JR東海は16日、東海道新幹線などで活躍した「ドクターイエロー」の代替となる営業車検測機能を搭載したN700Sの名称を「ドクターS(ドクターエス)」に決定したと発表。あわせて「ドクターS」のロゴマークも公開した。
東海道新幹線では、営業車による検測を可能とする技術開発が進められてきた。2025年10月、これまで開発してきた営業車検測の技術により、「ドクターイエロー」のすべての検測機能と社員が現地で行っている検査業務の一部を代替できるようになったと発表。地上設備の高頻度な状態監視を行い、設備のトラブルを未然に防止することで、東海道新幹線の輸送の安全性が向上するとともに、係員による設備検査の労力も軽減されるという。
営業車検測機能を搭載するN700Sの名称として決定した「ドクターS(ドクターエス)」は、N700Sや「S Work車両」「S Wi-Fi for Biz」など、東海道新幹線のブランドイメージとして定着した「S」に「ドクター」の名を冠することで、「ドクターイエロー」の役割を受け継ぐ車両であることを表現。同時に発表したロゴマークは、「S」を黄色とすることで「ドクターイエロー」の役割を受け継ぐ車両であることを表現している。ロゴマークは両先頭車両と奇数号車に配置(1編成あたり計20カ所)する。
「ドクターS」は計4編成(各16両)の投入を計画しており、営業車両としての走行開始は2026年10月からの予定。試験運用や確認試験を完了した後、2027年1月から検測機器の運用開始を予定している。なお、「ドクターイエロー(T4編成)」の車体に使用されていたアルミ部材を水平リサイクルし、「ドクターS」の車体の一部(屋根部・側面部)に使用するとのこと。



