三重県・鈴鹿サーキットで4月4日〜6日、「F1日本グランプリ」が開催された。同グランプリは、日本人ドライバー・角田裕毅選手が強豪オラクル・レッドブル・レーシングに移籍後の初戦だったことなど、日本国内でも例年以上に大きな注目を集め、3日間で26万6,000人の観客を動員。実はその初日(フリー走行日)、フォーミュラ1のグローバル・オフィシャル・パートナーであるアメックス(アメリカン・エキスプレス)の招待を受け、現地取材に行ってきた。

  • 「F1日本グランプリ」(4月4日〜6日/三重県・鈴鹿サーキット)に行ってきた! F1とは、1950年から続く自動車レースの世界選手権。F1日本グランプリは世界各国を舞台に行われるレースの第3戦となる

アメックスは2024年10月、フォーミュラ1とのパートナーシップを拡大し、グローバル・オフィシャル・パートナーになったことを発表。2025年シーズンから、日本を含む世界15のグランプリでカード会員限定のチケット特別販売やファン体験が用意されるようになった。今回の日本グランプリにおいても、カード会員限定で「F1 パドッククラブ」での観戦チケット(1名5,500米ドル/税別)、7種の指定席券(1名6万円〜14万円)、西エリア券(1万6,000円)を先行販売していた。今回は特別にそんな特典の一部を体験させてもらった。

  • 「F1日本グランプリ」は例年秋に開催されていたが、昨年から春開催に。鈴鹿サーキットの桜もちょうど見頃を迎えていた

新幹線をまさかの貸切に! レッドカーペットの特別車両

特別な体験は開幕前日からスタート。鈴鹿に向かうF1ファンのために東京発・名古屋着の貸切新幹線ツアー「DAZN モータースポーツファミリーとライツアウト!!! 新幹線ダゾーン号!」が特別企画として運行されており、アメックスのプラチナ・カードに入会した先着100名にはグリーン車ペア乗車券のチケットがプレゼントされた。

  • 東京発・名古屋着の貸切新幹線ツアー「DAZNモータースポーツファミリーとライツアウト!!! 新幹線ダゾーン号!」。フラッグやレッドカーペットで華やか

車内では、サッシャさん、中野信治さん、浅木泰昭さん、福住仁嶺さん、牧野任祐さん、大湯都史樹さんらDAZN F1 番組出演者によるミート&グリートに加え、限定トーク番組が放送された。憧れのDAZNモータースポーツファミリーが盛り上げる車内は極上のエンターテイメント空間に。人気レーサーと記念写真を撮ったり、トーク番組ここだけの裏話も飛び出したりと多いに盛り上がった。

  • 座席カバーのF1仕様に

  • DAZNのオリジナルアメニティ

  • F1ファンにはおなじみレッドブルも限定デザイン缶が配布された

シャトルバスで鈴鹿サーキットへ快適に移動

名古屋駅に到着して翌朝。多くの人が訪れるイベントだけに名古屋駅から鈴鹿サーキットへのアクセスがなかなか大変なのだが、アメックスが名古屋駅と鈴鹿サーキット間の無料シャトルバスを用意してくれていた。今回利用したバスはプラチナ·カード特別入会キャンペーンで入会した人向けのもの。アメックス限定販売でパドッククラブのチケットを購入したカード会員向けのシャトルバスも用意されている。

  • アメックスの名古屋駅-鈴鹿サーキット無料シャトルバス

  • 現地に行ったことがある人なら実感すると思うが、シャトルバスで移動が保証されているのは本当にありがたかった

シャトルバスの快適な移動でついに鈴鹿サーキットに到着。

  • 鈴鹿サーキットだ!

  • 会場いっぱいにレーサーたちのボードやのぼりなどが配置されていた

  • レーサーのパネルと並んで記念撮影を楽しむ人多数

  • 多くのモータースポーツファンが詰めかけた

「F1ホスピタリティの頂点」パドッククラブがすごかった

今回の取材の中でもとりわけ特別な体験だったのが、「F1ホスピタリティの頂点」とされる、F1 パドッククラブでの観戦。パドッククラブというのは、サーキット内ピットビルディング2Fホスピタリティラウンジに設置された特別な観戦ルームのこと。3日間通しチケットは100万円以上で販売されているものもある中、アメックスのカード会員限定の先行販売チケットだと前述の通り1名5,500米ドル(税別)とお得なのだが、どちらにしても超プレミアムなエリアだ。

  • これが「F1 パドッククラブ」へのパス

パドッククラブへはパドックトンネルからアクセスできる。

  • パドックトンネル入り口

  • パドックトンネルを歩くのも貴重な体験

  • トンネルを抜けた先にあるセキュリティゲート

  • パドッククラブのマップ

トンネルとセキュリティゲートを抜けると、共有エリアの通路やラウンジからすでに「F1ホスピタリティの頂点」の空間が広がっている。世界中のモータースポーツファンが訪れている鈴鹿サーキットの中でもとりわけ海外からのゲストやスタッフが多い印象。ドリンクやフードのオーダーも英語、なんだか海外旅行気分だった。

  • 華やかなフードやドリンクが楽しめる共有ラウンジ

  • レースさながらのシミュレーター体験

  • 共有エリアの通路でもシャンパンが惜しみなく振る舞われている

  • ちょうど行われていた日本の伝統アート実演のパフォーマンス

  • 焼き立てを提供するミラノのピッツァ

そしてここからがアメックス専用パドッククラブ。

  • パドッククラブ前の外廊下

  • アメックス専用パドッククラブ入り口

  • エントランスに巨大なロゴ

  • 受付スタッフさんが笑顔で迎えてくれた

  • 受付でプレゼントされたアメックスのオリジナルアメニティ。アメックスロゴ入りの風呂敷に入っている

  • 風呂敷のなかみは観戦に役立つ双眼鏡やペットボトルホルダーなど

パドッククラブはピットの真上に位置する。屋外テラスもあり、室内からでも室外からでも自由にレースを楽しむことができる。

  • 優雅な観戦ルームの様子

屋外テラスからは、疾走するマシン、緊迫のピットワークを間近に見られる。F1ドライバーやスタッフの様子などバックステージの熱気が伝わってくる距離だ。肉眼で見るマシンのスピードと肌で感じる轟音は格別の体験だった。

  • ピットとコースを臨む屋外テラスの様子

  • この距離にマシンが

また、パドッククラブでは、チームと共に世界各国のレースを巡回しているという一流シェフによるケータリングサービス、シャンパンをはじめとしたドリンクの飲み放題も楽しめる。どれも本格的でF1が展開されている"世界"を感じる味わいだった。

  • 夢のシャンパン飲み放題

  • ドリンクのラインナップはこんな感じ

  • 「春仔羊のラック 地中海ベジタブル、クリスピーポレンタ、ロメスコソース」。これがおいしすぎて2皿いただいた

  • 「ストロベリーとパッションフルーツのパブロヴァ ホットチョコレートソース、パンナコッタ・アイスクリーム」

  • 「クリスピーチキン ココナッツレモンブイヤベースとエッグヌードル」

F1カーが走るのと同じ地面を歩く! 超貴重なパドック内ツアーへ

パドッククラブにいると、パドック内ツアー「ピットレーンウォーク」にも参加することができた。パドックとは、ピット(サーキット内ガレージ)裏のスペースのこと。通常ドライバーをはじめ運営・チーム関係者以外は原則として立ち入ることはできないが、特別に降り立つことが許されるのがこのツアーだ。各チームがピットストップの練習をしたり、車の準備をしたりする様子やガレージ内をを間近で見ることができる。ツアーの参加者は思い思いにこの特別な時間を楽しんでいた。

  • パドック内ツアー「ピットレーンウォーク」に参加した

  • 角田裕毅選手が所属するオラクル・レッドブル・レーシングのガレージ前にはとりわけ人だかりができていた

専用観戦エリアにファンゾーンも! 他にもあるぞアメックス会員特典

パドッククラブの他にも、サーキット内にはさまざまなアメックス会員特典が用意されている。

眺めのいい観戦エリアに設置されているのが「アメックス トラックサイド ラウンジ」。

  • 「アメックス トラックサイド ラウンジ」入り口。座席の券種に関わらずアメックスカード会員なら同伴者1名と利用可能だった。受付は当日先着順

  • 上にはテーブルとイスでゆったりと過ごせるスペースも

  • 「アメックス トラックサイド ラウンジ」から見たコースの様子

サーキット会場では無料の「アメックス オリジナル レース ラジオ」が提供されていた。トラック解説を聴きながらレースを楽しめるというもの。

  • 「アメックス オリジナル レース ラジオ」は会場内の5つのラジオキオスクとパドッククラブ内で配布

会場内のF1公式グッズショップの買い物にアメックスで決済すると、アメックスの大判タオルのプレゼントも。

  • キャップやユニフォームなどを販売している会場内のF1公式グッズショップ

  • アメックスで決済するとプレゼントされる大判タオル

「アメックスのファン体験スペース」では、F1クイズ、オリジナルのF1ドライバーなりきり映像の撮影、レーシングカーをカスタムカラーリングでデザインできる体験など、F1をさらに楽しめるコンテンツが用意されていた。

  • ファンゾーンの「アメックスのファン体験スペース」

  • レース実況風に盛り上げてくれるF1クイズ大会

  • オリジナルのF1ドライバーなりきり映像の撮影

  • レーシングカーをカスタムカラーリングでデザインできる体験

  • デザインしたレーシングカーはポストカードに! ここからポストカードの郵送もしてもらえた

  • スペース来場プレゼントのワッペン。どれにするか迷ってしまうかわいさ

  • こちらがスペースに来場したアメックスのカード会員限定プレゼントの「湯の花せんべい」(日の出製菓)と「伊勢茶」(中森製茶)。アメックスがお店とその地域の魅力を届ける取り組み「SHOP SMALLショップスモール)」によるもの

「特別な体験価値」をカード会員に提供することを大切にしているというアメックス。カード会員限定の特典として、世界的人気アーティストのコンサートやスポーツイベントの特別・先行販売、混雑必須の人気イベントへのアクセスや貸切など、年間を通してさまざまなイベントを用意している。F1に関しても「アメックスはフォーミュラ1と2025年から複数年にわたるグローバル・スポンサーシップ契約を結んでいるため、2026年以降もアメックス会員の皆様には特別な体験をお届けして参ります。どうぞご期待ください」とのこと。クレジットカード特典が連れ出してくれる新しい世界を体験してみてはいかがだろうか。

取材協力: アメリカン・エキスプレス