LIXILは6月16日、暑さと住まいに関する意識調査の結果を発表した。調査は2026年5月、全国の持ち家(戸建て・分譲マンション)居住者で、電気代を自ら支払っている、または金額を把握している20~70代の男女3,600人を対象にインターネットで行われた。

"自宅の暑さ"にストレスを感じている人が約8割

夏(7~9月)の自宅の暑さについて、「ストレスになっている/ややストレスになっている」と回答した人は全体の77.5%にのぼった。ストレスの要因として、最も多かったのが「電気代が高いと感じる」(65.3%)、次いで「エアコンを使用する時間・頻度が多い」(51.9%)、「部屋の暑さ」(44.9%)、「部屋の暑さにより睡眠が妨げられることがある」(30.3%)、「暑さ対策で窓をあけることで防犯性が気になる」(16.1%)という結果となった。

  • 夏(7~9月頃)、ご自宅の暑さはどの程度ストレスになっていますか? /具体的にどんな部分がストレスになっていますか?

    夏(7~9月頃)、ご自宅の暑さはどの程度ストレスになっていますか? /具体的にどんな部分がストレスになっていますか?

8割以上が、「夏の電気代負担」を実感

夏(7~9月)の電気代について、「負担に感じている/どちらかといえば負担に感じている」と回答した人は82.7%と、大多数が夏の電気代負担を実感している結果となった。

また、近年の猛暑や電気代の高騰を受けて、今年の夏に不安に感じることに対しては、半数以上が「電気代の負担が家計を圧迫すること」(54.6%)と回答。夏場のエアコン等の冷房使用による電気代の負担が浮き彫りとなった。次いで、「夜間の暑さによる寝苦しさ、睡眠の妨げ」(43.1%)など、住まいの中での暑さによる影響が不安として顕在化する形となった。

  • 夏(7~9月頃)のエアコン使用等による電気代について、どの程度負担に感じていますか? /近年の猛暑や電気代の高騰を受けて、今年の夏に不安を感じることをお選びください

    夏(7~9月頃)のエアコン使用等による電気代について、どの程度負担に感じていますか? /近年の猛暑や電気代の高騰を受けて、今年の夏に不安を感じることをお選びください

暑さによる睡眠の妨げが日常的なストレスに

「睡眠が妨げられる」ことで自宅の暑さをストレスに感じている人に対し、昨年の夏に睡眠が妨げられたと感じた頻度を調査した。その結果、38.6%が「ほぼ毎日」、38.2%が「週に数回程度」影響を受けているという回答に。およそ76.8%が週に数回以上、暑さが睡眠への影響を与えていることが分かった。

年代別に見ると、40代では50%が「ほぼ毎日」と回答しており、次いで50代が43.8%という結果となった。60代、70代では約3割であったことと比較しても非常に高い傾向といえる。

さらに、自宅で特に暑さを感じる場所では、「リビング」や「キッチン」など日中使用する時間が長い空間よりも、「寝室」が最も暑さを感じる場所となった。また、暑さを感じる要因としては「外気温の高さ」が最も高く、次いで「窓やガラスから入ってくる日射・熱」、「屋根・天井からの熱」という結果となった。

  • 昨年、部屋の暑さによって睡眠が妨げられると感じた頻度として、最も近いものをお選びください。/ご自宅の中で特に暑さを感じる場所は?

    昨年、部屋の暑さによって睡眠が妨げられると感じた頻度として、最も近いものをお選びください。/ご自宅の中で特に暑さを感じる場所は?

就寝中における「夜間熱中症」に注意

気象庁によると、1929年以降、熱帯夜(1日の最低気温が25度以上の日)の日数は増加傾向にあり、2025年には全国13地点の1地点当たりの日数平均が43日となった。全国の熱帯夜の年間日数は増加しており、夜間における住まいの暑さは、この猛暑が続くなかで注意すべきといえる。

特に、睡眠時の熱中症には注意が必要だ。昼間に建物が暖められると、夜になり外の気温が下がっても室温が下がりにくくなる場合がある。また、熱帯夜であれば、よりその可能性が高まる。「夜、寝室が暑さで寝苦しい」や「寝室が外からの熱で暖まっている」場合、室内熱中症のリスクが高まっている可能性がある。日中になるべく部屋を暖めない工夫を行い、夜間は冷房効率を高め室温を快適に保つことが、就寝中における重要な熱中症への備えの一つといえる。

約半数が窓の断熱リフォームを「実施したことがある」

窓やドアなどの「開口部」は、夏の冷房時には73%の熱が、冬の暖房時も58%の熱が出入りするため、開口部の断熱リフォームは室内の温度を快適に保つうえで重要となる。

今回の調査では、窓まわりの設備・仕様として「窓の断熱リフォーム(窓の交換・内窓の設置等)」をしたことがある人は45.2%と、約半数の人が窓リフォーム経験者であることが分かった。また、実施者の9割以上が実施に満足(「満足している」52.2%、「やや満足している」39.2%)しており、窓断熱リフォームの満足度が非常に高い結果となった。その効果実感として、「夏の暑さや冬の寒さがやわらいだ」や「結露が減った」「外の音が気になりにくくなった」といった快適性の向上以外に、「夏場のエアコンの効きがよくなった」など、冷房の効きの良さへの効果実感も見られた。

  • 「窓の断熱リフォーム(窓の交換・内窓の設置等)」をこれまでに行ったことはありますか

    「窓の断熱リフォーム(窓の交換・内窓の設置等)」をこれまでに行ったことはありますか

  • 現在お住まいのご自宅の「断熱窓の設置」について、導入により実感している効果があればお選びください

    現在お住まいのご自宅の「断熱窓の設置」について、導入により実感している効果があればお選びください

シェードでの「遮熱」が夏の暑さ対策&冷房効率向上のカギ

住まいの暑さ対策のキーワードは「窓の断熱×遮熱」。窓の内側にカーテンを設置した場合に抑えられる太陽の熱が45%であるのに対し、窓の外に同社の外付日よけ「スタイルシェード」を設置した場合は83%まで抑える効果があるという。シェードなどによる窓の外側での遮熱で熱の侵入を抑えつつ、窓の断熱で冷房効率を向上させることは、夏の暑さ&節電対策において非常に重要といえる。

  • 「窓の断熱×遮熱」で、暑さ対策&冷房費節約

    「窓の断熱×遮熱」で、暑さ対策&冷房費節約