「帰り道になんだか涙が出てきて(笑)」――。呉城久美が、高橋一生との芝居で「すごい瞬間にちゃんと参加できてる」と感じ、思わず涙がこぼれた撮影を振り返った。
呉城久美の人生が変わった瞬間は?
映画『ラプソディ・ラプソディ』(5月1日よりテアトル新宿、シネスイッチ銀座ほかにて全国順次公開)の公開記念舞台挨拶が2日、都内で行われ、高橋一生、呉城久美、芹澤興人、利重剛監督が登壇した。
撮影の日々を振り返り、芹澤は「呉城さんに『この撮影どうですか?』と聞いたことがあったんです。そしたら、『周りの役者さんの芝居がすごすぎて、毎日感動していて、電車で1人帰りながら涙が出てくるんです』って。ああ、そうかと思って。人生の中で素晴らしい時を経験している1人の役者がいて、それを聞いている僕がいて、この瞬間人生が動いてるなと思いました」と回想。
この話を受け、呉城が「先ほどお話ししていた幹夫との(長回しの)シーンもですが、すごい瞬間にちゃんと参加できてるなと思ったら、帰り道になんだか涙が出てきて(笑)。大方(斐紗子)さんとお芝居できたことも、私にとってすごく素敵な時間だったので、その日も泣きました」と明かすと、高橋は「繁ちゃんも幹夫も別の形で(心に)蓋をしている人間なので、役と同一になっていった感覚だったのかなと、今のお話を伺っていて思いました。フッと我に返った時に涙が出てきてしまうというのは、お芝居をされている方ならではの感覚なんだろうなと改めて思いました。素敵だなと思いました」としみじみと語った。
また、映画の内容にちなみ、人生がガラッと一変した経験があるかを聞かれ、呉城は「私は大学を卒業して、大学院への進学が決まっている時に、どうしてもお芝居がやってみたくなって。その時、京都に住んでいたんですけど、インターネットで『京都 劇団』で調べて、(舞台を)観たこともない劇団に入ったのがお芝居の始まり。それがなかったら、今日ここには立っていなかったと思うので、その瞬間だと思います」と話すと、共演者たちからも驚きの声が上がった。
呉城は京都大学法学部を卒業しており、『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』(テレビ朝日系)にも出演している。
映画『ラプソディ・ラプソディ』あらすじ
“絶対に怒らない男”・夏野幹夫。ある日、住民票に身に覚えのない「続柄:妻」の文字を見つけ、繁子という名の女性が自分と勝手に籍を入れていたことを知る。でも一体なぜ? 何のために? 正体不明の妻探しに奔走する幹夫が小さな花屋でようやく見つけた繁子は、触れるもの全てを壊してしまう破天荒すぎる女性だった。
予測不能な繁子に振り回されながらも、懸命に向き合おうとする幹夫。しかし、繁子は何をされても怒らない幹夫にモヤモヤが募っていき……。どうしても怒れない幹夫の心を縛っていたある約束とは。そして、見ず知らずの人と勝手に結婚した繁子の謎めいた過去とは。予想外の出会いからはじまったおかしな関係の行方は――。






