ファミリーマートは4月7日、「超も~っちりパン」3種類を発売した。関係者は「驚きのも~っちり食感に挑戦しました。もっちりを超えた、超も~っちりパンを楽しんでもらえたら」とアピールしている。

  • ファミマが「超も~っちりパン」を発売。社内でも「過去最高レベル」との声が寄せられているという

    ファミマが「超も~っちりパン」を発売。社内でも「過去最高レベル」との声が寄せられているという

どんな商品が発売された?

ファミリーマートでは、これまでファミマルBakeryにて、生地にこだわった「生コッペパン」や「白生パン」などを販売して好評を得てきた。そこで今回、新たに人気パンが"超も~っちり"食感に進化した「超も~っちりパン」シリーズを展開する。

  • 新商品のラインナップ。4月14日に第2弾、4月21日に第3弾のシリーズ新商品も発売される

    新商品のラインナップ。4月14日に第2弾、4月21日に第3弾のシリーズ新商品も発売される

ファミリーマートの商品本部 スイーツ部長 鈴木崇義氏が新商品について紹介した。「も~っちり食感キャラメルドーナツ」(178円)は、もちっと感とみずみずしさが合わさった独特の食感。なめらかなキャラメルクリーム×ビターキャラメルチョコの贅沢な2層仕立てになっている。

鈴木氏は「濃厚な新食感を表現するため、前例のない量のでんぷんを配合しました。弾力が強い生地の中にはキャラメルクリームを注入しています」と説明する。

  • 「も~っちり食感キャラメルドーナツ」(178円)

    「も~っちり食感キャラメルドーナツ」(178円)

  • 表面をキャラメルチョコでコーティングし、アーモンドをトッピングしている

    表面をキャラメルチョコでコーティングし、アーモンドをトッピングしている

「も~っちり食感ホイップあんぱん」(158円)は、も~っちり感のある柔らかいパン生地に、北海道産小豆のこしあんを包んで焼きあげ、ミルクホイップを入れた。鈴木氏によれば100パターン近くの配合を検討し、50以上の試作を重ねたという。

  • 「も~っちり食感ホイップあんぱん」(158円)

    「も~っちり食感ホイップあんぱん」(158円)

  • こしあん×ミルクホイップの相性は抜群。まるでお餅のようなもちもち食感を実現している

    こしあん×ミルクホイップの相性は抜群。まるでお餅のようなもちもち食感を実現している

「も~っちり食感ピザパン」(198円)は、も~っちり食感の生地にピザソースとチーズソースを包み、クラッシュチーズをトッピング。にんにくやハーブが香る、ジューシーで食べ応えのある仕上がりになっている。パン全体の味のバランスが良くなるようピザソース、チーズソースの重量比率の調整を重ねたという。

  • 「も~っちり食感ピザパン」(198円)

    「も~っちり食感ピザパン」(198円)

  • こちらはフランスパン生地の食感。食べやすいよう、弾力の強さにも配慮している

    こちらはフランスパン生地の食感。食べやすいよう、弾力の強さにも配慮している

も~っちり食感を開発した背景は?

鈴木氏によれば、ファミリーマートのパンカテゴリの25年度の売り上げは過去最高日商を更新しており、22年比では119%の伸長になっているという。同社では売上好調の要因として、生地のおいしさ訴求、ボリューム訴求、マルチパンの継続強化を挙げている。「生地のおいしさ訴求は、売上食数にも影響しています。生コッペパンからはじまった生シリーズの累計は4億6,027万食を突破しました」(鈴木氏)。

  • ファミリーマート 商品本部 スイーツ部長の鈴木崇義氏

    ファミリーマート 商品本部 スイーツ部長の鈴木崇義氏

  • 売上好調の要因

    売上好調の要因

市場の食感トレンドは、めまぐるしく変化している。鈴木氏は「現在の流行りは、みずみずしいもちもち食感です」と紹介し、「もちもち食感といえば、口の中の水分を全部持っていかれるイメージをお持ちの方もいるでしょう。でも最近は、むしろ潤いを感じるような"みずみずしいもちもち感"がトレンドになっています」と続ける。

ファミリーマートでは半年の歳月をかけて「超も~っちりパン」を開発した。商品ごとに特徴の異なる複数種類のでんぷんを配合することで、もちっと感×みずみずしさ、という唯一無二の食感を実現している。

社内からは「もっちりすぎてパンということを一瞬忘れた」「触った瞬間から今までと違うと思った」「パン屋さんに負けない新しい看板商品」といったコメントが寄せられたという。鈴木氏は「今後も"生地のおいしいファミリーマート"の地位確立のため、さまざまな食感の生地を開発してまいります」としている。

  • 生地レシピの開発を続ける

    生地レシピの開発を続ける

このあと商品本部 スイーツ部 ベーカリー・半生菓子グループの上妻春香氏が、ファミマのパン年表について紹介した。ファミマオリジナルパンが誕生したのが1990~2000年代前半のこと。2000年代後半から2010年代にかけては「もちもちくるみパン」や、「ふわもちっと」シリーズなどが登場した。2020年からは売上が右肩上がりに上昇中。2023年にはパンカテゴリーがファミマルBakeryに刷新となり、大ヒット商品の「生コッペパン」が誕生した(現在も販売中)。今回の新たな「超も~っちりパン」シリーズの展開にも期待を寄せている。

  • 商品本部 スイーツ部 ベーカリー・半生菓子グループの上妻春香氏

    商品本部 スイーツ部 ベーカリー・半生菓子グループの上妻春香氏

  • ファミマのパン年表

    ファミマのパン年表

最後に、鈴木氏に話を聞いた。「超も~っちりパン」シリーズは、当面は通年販売を予定。売上目標については、パンカテゴリ全体で前年比105%に設定している。ターゲット層については「ファミマルBakeryは、どちらかというと男性のお客様に人気が高いんですが、今回は新食感というところで、女性のお客様にも興味を持っていただけたら」と鈴木氏。 そのうえで「実は、もっちり食感には隠れた価値として"腹持ちが良い"ということがあります。咀嚼回数も多くなるので、満腹感も高いんですね。そうした意味では、コスパを気にされるお客様にもぜひ、ご利用いただけたら」と話していた。

  • 吉田鋼太郎さん、八木莉可子さん出演の新テレビCM「超も~っちりパン」篇も4月7日から放映を開始している

    吉田鋼太郎さん、八木莉可子さん出演の新テレビCM「超も~っちりパン」篇も4月7日から放映を開始している