フジテレビと台湾公共テレビ(PTS)が運営する英語専門プラットフォーム・TaiwanPlus(台湾プラス)による国際共同制作第2弾が決定した。今回放送されるのは、歌舞伎俳優の八代目尾上菊五郎と六代目尾上菊之助親子が台湾を旅する紀行ドキュメンタリー『日本×台湾国際共同制作 尾上菊五郎・菊之助 「伝統と革新」親子旅 台湾最新グルメ&“人間国宝”究極の技』。フジテレビでは5月30日(15:00~16:00)、BSフジでは6月14日(19:00~21:00)に放送される。

  • 八代目尾上菊五郎(右)・六代目尾上菊之助(左)親子

    八代目尾上菊五郎(右)・六代目尾上菊之助(左)親子

この共同制作は、2025年7月に放送された『ザ・ノンフィクション』「今晩 泊めてください2」(台湾編)に続く第2弾。さらに今年11月には、日本と台湾で同じ職業の人物が一定期間だけ生活を交換する社会実験番組『SWAP PROJECT 2(仮)』の放送も予定されている。両番組は、放送に加えてFODとTVerで見逃し配信されるほか、TaiwanPlusでもテレビチャンネル、公式サイト、アプリ、SNSを通じて世界配信される予定だ。

今回の番組では、日本の伝統芸能を担う尾上菊五郎・菊之助親子が、初めての親子海外旅行で台湾を訪問。古典演目だけでなく、『風の谷のナウシカ』や『ファイナルファンタジーX』などを新作歌舞伎として上演してきた菊五郎と、昨年最年少で「尾上菊之助」を襲名したばかりの菊之助が、自らも伝統の担い手という視点から、台湾文化の“伝統と革新”を見つめていく。

旅では、夜市で親子水入らずの食べ歩きを楽しむほか、歴史を感じる台湾茶の作法や、伝統的な台湾料理を現代風にアレンジした“ネオ・タイワニーズ”も堪能。日本人にも人気の高い台湾グルメを通して、食文化に息づく伝統と進化を体感していく。

また、18世紀ごろから受け継がれてきた台湾の人形劇「布袋劇(ほていげき)」の世界にも踏み込む。伝統的な布袋劇を特撮技術などを用いてテレビ番組化し、日本でもシリーズ作品が放送された『霹靂(へきれき)布袋劇』の撮影スタジオを訪れ、親子で実際に人形を操りながら撮影にも挑戦。その出来栄えにも注目が集まる。

さらに、台湾の“人間国宝”である重要伝統芸術保存者、95歳の陳錫煌(チェンシーホァン)氏とも対面。伝統的布袋劇の人形師として知られる陳氏から、“魂が宿る”人形遣いの極意や、伝統芸能を次世代へつなぐ精神について学ぶ。旅の最後には、今では台湾でもなかなか見る機会がないという陳氏自身による布袋劇も披露される。

このプロジェクトは、フジテレビのドキュメンタリーコンテンツをブランド展開する「フジテレビドキュメンタリー」によるもの。今年3月に放送されたドイツとの共同制作番組『iBelieve』に続く、2026年2本目の海外共同制作作品となる。あわせて、TaiwanPlusが世界配信している台湾文化発信番組の厳選版を、今秋以降FODで日本語字幕付き配信する取り組みも始まる予定だ。

TaiwanPlusのプログラム・マネージャー、Jessie Shih氏は「日本の伝統芸能の継承者である尾上菊五郎さんと菊之助さんという父子の視点を通じて、台湾の食文化と伝統芸能の技が秘める深い歴史と革新の精神を視聴者の皆さまにお届けします」とコメント。企画・プロデューサーの長島春若氏(フジテレビ)も「“守るべきものは守り、変えるべきものは時代に合わせて変えていく”という多くの方たちの取り組みに迫ります」と見どころを語っている。

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