「5月に入ってから頭痛が増えた気がする」——最近、そんな違和感を覚えていませんか?
季節の変わり目は体調を崩しやすいと言われますが、頭痛もその代表的な症状のひとつ。5月は気温差や生活リズムの変化、自律神経の乱れなど、さまざまな要因が重なりやすい時期でもあります。
今回は、季節の変わり目に起こりやすい「頭痛」について、医師の解説をもとに詳しく見ていきます。
「片頭痛」と「緊張型頭痛」では対処が異なる
頭痛の対処法は、「頭痛の種類」によって異なります。
吐き気がある、動くと痛みが強くなる、光や音がつらいといった症状がみられる場合は、片頭痛の可能性があります。片頭痛は、脳が過敏になっている状態とされ、血流が増えることで痛みが強くなることがあります。
そのため、入浴や強いマッサージ、運動などで体を温めすぎたり動かしたりすると、かえって症状が悪化することがあります。
こうした場合は、なるべく暗く静かな場所で安静にし、頭や首元を冷やすことで楽になることがあります。
一方で、吐き気はなく、動いても痛みがあまり変わらないという場合は、緊張型頭痛の可能性があります。このタイプの頭痛は、筋肉のこわばりによる血行不良が関係していると考えられています。
そのため、首や肩をゆっくり動かしたり、温めたり、マッサージを行ったりすることで、症状が和らぐ場合があります。
コーヒーや痛み止めの服用にも注意が必要
頭痛の際にコーヒーを飲むと楽になると感じる人もいます。これは血管を収縮させるカフェインの作用によるもので、片頭痛の症状が軽減する場合があります。
ただし、コーヒーの飲みすぎや急に控えることで、かえって頭痛が起こることもあります。
また、市販の痛み止めを頻繁に使用することにも注意が必要です。週に2日以上痛み止めを使用する状態が続く場合は、頭痛の頻度や痛みの強さを軽くする「予防治療」を病院で行うことも対策の一つです。
特に、痛み止めを月に10日以上使用すると、逆に頭痛が悪化する「薬物乱用頭痛」になることがあります。このような場合は医療機関での相談も検討することが大切です。
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