母の葬儀を終え、実家を片付けに来た娘。母の手作りの品々を処分したはずが、家に戻ると「捨てるな!」「バチあたり!」という貼り紙とともに、すべてが戻されていた――。趣里が、27日に放送されるフジテレビ系オムニバスドラマ『世にも奇妙な物語 ’26 夏の特別編』(21:00~)の一編『実家じまい』で主演を務める。

  • 『実家じまい』

    『実家じまい』

趣里が演じるのは、30代の会社員・夏目沙耶。唯一の家族だった母・恵美子(佐伯日菜子)の葬儀を終え、古い団地にある実家を片付けに来るところから物語が始まる。

沙耶は、過干渉だった母への忌まわしさを思い出しながら、母が手作りした品々も処分。しかしゴミ出しを終えて家に戻ると、「捨てるな!」「バチあたり!」という貼り紙とともに、すべてが戻されていた。

翌週末、片付けの続きをしていた沙耶のもとに、手作りクッキーを持った母の友人・松野さとみ(伊勢志摩)が訪れる。沙耶がそれを母の味だと気付くと、松野は異常なほど喜ぶ。その様子に、沙耶は薄気味悪さを感じ始める。

「ホラーだ…と思いました」

『世にも奇妙な物語』初主演となる趣里は、出演決定時の心境について、「“あの”世にも奇妙な物語!? と思いました」とコメント。「エンターテイメントとしてとても好きで幼い頃から見ていたので、『世にも奇妙な物語』の中に入って作品をつくることができるのだと思うとすごくうれしかったです。どんな奇妙さがあるのだろうとワクワクしました」と喜びを語る。

台本を読んだ感想は「ホラーだ…と思いました」。一方で、「怖いけれど親子の話でもあるので、状況は違ったとしても誰にでも起こり得る話ですし、身近に感じられる物語でした。人間の怖さにゾクッとしました」と明かした。

沙耶という人物については、「一見落ち着いた冷静な人物のようでありますが、逃げたいけど逃げ切れない想いや、どこかに母親に対する愛を捨てきれない気持ちを抱えています」と分析。「精神的に追い込まれるようなものも感じつつとても濃密な撮影でした」と振り返る。

視聴者に向けては、「“実家じまい”と親子の関係を描いているので、誰でも身近に感じるお話だと思いますし、人には言えない内側からじわじわくる怖さや、違和感みたいなものを感じながら見てもらえたらと思います」と呼びかける。さらに、「色んな伏線が散りばめられているので、それを追いながらぜひ楽しんでもらえたらうれしいです」と見どころを語った。

佐伯日菜子が母役、伊勢志摩が団地住人役

共演には、佐伯日菜子、伊勢志摩らが名を連ねる。佐伯は沙耶の母・恵美子役、伊勢は沙耶の実家がある団地の住人・松野さとみ役を演じる。

演出を手がける松木創氏は、脚本の吉井三奈子氏とは『墓友』以来のタッグ。「今作も、日常をじわじわと蝕む怖さに満ちていて、プロットの段階からニヤニヤが止まらなかった」と話す。

撮影では、趣里の芝居によって「脚本の魅力が何倍にも増幅された」といい、「迫力と緊張感が漲る芝居により、興奮しっぱなしだった」と絶賛。さらに、佐伯についても「伝説的ホラークイーン佐伯日菜子さんの参戦も叶い、ホラー味あふれる怪演にしびれました」と語っている。

松木氏は「そんな最強の布陣のおかげで、極私的には、久々に満足のいくレベルの、ぞっとする映像が撮れたのではないかと思っています。ぞっとしたい方、お待ちしております」と期待をあおった。

【編集部MEMO】
『世にも奇妙な物語 ’26 夏の特別編』ではほかにも、上川隆也が主演する『遺体は一体……』を放送。上川は、『世にも奇妙な物語』に初出演となる。

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