パナソニックは5月22日、「洗濯もの干し」に関する全国調査の結果を発表した。調査は2026年4月8日~4月10日、週2回以上洗濯をし、外干し・部屋干しをする20~70代の男女4,700人を対象にインターネットで行われた。

「外干し」と「部屋干し」多いのはどっち?

普段の洗濯物は「外干し」と「部屋干し」どちらで干すことが多いかを聞いたところ、全体では「外干し派」が40.9%、「部屋干し派」が57.6%となった。東日本では23都道県中16県、西日本では24府県中14県で「部屋干し派」が多い結果となり、特に東日本は部屋干し比率が高いことが明らかとなった。

  • 普段、洗濯物は「外干し」と「部屋干し」どちらで干すことが多いですか?

    普段、洗濯物は「外干し」と「部屋干し」どちらで干すことが多いですか?

  • 普段、洗濯物は「外干し」と「部屋干し」どちらで干すことが多いですか?

    普段、洗濯物は「外干し」と「部屋干し」どちらで干すことが多いですか?

満足のいく「外干し」ができている人はわずか3割

「外干し」を多くする人に対して、普段の洗濯で外干しをした際に「毎回満足のいく外干しができているか」を聞いたところ、「毎回できている」と答えた人は33.6%にとどまった。

  • 洗濯物を「外干し」したとき、毎回満足のいく外干しができていると思いますか?

    洗濯物を「外干し」したとき、毎回満足のいく外干しができていると思いますか?

洗濯物を外に干したまま外出する際、「天候が気になってストレスや不安を感じることはあるか」という質問に対しては、約7割(66.9%)の人が「かなりある」「少しある」と回答。中でも「かなりある」と回答した人が最も多かったのは「北海道」という結果に。天候に左右される外干しへの心理的負担感が浮き彫りになった。

  • 洗濯物を外に干したまま外出する際、天候が気になってストレスや不安を感じることはありますか?

    洗濯物を外に干したまま外出する際、天候が気になってストレスや不安を感じることはありますか?

  • 洗濯物を外に干したまま外出する際、天候が気になってストレスや不安を感じることはありますか?(かなりあると回答した方)

    洗濯物を外に干したまま外出する際、天候が気になってストレスや不安を感じることはありますか?(かなりあると回答した方)

外干しを断念・後悔する要因

季節ごとに洗濯物を「外に干したくない」と感じる、または外干しを断念・後悔する要因を聞いたところ、全体の半数が「急に天気が変わる(53.8%)」を挙げた。それに加え、「紫外線による衣類の色あせ・ダメージ(27.2%)」「虫(カメムシ等)の付着(23.1%)」といった理由も挙げられており、環境により心置きなく外干しをすることが難しい様子がうかがえる。

  • 季節ごとに洗濯物を「外に干したくない」と感じる、または外干しを断念・後悔する要因は何ですか? 夏(6月~8月)

    季節ごとに洗濯物を「外に干したくない」と感じる、または外干しを断念・後悔する要因は何ですか? 夏(6月~8月)

外干しを断念する要因として「虫(カメムシ等)の付着」を挙げた人は、全国平均が23.1%であるのに対し、鳥取県では41.0%、島根県では37.0%、秋田県が36.0%と突出して高い結果となった。自由回答でも、「いろんな種類のカメムシが洗濯物に付着して部屋に入ってくる」「カメムシが大量発生することがたまにある」といった切実な声が寄せられた。

  • 季節ごとに洗濯物を「外に干したくない」と感じる、または外干しを断念・後悔する要因は何ですか?

    季節ごとに洗濯物を「外に干したくない」と感じる、または外干しを断念・後悔する要因は何ですか?

その他にも、鹿児島県の回答者からは「鹿児島県は常に桜島の火山灰が降っているか、過去に降った灰が残っていて、風が吹くだけでも灰が舞う」といった「火山灰・降灰」に関する声が上がった。また、交通量の多い東京都では、「幹線道路が近いこともあり外に干しづらい」「大通りに面しているから」という、都市部特有の空気の汚れや外から見られることに対する懸念があった。

北海道や東北・北陸地方からは「冬は雪が降るので外に干しても乾かない。洗濯物が凍る」、群馬県からは「からっ風で冬の風が強すぎて洗濯物が吹っ飛ぶ」という冬は外干しができない声が上がった。沖縄県からは「カタブイという急な雨がある」など、各地域ならではの気象条件が外干しを阻んでいることが判明した。日本全国どこに住んでいても、地域特有の事情によって「一年中外干しが満足にできない環境」にある生活者の実態がうかがえる。

「防犯上の不安」も外干しを避ける要因に

普段の洗濯物の干し方について、全体では約6割(57.6%)が「部屋干し」を行っていると回答する中、20代の女性では72.0%、30代の女性は68.7%が「部屋干し」をメインで行っていることがわかった。

外干しを避ける理由として、「女性の一人暮らしなので防犯対策として外に干さない」、「仕事上帰りが遅いため」、「夜は防犯対策や夜露が理由で」といった声が寄せられた。

夜間の洗濯のデメリットや、防犯意識の高まりを背景に、「あえて外には干さない」というライフスタイルが定着していることがうかがえる。

  • 普段、洗濯物は「外干し」と「部屋干し」どちらで干すことが多いですか?

    普段、洗濯物は「外干し」と「部屋干し」どちらで干すことが多いですか?

部屋干しをする際の困りごと

部屋干しをする際の困りごとを聞くと、半数以上の方が「洗濯物が乾くまでに時間がかかる(54.9%)」を選び最多となった。次いで「洗濯物が乾ききらない(38.9%)」、「部屋干し臭(生乾き臭)が発生する(37.7%)」が続く結果となっている。「干すスペースがない・生活の邪魔になる(32.5%)」も一定数いることから、乾きにくさやニオイといった機能的な不満に加えて、居住空間を圧迫する物理的なストレスも大きいことがわかる。

一年中部屋干しをするライフスタイルが定着しつつある現代において、「乾きにくさ」や、それに伴って発生する「嫌なニオイ」、そして「居住スペースの圧迫」が、生活者の日常的なストレスとなっていることが明らかになった。

これからの部屋干し環境には、ただ衣類を乾かすだけでなく、いかに速く、省スペースで、かつ部屋の快適性を損なわずに乾燥できるかが求められている。

  • 洗濯物を「部屋干し」する際、困っていることは何ですか?

    洗濯物を「部屋干し」する際、困っていることは何ですか?

「理想の部屋干し」で重要だと思う要素

「理想の部屋干し」をするために重要だと思う要素を聞いたところ、6割以上が「乾燥スピードの速さ(61.8%)」で最多となった。次いで「除菌・脱臭など清潔さが保てること(49.6%)」、「省エネ性(電気代の安さ)(33.6%)」が続いている。電気代高騰が続く中、毎日気兼ねなく使える「省エネ性」も部屋干し環境における重要な要素となっている。

さらに「窓の結露や室内のジメジメも防げること(32.2%)」も求められており、衣類だけでなく結露や湿気といった部屋の空気質の維持も重視していることがわかった。

  • あなたが「理想の部屋干し」をするために、重要だと思う要素は何ですか?

    あなたが「理想の部屋干し」をするために、重要だと思う要素は何ですか?

約半数が「衣類乾燥除湿機」の導入に意欲的

部屋干しの困りごとを解決する手段として、全体の約半数(47.5%)の人が「衣類乾燥除湿機を導入してみたい」と回答した。一方で、導入に慎重な層に対しその理由を聞くと、「電気代がかかりそうだから」が47.9%で最も多い結果に。電気代について高いと感じる人が多い中、通年で頻繁に使用する家電のランニングコストは非常にシビアに見られているようだ。しかし、「電気代を抑えながらしっかり乾かせる方法があれば試したい」と答えた人は80.9%にのぼった。この結果から、電気代の不安が払拭されれば、衣類乾燥除湿機を取り入れたいというニーズが高いことがうかがえる。

  • 普段の洗濯で「衣類乾燥除湿機」を導入してみたいと思いますか?

    普段の洗濯で「衣類乾燥除湿機」を導入してみたいと思いますか?

  • 衣類乾燥除湿機を導入してみたいと思わない理由を教えてください

    衣類乾燥除湿機を導入してみたいと思わない理由を教えてください

  • 電気代をおさえながらしっかり乾かせる方法があれば試したいと思いますか?

    電気代をおさえながらしっかり乾かせる方法があれば試したいと思いますか?