燕三条地域の匠の技とトヨタの「いいクルマづくり」が融合

トヨタの純正オプションを正規販売店で「後付け」できるサービス

クルマを買った後からでも最新機能にアップグレードできるサービスを提供することで愛着が深まり、長く乗り続けられる。日進月歩の安全環境技術を最新モデルだけでなく、既販車にも適用することで、トヨタ/レクサスユーザーのカーライフに幸せを提供する。「いま乗っているクルマをより安心して運転できる」「購入時に装着しなかった(できなかった)オプションを後付けできる」「新型車の機能をいつでもアップデートできる」といったユーザー価値を提供するサービスが、トヨタ/レクサスアップグレードファクトリー。

販売方法はオンラインで、ウェブサイトから最寄りの持ち込み可能販売店を選択して指定日に入庫→施工してもらう仕組み。クルマの利用方法(所有/サブスクなど)を問わず申し込みできる。アイテムのジャンルは安全、安心、快適、便利、ドレスアップ、走り向上まで幅広く、愛車の価値を落とさずにメーカーお墨付きでカスタマイズでき、お気に入りの1台に長く乗り続ける=サスティナブルな視点からも注目に値する意欲的な取り組みだ。

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ハイラックス初のアップグレードアイテム

11年ぶりのフルモデルチェンジに沸くハイラックスだが、悪路走破性に優れるタフなメカニズムと頑丈なラダーフレーム構造ゆえに先代(125系)に長く乗り続けていくユーザーも多いず。ハイラックス向けアップグレードアイテムとしては初登場となる「士別フィン付きアンダーカバー」は、四駆らしさを際立たせるアルミ製アンダーカバーと、50系プリウスなどで定評のある「士別フィン」を一体成型したもの。1:オンロードでの快適な走り、2:オフロードでの安心感、3:魅せる意匠性という3つのメリットをひとつのアイテムに凝縮した、まさに「ひと粒で3度おいしいアイテム」だ。

士別フィンとは、東京ドーム約200個分の広大な敷地に、時速250㎞を超える超高速走行性能テストを行う1周10㎞の周回路などを備えた、北海道の士別試験場で開発されたアップグレードアイテム。この周回路にある4㎞の直線路で観測されたのが、士別フィンが生まれるきっかけになった0.01Hzレベルの揺れ。

士別フィン(プリウス用)

フロア下に空気の流れをコントロールするフィンを配置することで、走行中に発生する1Hz以下の無意識の緩慢な揺れを10分の1ほどに抑え込み、直進やカーブ、横風など、あらゆるシーンで高い走行安定性を実現する。トヨタアップグレードファクトリーではこれまで50系プリウス、30系アルファード/ヴェルファイア向けに樹脂タイプの士別フィンを提供してきた。

士別フィン付きアンダーカバーの3つのポイントの詳細

1:オンロードでの快適な走り

ハイラックス特有の「トラックに近い乗り心地」や「高速道路での安定感不足・風の影響を受けやすい」といった課題に対し、士別フィンを装着することで直進安定性やステアリングの切り始めの応答を向上させるとともに、カーブや車線変更の際に車体のふらつきを抑え、思い描いた走行ラインを正確かつ滑らかにトレースできる感覚を高め、オンロードでの快適なドライビングを実現する。

2:オフロードでの安心感

車両部品同等の基準や評価(熱害、衝突、強度、水入り、泥入りなど)の知見を活かしたアイテムで、もしもの時にも車両下部のパーツをしっかりと守る「品質と安心感」はメーカー純正ならでは。

3:魅せる意匠性

アンダーカバー本体に「HILUX」のロゴを配し、人気のアルミ素材を採用することで、金属ならではの質感を活かした「魅せる床下」を実現。この機能美を支えるのが、金属加工技術に長けた新潟県燕三条地域の匠の技術だ。

士別フィンを日本の伝統的なモノづくりで再現

複数の企業がそれぞれの得意技術を持ち寄り、連携して製品を作り上げるのが燕三条地域におけるモノづくりの特徴。今回は地域企業の紹介窓口である燕三条地場産業振興センターの専門スタッフによるコーディネートのもと、優れた技術を持つ地元企業とのマッチングが実現。燕三条地域の匠とトヨタの技術者が集結し、互いの技術力を融合させることでカタチになった。

フィン部分は、プレス加工による複数工程を経て形状を造り出した。特に、3㎜のアルミ板に高さ5㎜のフィンを継ぎ目なく一体成型するのはとても難易度が高く、フィンの機能を最大限に活かす曲面造形は、熟練工の手曲げによって精巧に形成するこだわりぶり。メーカー純正カスタムと日本の伝統的なモノづくりが融合した証である、レーザー刻印された燕商工会議所認定「メイド・イン・ツバメ」のいぶし銀のロゴが誇らしい。「日本のモノづくり再発見」をテーマにした商品企画で、匠の技で難易度の高い工程を経て造り上げているにも関わらず、8万円を切る価格設定なのは良心的だ。

<文=湯目由明>