オーネットは2026年5月27日、25歳から34歳の独身男女611人を対象に実施した「独身男女の結婚と家計に関する意識調査」を発表した。本調査は2026年5月7日、インターネットを利用したクローズ調査によって行われたもの。

  • 独身男女の結婚と家計に関する意識調査

    独身男女の結婚と家計に関する意識調査

将来結婚をしたい独身男女の割合

  • 将来結婚をしたいと思うか

    将来結婚をしたいと思うか

最初の設問で「あなたは将来結婚をしたいと思いますか?」と結婚願望の有無を質問したところ、最も多かった回答は結婚を「したい」で全体47.8%(男性44.7%、女性50.6%)となり、男性の4割強、女性の約5割に結婚願望があることがわかった。また、「わからない」は全体26.5%(男性31.1%、女性22.3%)、「したくない」は全体24.4%(男性22.9%、女性25.8%)となり、男女ともに4人に1人は結婚の願望がない結果となった。

結婚相手に対して重要だと思う「お金に関する価値観」

  • 結婚相手に対して重要だと思うお金に関する価値観

    結婚相手に対して重要だと思うお金に関する価値観

結婚を「したい」と回答した男女292人に、結婚相手に対して重要だと思うお金に関する価値観を2つまで選んでもらった。男性が女性に対して最も重要だと回答したのは「無駄遣いをしない」(57.3%)、2番目は「ブランド品などに浪費しない」(33.6%)となった。

一方、女性で最も多かった回答は「ギャンブルをしない」(54.0%)、次いで「借金をしていない」と「年収が安定している」が49.7%で同率となった。

この結果から、結婚相手に求めるお金の価値観は男女ともに派手さよりも堅実さ・安心感を重視する傾向が強いとわかる。特に男性は日常的なお金の使い方の堅実さを重視し、女性は将来の生活設計に対する安心感・リスク回避を重視している。男女共通で貯蓄習慣や無駄遣いをしないことが上位に入り、高収入という現状よりも堅実な金銭感覚が重視されている。

結婚前にお互いに共有しておきたい「お金に関する情報」

  • 年収以外で結婚前に共有しておきたいお金の情報

    年収以外で結婚前に共有しておきたいお金の情報

年収以外で結婚前に共有しておきたいお金の情報を2つまで選んでもらった。男性の回答で最も多かったのは「生活費の分担イメージ」(48.9%)、次いで「貯金額」と「借入・ローンの有無」が39.7%で同率となった。

一方、女性で最も多かった回答は「生活費の分担イメージ」(55.3%)、2番目は「借入・ローンの有無」(51.6%)、3番目は「貯金額」(45.3%)となった。

この結果から、結婚前に確認したいお金の情報は生活設計に直結する現実的なお金事情を重視しているといえる。特に生活費の分担イメージが最多であることから、収入額そのものよりも結婚後にどのように家計を支え合うかという具体的な価値観の共有が重視されている。また、資産と負債をお互いに把握しておきたいという意識が強く、特に女性は借入・ローンの有無が半数を超え経済的リスクへの慎重さが見られる。

夫婦の基本的な働き方として希望する形態

  • 結婚した場合の夫婦の基本的な働き方について

    結婚した場合の夫婦の基本的な働き方について

結婚した場合の夫婦の基本的な働き方について質問したところ、「共働きを希望」が圧倒的に多く全体79.8%(男性86.3%、女性74.5%)となった。「片働き(専業主婦/主夫)を希望」は全体14.0%(男性7.6%、女性19.3%)であった。現在の結婚観では夫婦共働きが標準的な結婚スタイルとして定着しており、特に男性では9割近くに達し、夫婦がともに収入を支え合うことを前提に考える人が多数派となっている。

結婚後の家計管理で最も理想に近いもの

  • 結婚後の家計管理として最も理想に近いもの

    結婚後の家計管理として最も理想に近いもの

結婚後の家計管理として最も理想に近いものを質問したところ、男女ともに最も多かったのは「一部共有型(生活費だけ共有)」で全体49.4%(男性48.7%、女性50.0%)となり、男女とも約5割が選択した。続いて「完全共有型(すべて共有管理)」が全体29.6%(男性31.0%、女性28.3%)、「完全別管理型(基本的に別財布)」が全体8.6%(男性10.6%、女性6.7%)、「どちらでもよい」が全体11.2%(男性8.0%、女性14.2%)となった。この結果から、完全共有でも完全別財布でもなく、必要な部分だけ共有する現実的なスタイルが主流であり、夫婦として協力しながらも一定の個人の自由を維持したい意識がうかがえる。

将来の家計について現時点で不安に感じるポイント

  • 結婚した場合に将来の家計について不安に感じること

    結婚した場合に将来の家計について不安に感じること

もし結婚した場合に将来の家計について不安に感じることを質問したところ、最も多かったのは「物価上昇への対応」で全体54.5%(男性59.5%、女性50.3%)となり、男女ともに他の選択肢を大きく上回った。2番目は「子育て費用」で全体37.7%(男性35.9%、女性39.1%)、3番目は「住宅購入費用」で全体29.8%(男性30.5%、女性29.2%)、4番目は「老後資金」で全体28.8%(男性24.4%、女性32.3%)となり、女性の方が不安に感じている傾向が高い。

このことから、日常生活コストの上昇への不安が最も大きく、将来にわたる経済的な生活維持への懸念が強いことが明らかになった。結婚後の家計不安は収入不足というよりも、生活コストが継続的に上昇する社会環境そのものに対する警戒感が強い。特に女性は老後資金や自由に使えるお金が減ることへの不安が男性より高く、より慎重に考える傾向がある。さらに、どちらかが働けなくなることへの不安も一定数存在し、二人で働き続けることが家計維持の前提として認識されていることが明らかになった。