます。勉強になりましたね。ライブはこの曲順でも良いと思うし、大きく変えても良いだろうし、お客さんの反応を見た上で、次のワールドツアーとかに繋げていきたいなって思ってます。

―楽しみにしています。前回Rolling Stone Japanに登場していただいたのは、約1年前のEP『PSYCHIC FILE Ⅲ』リリースタイミングだったんですが、その時に続いて今回も今ハマってるアーティストや曲を教えてもらっても良いでしょうか?

志:僕はR&BもJポップも聴くんですが、最近はMichael Jacksonの「Rock With You」を聴いてテンションを上げることが多いですね。ダンスをやっていた時代に「THIS IS IT」は観ましたし、改めて興味が湧いてきて聴き直したら「すごく良いな」って。

龍臣:3月にダンスイベントに出させてもらったんですが、その際に昔よくT-Painの曲で踊ってたことを思い出して、また聴き始めました。

渡邉:僕はDijonですね。R&Bだけじゃなくソウルっぽさもあって、メロウで落ち着く曲が多くて大好きです。

JIMMY:僕もDijonって言おうとしてました(笑)。今僕はラジオ(interfm「PSYCHIC FEVER No Border Boundaries』)をやってて、昔の曲を掘りまくってるんですが、Dijonを聴いた時に Prince味を感じて懐かしくなったんですよね。Mk.geeと一緒に参加してるJustin Bieberの曲を聴いた時は新しさを感じて。曲制作の研究も兼ねてよく聴いてます。

WEESA:僕もMk.geeは大好きなんですが、昔から好きだったYung Leanが最近出した「STORM」っていう曲がMVも含めてめちゃくちゃかっこよくてハマってます。

椋雅:僕はSKRILLEXです。今回のアルバムには入ってないんですけど、ライブ用に「Clip That!!」という曲をJIMMYと作ったんです。基本ダンスミュージックでダブステップの要素も入れたくて、SKRILLEXの曲を聴いて、「こういう音が入ってんだ」とか「こういう感じで音を入れると フローがよく乗るんだな」って思って勉強した上で「Clip That!!」を作っていきました。

剣:僕はTy Dolla $ignの「DON'T KILL THE PARTY」のDisco Lines っていうリミックスバージョンにめっちゃハマってます。オリジナルも好きですが、例えばライブのためにアレンジしたとしても、リミックスとして定着していくのもありだなって思ったり。インスタのTy Dolla $ign とは関係のないアカウントのファッション投稿で流れて見つけた曲で、動画にすごくハマってて、エンタメの勉強として聴き始めたんです。

<リリース情報>

PSYCHIC FEVER

『DIFFERENT』

2026年7月10日(金)リリース

https://psychicfever.lnk.to/DIFFERENT

=収録曲=

1. If You're Mine *リードシングル

2. Masterpiece

3. I Got Ways

4. Diamond

5. Cinderella Pt.2

6. Into You

7. Dream Flight

8. Uh Oh

9. Pink Lemonade *先行シングル

10. Glowing

■CDパッケージリリース形態:

初回限定盤A(CD+Blu-ray)

品番:WPZL-32263~4

価格:8,800円(税込)/ 8,000円(税抜)

Blu-ray収録内容:PSYCHIC FEVER LIVE TOUR 2025 "EVOLVE" in JAPAN@Zepp DiverCity(TOKYO)ライブ映像

フォトカードA 1枚封入(全7種)

応募抽選用シリアルナンバー1枚封入

初回限定盤B(CD+Photobook)

品番:WPCL-13735

価格:5,500円(税込)/ 5,000円(税抜)

Photobook:撮り下ろしカラーフォトブック(100P予定)

フォトカードB 1枚封入(全7種)

応募抽選用シリアルナンバー1枚封入

通常盤(CD only)

品番:WPCL-13734

価格:3,300円(税込)/ 3,000円(税抜)

<初回プレス分のみ>

フォトカードC 1枚封入(全7種)

応募抽選用シリアルナンバー1枚封入

LDHオフィシャルSHOP限定盤A(CD+Blu-ray+グッズ)

品番:WPZL-60088~9

価格:11,000円(税込)/ 10,000円(税抜)

Blu-ray収録内容:PSYCHIC FEVER LIVE TOUR 2025 "EVOLVE" in JAPAN@Zepp DiverCity(TOKYO)ライブ映像

グッズ内容:アクリルカラビナ+アクリルキーホルダー

フォトカードA 1枚封入(全7種)

応募抽選用シリアルナンバー1枚封入

LDHオフィシャルSHOP限定盤B(CD+Photobook+グッズ)

品番:WPCL-60120

価格:7,700円(税込)/ 7,000円(税抜)

Photobook:撮り下ろしカラーフォトブック(100P)

グッズ内容:アクリルカラビナ+アクリルキーホルダー

フォトカードB 1枚封入(全7種)

応募抽選用シリアルナンバー1枚封入

※<LDHオフィシャルSHOP限定盤A>および<LDHオフィシャルSHOP限定盤B>に付属するグッズは同一となります

リリースイベント情報

2026年7月11日(土)14:30~<愛知県>イオンモール大高 1F グリーンコート

2026年7月12日(日)14:30~<大阪府>セブンパーク天美 AMAMI STADIUM

2026年7月14日(火)17:00~<東京都>光が丘IMA 光の広場

2026年7月19日(日)15:00~<埼玉県>イオンレイクタウンmori 木の広場

2026年7月26日(日)14:30~<兵庫県>神戸ハーバーランド スペースシアター

More Info https://wmg.jp/psychic_fever/news/90872/

<ライブ情報>

「PSYCHIC FEVER JAPAN TOUR 2026 "THE ROOTS" ~FINAL~」

追加公演スケジュール

2026年8月8日(土)SGCホール有明

More Info https://www.ldh-liveschedule.jp/sys/tour/40747/

HP:https://www.ldh.co.jp/management/psychic_fever/

https://wmg.jp/psychic_fever/