セブン‐イレブン・ジャパンが、5月9日の「アイスクリームの日」に向けた発表会を開催。4月28日から販売開始する抹茶アイスクリーム3種をお披露目した。発表会にはアイスクリーム評論家のアイスマン福留氏が登壇、最新のアイスクリームトレンドについて語った。

  • セブン‐イレブンが5月9日の「アイスクリームの日」に向けた発表会を開催

    セブン‐イレブンが5月9日の「アイスクリームの日」に向けた発表会を開催

猛暑の影響で「暑すぎてアイスが売れない」現象も

登壇したセブン‐イレブン・ジャパン グロサリー商品開発部統括マネジャーの片岡孝寛氏はアイスクリーム市場が年々右肩上がりであることに触れ、「この後も右肩上がりで大きく伸びてくる」と断言。さらに日本の「四季」が「二季」に変化し暑い日が長くなっていることから、今後アイスはさらに売れるのではと予想。

  • セブン‐イレブン・ジャパン グロサリー商品開発部統括マネジャー 片岡孝寛氏

    セブン‐イレブン・ジャパン グロサリー商品開発部統括マネジャー 片岡孝寛氏

しかし、2024~2025年にかけて「非常に暑いのに前年と比べてアイスの売り上げが伸び悩む日があった」と明かし、消費者が暑さのせいで外出の頻度を控えることによって、アイスの販売数量が減っているためだと分析。

  • 暑すぎて逆にアイスが売れない現象も起きている

    暑すぎて逆にアイスが売れない現象も起きている

今後はアイスを暑いから食べるものだけではなく、「スイーツ」や「お菓子」の要素が求められる背景もあると考え、消費者の狙うシーンやターゲットを意識した商品づくりをすると話した。

  • アイスが「スイーツ」「お菓子」などカテゴリの垣根を越えた存在に

    アイスが「スイーツ」「お菓子」などカテゴリの垣根を越えた存在に

特にコロナ禍以降、若い世代を中心に夕方17時以降一人で過ごす人が増えているというデータがあるそうで、昼食は仕事をしながら片手間で食べられるもので済まし、帰宅後にゆっくり自分らしく過ごす人が増えているという。そういった「くつろぎ時間」や、人と一緒に過ごさないからこそSNSなどで共感を共有したくなるような商品に力を入れるとした。

  • 5月9日はアイスクリームの日

    5月9日はアイスクリームの日

  • セブン-イレブンには「練乳の味わい白くま」や「まるでシリーズ」などアイスの人気商品がたくさん

    セブン-イレブンには「練乳の味わい白くま」や「まるでシリーズ」などアイスの人気商品がたくさん

アイスマン福留「セブンのアイスは専門店の味とクオリティがずば抜けている」

トークセッションパートには、一般社団法人日本アイスマニア協会会長兼理事長のアイスマン福留氏が登壇、株式会社セブン‐イレブン・ジャパングロサリー商品開発部アイスマーチャンダイザーの竹谷絵梨氏と共に新商品3種類を試食した。

福留氏は5月9日がアイスクリームの日になった理由について、1964年にアイスクリームの業界団体がアイスクリームデイというイベントを立ち上げ、都内の病院や施設などにアイスクリームを寄贈したことがきっかけだと説明。特にゴールデンウィーク前の暑さが増すタイミングであることからアイスの需要も増える時期であると話した。

  •  一般社団法人日本アイスマニア協会 会長兼理事長 アイスマン福留氏

    一般社団法人日本アイスマニア協会 会長兼理事長 アイスマン福留氏

福留氏はセブン-イレブンのアイスについて「僕は全国のご当地アイスを食べていますが、セブン-イレブンのアイスは身近な近所で買えるのに、専門店の味とクオリティがずば抜けている。アイス業界の中でも特にトレンドを引っ張っている存在」と絶賛。

近年のアイスのトレンドは「プレミアム」「体験型」「再解釈」の3つがある話す福留氏。まず「プレミアム」については食感の良さやご褒美感を感じるプレミアム感のあるアイスが増えていると話した。竹谷氏も「最近では300~400円とか、中には500円以上の商品もあり、本当に売れるのだろうかという不安なところもありますが、今まで以上に付加価値を求める方が多い」と語り、満足度を重視する消費者が増えていると明かす。

  •  株式会社セブン‐イレブン・ジャパングロサリー商品開発部アイスマーチャンダイザー 竹谷絵梨氏

    株式会社セブン‐イレブン・ジャパングロサリー商品開発部アイスマーチャンダイザー 竹谷絵梨氏

「体験型」については、特にZ世代やα世代は美味しいだけでなく形や見た目の面白さを重視するといい、「再解釈」は、たとえばしろくまアイスなら「そもそもしろくまアイスの定義とは?」と疑問を持つほど変化球のタイプが増えてきていると指摘した。

  • 近年のアイスのトレンドについて話す福留氏と竹谷氏

    近年のアイスのトレンドについて話す福留氏と竹谷氏

新商品の抹茶アイス3種の味は?

会の後半では、4月28日から登場する新商品を福留氏が試食。

「セブンプレミアム ワッフルコーン抹茶ミルク」は京都府産宇治抹茶を100%使用したソフトクリーム。抹茶アイスとミルクアイスが組み合わさることで抹茶ラテのような上品な味わいになっている。

  •  「セブンプレミアム ワッフルコーン抹茶ミルク」(354.24円)

    「セブンプレミアム ワッフルコーン抹茶ミルク」(354.24円)

福留氏は「抹茶が上品! 抹茶の味がガッと来るんですけどリッチミルクでちゃんとラテの味に仕上がっていますね。コーンも美味しいので全体として完成度が高い。とても優しい味わいなので、抹茶があまり得意じゃない人でもデビュー戦できそう」と感想を述べた。

  • 「全体として完成度が高い」と絶賛する福留氏

    「全体として完成度が高い」と絶賛する福留氏

  •  カップが抹茶色で遮光になっている

    カップが抹茶色で遮光になっている

2商品目の「ナナズグリーンティー 抹茶パフェ」は、ベースとなる抹茶と北海道産生クリームを合わせた抹茶アイスをベースに、抹茶蜜・おもち・甘納豆入りつぶあん・クッキークランチなど6種類の素材を重ねたパフェ。

  •  「ナナズグリーンティー 抹茶パフェ」(419.04円)

    「ナナズグリーンティー 抹茶パフェ」(419.04円)

福留氏は「作っているのは井村屋さんですよね」と確認をしたうえで「やっぱり和のアイスといえば井村屋さん。これまで培ってきたアイスのノウハウが活かされているし、アイスなのにお餅が柔らかく食べられるのも驚き。層構造になっているから、食べ進めれば進めるほど違う味が楽しめる」と解説。底のクッキークランチの食感や、トップのホイップ風アイスなど食感の違いの面白さにも触れた。

  • 「和のアイスといえば井村屋さん」と福留氏

    「和のアイスといえば井村屋さん」と福留氏

最後は「匠茶最中」。京都府産宇治抹茶の「一番茶」を使用したアイスと小豆甘納豆使用の餡を最中で包んだ商品。最中の内側にチョココーティングを施すことでパリパリ食感が味わえる。

  • 「匠茶最中」(375.84円)

    「匠茶最中」(375.84円)

福留氏は一口食べ、「サクサクですね! (メーカーの)森永製菓さんがチョコモナカジャンボシリーズで培ってきた技術力が感じられます。抹茶のアイスも非常に美味しいんですけど、特に甘納豆の味わいがしっかりしている」と感動した様子。「セブン-イレブンのアイスはインバウンドの方にも大きな感動を与えるのでは」と世界にも通用すると絶賛した。

  •  「森永製菓さんがチョコモナカジャンボシリーズで培ってきた技術力が感じられる」と福留氏

    「森永製菓さんがチョコモナカジャンボシリーズで培ってきた技術力が感じられる」と福留氏