
横須賀市大津町の愛染稲荷社をご紹介します。京浜急行「堀ノ内駅」から徒歩13分、新大津駅からなら11分、目印としては大津グラウンドがあります。グラウンド裏あたりの住宅街に鎮座されています。
愛染稲荷社とは?
大津グラウンドから三春町5丁目方面へと抜ける坂道は「天神坂」と呼ばれています。これは現在の大津町5丁目町内会館の裏に天神社が鎮座されていた事に由来します。
1817(文化14)年、この天神坂付近に住んでいた七兵衛という人が村人を代表して当時、日本稲荷総本宮であった江戸加賀町の愛染寺より「正一位稲荷大明神」を安鎮(神仏を安置して鎮めること)する証書を受け、稲の豊作を祈願して建立されました。
天神坂の途中、町内会館の反対側に細い坂道がありますが、そこが愛染稲荷社への入り口です。案内があります。
天神坂はゆるやかな坂ですが、こちらは角度が急になります。現在は住宅地になっているこの坂道の途中にも順路の案内があります。
最後にこの案内のある階段を登ると愛染稲荷社が見えてきます。
階段の柵も稲荷社に合わせたのでしょうか、赤く塗られています。
稲荷神とは?
御祭神は倉稲魂(うかのみたま)です。「ウカノミタマ」は日本書紀では「倉稲魂命」、古事記では「宇迦之御魂神」と表記されています。「ウカ」とは穀物の事で、ウカノミタマは穀物の神です。稲荷神と同一視されており、伏見稲荷大社を始め多くの稲荷神社で主祭神にされています。
ちなみに稲荷神は「狐」ではありません。狐は稲荷神の眷属(けんぞく)、神様の使いです。他にも蛇や龍、狛犬などの神社でよく見かける動物はその神社の御祭神との密接な関係があります。
愛染稲荷社を参拝
坂を上り切るとそこに鎮座されています。
燈篭には「文久二年九月吉日」と彫られています。西暦で言うと1862年、非常に古いものですね。
狐様には「明治三十三年」とありますが、月日は消えてしまっており確認できませんでした。
社の裏側にクロガネモチの木があり、その後ろ側に石の祠があります。
こちらが元々作られたものでしょう。左にあるのが元々の祠で後から右側を作られたものと思われますが、参拝しやすいようにクロガネモチの木の前に社を建てたのではないでしょうか。
神社を守るクロガネモチ
境内のクロガネモチは樹齢約400年と言われ、神奈川県の「鎌倉と三浦半島古木名木五十選」に選ばれています。
まるで社殿を守っているかのようにそびえたつこのクロガネモチと共に地元の人によって大切に守られてきた愛染稲荷社を、ぜひ参拝してみてくださいね。
愛染稲荷社
アクセス
京浜急行「堀ノ内駅」から徒歩13分、「新大津駅」から徒歩11分
住所:〒239-0808 神奈川県横須賀市大津町5丁目27
駐車場:なし
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