米沢市上杉博物館は4月18日から、開館25周年を記念した2026年特別展「上杉謙信と川中島合戦」を開始した。前期(4月18日~5月17日)、後期(5月23日~6月21日)に分けて実施する。

  • 「米沢本川中島合戦図屏風」より一騎打ち部分(米沢市上杉博物館蔵)【後期】

    「米沢本川中島合戦図屏風」より一騎打ち部分(米沢市上杉博物館蔵)【後期】

上杉家家祖・謙信の最大の戦いである「川中島合戦」をテーマに、近年の研究成果や新発見の資料を交えて紹介する。

一般的に「5回の戦い」として知られる川中島合戦だが、近年の研究により、それ以上の頻度で武田信玄との対立があったことがわかっている。同展では、激戦として名高い永禄4年(1561年)の戦いを中心に、越中や西上野など周辺地域への影響も含めた広域的な視点で戦いの模様を解説。前後期合わせて3つの合戦図屏風を展示し、美術品や軍記物として語り継がれてきた合戦の姿を浮き彫りにする。

  • 川中島合戦図屏風(長野県立歴史館蔵)【前期】

    川中島合戦図屏風(長野県立歴史館蔵)【前期】

前期(4月18日~5月17日)は、織田信長から謙信へ贈られた国宝「上杉本洛中洛外図屏風」が、25年ぶりの修理を終えて初めて公開される。

  • 原本修理後初公開 国宝「上杉本洛中洛外図屏風」(米沢市上杉博物館蔵)【前期】

    原本修理後初公開 国宝「上杉本洛中洛外図屏風」(米沢市上杉博物館蔵)【前期】

このほか、謙信の感状や信玄・勝頼の連署状、名刀「五虎退(ごこたい)」など、戦国ファン垂涎の重要文化財や重要美術品を、前後期で大幅に入れ替えて展示する。

  • 富山県指定文化財「勝興寺文書」(元亀3年・1572)10月1日 勝興寺宛武田信玄・武田勝頼連署状(勝興寺蔵)【後期】

    富山県指定文化財「勝興寺文書」(元亀3年・1572)10月1日 勝興寺宛武田信玄・武田勝頼連署状(勝興寺蔵)【後期】

5月30日には、長野県立歴史館の村石正行氏を講師に招き、新出史料から合戦を検証する講演会を開催。担当学芸員によるギャラリートークも計4回予定している。

入場料は、一般800円、高校・大学生500円、小・中学生300円。5月5日の「こどもの日」には小・中・高生が無料、5月18日の「国際博物館の日」には常設展が全入館者無料となる。