ベネッセコーポレーションは2026年6月29日、『2026年上半期のニュースや出来事に関する小学生と保護者の意識調査』の結果を発表した。同調査は2026年6月4日〜14日、全国の小学3〜6年生7,085人と小学1〜6年生の保護者1,347人を対象にインターネットで実施した。

  • 2026年上半期のニュースや出来事に関する小学生と保護者の意識調査

    2026年上半期のニュースや出来事に関する小学生と保護者の意識調査


「『ものの値段が高くなった』と感じることはありますか?」と質問したところ、「とてもそう思う」(56.9%)、「まあそう思う」(31.8%)を合わせた88.7%が「そう思う」と回答した。

多くの小学生が、日常生活の中で物価上昇を実感していることがうかがえる。自由回答では、「大好きなお菓子が買えない」「お米がすごく高いので安くしてほしい」「友達とコンビニでお菓子を買うとき、高くて買えない」といった声が寄せられ、物価上昇が子どもたちの日常にも影響を与えている様子が見られた。


また、「ナフサ不足の影響でポテトチップスの袋が白黒になることが気になった」「おこづかいで買えるものが少なくなった」といった回答もあり、商品の見た目の変化や買い物の経験を通じて、物価や原材料価格の上昇を身近な問題として捉えていることがうかがえた。


夏休みに入ったらゲームをする時間はふだんより増えそうか聞いたところ、「とても増えそう(27.2%)」「少し増えそう(34.1%)」を合わせた約6割が「増えそう」と回答した。自由回答では、「もっとゲーム時間を増やしてほしい」「時間制限をなくしてほしい」といった声があがった。一方で、「宿題が終わってからやる」「ゲームの時間は守る」といった回答も見られた。


ゲーム利用についてルールを設けている家庭は78.8%。しかし、そのうち42.1%の保護者は「ルールを設けているが、守られないことがある」と回答している。保護者は「目が悪くなる」(58.3%)、「利用時間が長い」(35.9%)、「やめる時間を守れない」(31.5%)といった課題を感じており、夏休みを前に親子それぞれがゲームとの付き合い方を模索している様子がうかがえた。

  • 夏休みのゲーム

    夏休みのゲーム


世界各地で続く紛争や国際情勢の変化は日々ニュースで報じられており、小学生もそうした出来事に関心を寄せていることがわかった。

「どうしたら戦争がなくなると思いますか」と質問したところ、「みんなで話し合う」「武器をなくす」「核兵器をなくす」といった意見が多く寄せられた。中には、「戦争は国同士のけんかだと思う」「話し合いで解決してほしい」「日本みたいに平和な国が増えてほしい」といった声もあった。

加えて、「戦争をしても誰も嬉しくない」「相手の気持ちを考えることが大切」「命の大切さを知ってほしい」など、戦争によって失われる命や平和について考える回答も多く見られた。

  • どうしたら戦争をなくせると思うか

    どうしたら戦争をなくせると思うか


近年は記録的な暑さが続き、熱中症対策や屋外活動の制限など、子どもたちの日常生活にも影響を与えている。保護者調査では93.7%が「今年の夏の暑さについて、不安を感じている」と回答した。また、昨年の夏の猛暑で困ったことへの回答として「外遊びや運動ができなかった」(69.0%)、「電気代が増えた」(51.4%)、「登下校が大変だった」(34.2%)が上位となった。

また、小学生に「暑い夏を一緒に乗り切りたい有名人」を聞くと、1位はSnow Man。「見ていると暑さなんて忘れられそう」「元気をもらえる」といった声もあった。

  •  暑さについて

    暑さについて


小学生にAI(人工知能)に困ったことや悩みを相談したことがあるか聞いたところ、「よくある」(17.3%)、「ときどきある」(20.6%)を合わせて37.9%が「ある」と回答した。 
自由回答では、「友達にもお姉ちゃんにもなってくれる」「悩み事を相談できる」といった声があった一方で、「AIは間違いもあるから気をつけないとだめ」「本当にその答えがあっているのか心配」といった意見も寄せられた。小学生にとってAIは身近な存在になりつつある一方で、その情報をうのみにするのではなく冷静に受け止めている様子もうかがえる。

  • AIに悩みを相談したことがあるか

    AIに悩みを相談したことがあるか