久光製薬は2026年6月2日、「子どもの足のにおい・フットケア実態調査」の結果を発表した。本調査は、全国の3〜15歳の子どもを持つ親1,570名を対象に、2026年3月10日〜13日の期間、Webアンケート調査にて実施されたもの。

子どもの足のにおいに対する意識と原因

  • 子どもの足のにおいに対する意識と原因

    子どもの足のにおいに対する意識と原因

家族の足のにおいについて尋ねたところ、家族の中で足のにおいが最も気になる人は「子ども」が29.4%とトップになり、父親を上回った。

子どもの足のにおいの原因と考えられることとして挙げられたのは、「足にかいた汗」が40.7%、次いで「靴や靴下の蒸れ」が25.9%となった。実は、足の裏にかく汗は本来は無臭なものである。足のにおいは雑菌の繁殖により起こるが、この原因が雑菌であることは「知らなかった」が68.4%にのぼり、多くの親が足のにおいの正体を勘違いしている状況が明らかになった。

子どもの足のにおい対策の実態

  • 子どもの足のにおいへの対策

    子どもの足のにおいへの対策

子どもの足のにおいへの対策を調査したところ、「帰宅後すぐに足を洗う」は23.7%にとどまり、お風呂に入るまで足の雑菌やにおいが野放し状態になっている傾向も明らかになった。

  • 手洗い・うがいの習慣化

    手洗い・うがいの習慣化

家庭内において、「手洗い・うがい」といった衛生習慣は84.0%の家庭で定着しているものの、足洗いの習慣はまだ浸透していない現状がうかがえる。子どもの足のにおいが気になっていても、におい対策はお風呂の時間まで行っていない親が多い。

「足洗い」がもたらすメリット

  • 3〜9歳の子どもの足を洗ってあげる際の反応

    3〜9歳の子どもの足を洗ってあげる際の反応

3〜9歳の子どもの足を洗ってあげる際、いつ洗うかにより子どもの反応にギャップがあることも明らかになった。帰宅後すぐ洗う派の子どもの「さっぱりしたと喜んでいる」や「気持ちよさそうにリラックスしている」といったポジティブな反応は、お風呂まで待つ派の倍以上であることが分かった。帰宅後すぐの足洗いで親子双方の気持ちをプラスにできる。

  • 10〜15歳の子どもに足のにおいを指摘した後の反応

    10〜15歳の子どもに足のにおいを指摘した後の反応

10〜15歳の子どもに足のにおいを指摘すると、「素直に受け入れて自分で洗うようになった」と49.7%の親が回答した。セルフケアを行う成長が期待される。一方で、気分を損ねることもあり得るため、専用ソープやブラシなどのアイテムをそっと置いておくといった、干渉しすぎないコミュニケーションも重要だ。

専門家による足洗いの重要性のコメント

日本臨床皮膚科医会会長およびあたご皮フ科副院長である江藤隆史先生は、子どもの足のにおいの原因が異常に繁殖した雑菌にあることを知り、適切にケアしていくことが重要だと指摘している。足の裏にかく汗は本来は無臭であり、起きている時にのみ発汗する。日中は靴を履いていることが多いが、この汗が靴内に閉じ込められたり、足の皮脂汚れが蓄積されたりすると、増殖した菌によって分解され、その産物が悪臭の原因となる。子どもの足は大人よりも汗腺密度が高く、毎日同じ靴を履くことなども菌の増殖を助長し、足のにおいが生じやすくなる。

この予防や解消には足洗いが欠かせない。多くの家庭で定着している帰宅後の「手洗い・うがい」に「足洗い」を加えて、新しい衛生習慣として実践することが求められる。足洗いは、殺菌成分を含む専用ソープをよく泡立てて、汚れのたまりやすい足の指や指の間も含め丁寧に洗うことが大切だ。足は洗う前にぬるめのお湯で温めておくこと、爪は専用ブラシを使用してしっかり洗うことも重要である。梅雨に入り、気温や湿度が高まるこれからの時期は、特に雑菌が繁殖しやすい環境になる。親子で足のケアを習慣にして、より良い時間を過ごすことが推奨される。