NordVPNは6月18日、「Life online 2.0」調査の結果を発表した。調査は2026年4月1日~17日、日本、米国、英国など20カ国のインターネット利用者(18~74歳、メキシコおよび韓国は18~64歳)20,054名を対象にインターネットで行われた。
日本人が生涯オンラインで過ごす時間、4年で8年増
調査によると、日本人が生涯でインターネットに接続して過ごす時間は平均19年7カ月15日にのぼる。2021年に実施した同調査では約11年5カ月だったことと比較すると、わずか4年で8年以上延びた計算となる。
週あたりの利用時間は38時間37分で20カ国中最短だった(平均より約19時間36分短い)。また、1日の利用開始時間は9:01~10:00で韓国と並び最も遅い。利用終了時間は23:01~00:00で20カ国中最も遅かった。
日本人のデジタルライフを数字で整理すると、使う時間は短いが、深夜まで続き、気づけば一生の4分の1をオンラインで過ごす計算になる。
一方、「オンライン時間を減らすべき」と考えている人は21%、「個人データが知らぬ間に流出・公開されることを心配している」人は15%だった。
日本人のオンライン活動の内訳
週38時間37分の内訳を見ると、最も時間を費やしているのは動画視聴(週5時間29分)で、次いでテレビ番組・映画の視聴(2時間57分)、SNSのスクロール(2時間43分)、音楽鑑賞(2時間9分)と続く。コンテンツ消費が中心のオンライン利用スタイルといえる。また、AIチャットボットの利用も週30分に達しており、新しいツールとして日常に定着しつつあることがうかがえる。
オンラインに蓄積する個人情報
利用時間が短くても、オンライン上には個人情報が着実に蓄積されている。調査では、日本人がオンラインで共有したことがある個人情報として、生年月日(52%)、氏名(48%)、住所(42%)、職種(42%)が挙がった。にもかかわらず、個人データの流出や公開を心配している人は15%にとどまり、20カ国平均の28%を大きく下回る。蓄積されるリスクと、それへの意識との間に大きなギャップがあると言える。
短時間・深夜利用だからこそ高まるリスク
日本人のオンライン利用時間は短い一方で、1日のログオフ時間は最も遅い傾向にある。23時台までインターネットを利用するということは、就寝前の眠気や疲れがある状態で、メール、SNS、動画、ニュース、オンラインショッピングなどに触れる機会が多いことを意味する。
こうした時間帯には、普段なら見抜けるはずの偽メールや不自然なURL、過度に魅力的な広告、外部サイトへの誘導を見落としやすくなる。特に、SNSや動画プラットフォームから外部ページに移動する場合や、セール通知・配送通知・アカウント確認を装ったメールを開く場合は注意が必要だ。
就寝前のネット利用で見直したい3つの習慣
1.夜に届いたメールや通知は、すぐに開かない選択肢を持つ
アカウント確認、配送通知、支払い、セール情報などを装うメッセージは、急いでいるときほど判断を誤りやすくなる。少しでも不自然に感じた場合は、メール内のリンクからではなく、公式アプリや公式サイトを直接開いて確認するよう同社は呼びかけている。
2.外部サイトに移る前にURLを確認する
SNS投稿、動画の説明欄、広告、コメント欄のリンクは、正規サイトに見せかけた偽サイトへ誘導する入口になることがある。ログイン情報や決済情報を入力する前に、URL、ドメイン、表示内容に不自然な点がないか確認することが重要である。
3.夜間も端末とアカウントを保護する
OSやアプリを最新の状態に保ち、主要アカウントでは多要素認証を有効にすることが推奨される。また、悪質なウェブサイト、トラッカー、広告、マルウェアなどの脅威を検知・ブロックするセキュリティ対策ツールを活用することで、就寝前の何気ない利用時にもリスクを下げることができる。



