累計出荷数2100万枚を突破した「ボンボンドロップシール」が、令和の子どもたちだけでなく、かつてシール帳に夢中になった“平成女児”世代まで巻き込むブームとなっている。1日に放送されたテレビ朝日のミニ番組『気づきの扉』(毎週金曜23:10~)では、そのヒットの背景にある“カワイイは年を取らない”という気づきが紹介された。

  • 『気づきの扉』ナレーターの三上大進

    『気づきの扉』ナレーターの三上大進

ボンボンドロップシールは、飴玉のようにツヤツヤくっきりしたシールで、累計出荷数2100万枚を突破した、令和最大ともいえるヒット商品。作ったのは大阪のファンシー文具メーカー「クーリア」だ。誕生したのは1年半前。歴代のヒットシール商品を超える革新的商品をとの想いで会議が行われたが、世の中の「カワイイ」はあらかた形にされてきた。

そこである社員がこう提案する。「これ、全部乗せちゃいません?」…こうして、シール文化の「カワイイ」を詰め込んだ、懐かしくて新しい、ボンボンドロップシールが完成した。子どもたちにヒットしたなかで、想定外だったのは、一緒になって夢中になる母親の姿。「“カワイイ”は年を取らない」――その背景には平成のシール文化があった。

X(Twitter)では、「まさのボンボンドロップシール!」「そういえば、平成にシールが流行ったなあ」といった声が上がっており、ボンボンドロップシールについても、「シール帳買いすぎてシールが追いつかない!」「平成レトロブームって言われているけど、私たちがレトロと語られるなんて…令和怖い」といったコメントが散見された。

平成シールブームが起こったのは、1990年代後半から2000年代初頭。当時、小学生だった世代「平成女児」がいまや、20~30代の購買力のある層になった。この「平成女児」という言葉は、2025年の流行語大賞にノミネートされたほど。当時、皆シール帳を買い、友達同士でシールの交換などをしている光景が見られたのが思い出される。

そこに登場したのが、このボンボンドロップシールだ。発売は2024年3月。グミのようなプクプク感が特徴で、これに、令和女児だけでなく、「平成女児」だった世代も飛びついたという背景がある。

さらにこれを流行させたのが、いわゆるSNSによる「映え」文化。これらシールを集める行動を「シル活」と呼ぶユーザーもおり、それぞれが自らが集めたシールや、シール帳を掲載。競い合うように皆が投稿している。

この結果、シールというアイテムが、母と子をつなぐ絆にも…。番組で言われた言葉「“カワイイ”は年を取らない」は、まさにこの現象の芯を食った言葉だと言えよう。

この放送は、TVerで配信されている。